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中『おれ…は…』
中『たしかに、あんなこと言われたのは悲しい…けど、』
ママ中『生まれてこなきゃ…！！』
ママ中『出て行きなさい！！』
俺に向かってあんなに言ってたのに…本当は俺のこと…
中『あいしてくれて…いたのか…？？』
太『っ…』
嗚呼、やっぱり、中也くんを家に返してあげたほうが…この子の為にも、この子の親の為にもある…
太『…（ぎゅう、）』
中『っ、…… おに…さ…？、』
太『…いきなりこんな所まで攫っちゃてごめんね。一人で、心細かったよね…（ぎゅう、）』
中『んなことねえ！おれ、本当はあの日、母さんと喧嘩して、家を追い出されたんだ…』
中『俺がひとりになったんだな、って泣いてた時、おまえが手を差し伸べてくれて、本当にうれしかった…ｯ（ぎゅう、）』
太『ふふ、きみは優しい子だね…（なで、）』
中『優しくなんて…ねぇ…ｯ』
太『やさしいよ？？』
太『ほら、君はもう家に帰りな？？お母さんが待ってるんでしょう？？』
中『んん…でも、此処から家までわかんね…』
中『だから、おにーさんおしえて＿』
太『それは出来ないかなぁ。』
中『っなんでだよ……？、』
太『一応攫っておいていうのはなんだけどさ、此処で君と一緒に歩いて帰ったら…怪しまれちゃって捕まるかもじゃん？そしたらもう本格的に君と会えなくなってしまう。それは嫌なんだ。（なで、）』
中『でも…っ、』
太『大丈夫。まだお昼。外に出れば、君を探してる人なんて沢山居る。テレビにも出てるしね。だから外に出ちゃえばもう他の誰かが君を家まで案内してくれるよ…』
太『あ、あとこれあげるよ！』
私はポケットから、中也くんの奥に入って取れなくなった玩具のリモコンを渡した。
中『これは…っ？！//』
太『きっともう、私たちはあんなことやこんなこと、もう出来なくなるから…もし、快感が欲しくなったら、私を思い出しながらそれ、使ってよ。（ふふ、）』
中『おにーさ…』
太『ほら、行った行った！（ぐいぐい、）』
中『っ、おれ、おにーさんの事わすれねーから！ほんとうにありがとうな！！』
涙を流し、大きな声を上げながら此方に手を振り、玄関へ行ってはこの家から出ていった。
わたしは、中也くんが出ていった後の扉をいつまでも見つめていた＿
『えー、続いてのニュースです。先日まで行方不明だった中原中也くんが、街中を歩いているところ警察官に保護され、保護者の元へ返されました。しかし、警察官や母親に今まで何処にいたのか。と聞かれても秘密。の一点張りで、警察は誘拐犯に脅された可能性が見るとして引き続き捜査を進めているそうです。』
『…んふふ、ちゅうやくん、無事に帰れたんだね。』
『わたしと此処で過ごしたこと、ちゃんと秘密にしてくれてる…』
『…… っちゅうやくん…泣』
「おにーさん、」
「おにーさんー！♡」
「おにー…ｯさ…//♡」
蘇る記憶。今までいつも1人でも寂しくなかったのに…あの服、シャンプー、寝室、食材…
君の残した爪痕が多すぎて…
『ひとりって…こんなに寂しかったっけ…』
『…っずるいよ…ちゅーやくん…泣』
その日私は一晩中、膝を抱えて柄にも無く泣いた＿
家に帰ってからn日目。
中ママ『中也〜！ご飯よ〜！！』
俺はあの日から自分の本当の家へと帰った。
俺が家に着いた日は、母親が家から飛び出して俺を抱き締めた。ずっと、泣きながら…
警察官も帰って、母親と2人で話し合った
。
どうやら、父もいなくなり、一人だけで俺を育てる内、自分（母）はあんなに頑張って働いているのに、なんで中也だけはいつもあんなに楽しげに遊んでいるのだろう。とストレスが溜まり、その怒りを俺にぶつけてしまったらしい。
俺はそれなら仕方がない。と母を許してやった。
＿その日から俺は母に甘くなった。でも、
中ママ『はい、オムライスよ。』
中『母さん、ありがとう』
…太宰のオムライスの方が美味しかった
中ママ『中也ー、一緒にお風呂入りましょう！』
中『いやだ！』
…お風呂では自分で穴を解さなきゃいけねーから…あ、太宰はもういねーんだった。
中ママ『ほら、もう寝ましょう』
中『あ、おう…』
…太宰はもういねーから、あんな行為ももうできねーのか…
いちどだけ、欲に負け、あの太宰がくれた玩具を使って自慰したことある。が、一度もイくことは出来なかった…
なにをしても、どんな生活をしても思い出すのは太宰のことばかり…
会いたい…太宰に会いたい…っ、
この家に帰ってきて数ヶ月、俺の頭の中はもう太宰の事でパンパンだった。
ある日の夜。俺は太宰に会うことを決意し、母も寝静まった頃俺は置き手紙を書いた。
母さん。今までありがとう。俺、自分の居場所見つけたからもう此処には戻らねえ。
俺を産んで、数ヶ月の間だけでも愛してくれてありがとう。
中原中也より。
これだけ書いて俺は家を飛び出した。
やっばいねっむ。
最終的に中ママいい人になってないか…？？
色々話矛盾してる気がする…
早く太宰と中也を合わせたい一心で雑にしてしまった…楽しみにしてくれてた方、本当に申し訳ない…。
コメント
2件
かわぃぃぁぁぁ、太宰さんとの生活に慣れすぎて違和感あるのかわぃぃぁ
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