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※アイドル設定
岡「俺これみたない〜」
「なんで?笑」
岡「どっちも好きやのに悲しいやん?」
「まあ、確かにね〜」
こんな会話してたけど
今思えば今の私たちみたいやね
私たち2人の始まりは何気ない日々からやから
あんまり覚えてへんけど
頼りない佑吏くんの横顔が愛おしかったことだけは鮮明に覚えとる
だらしない顔で寝ている顔も
私をニヤニヤしながら見つめてくる顔も
全部好きやった
乾いた温もりでええから抱きしめて
もっと佑吏くんと一緒におりたい
なんて思いを喉の奥に詰めて
「私さ、佑吏くんのことそんなに好きじゃなかったで」
「ほんまは好きやなかった」
「やからさこれ以上騙されんといて」
岡「そっか、」
納得せんといてや
もっと疑って縋って欲しいのに
岡「ほんま、なんよな?」
「ほんまに好きじゃなかったで」
「もう全部が気に入らんかった」
今だけ目を見て言えへんけど
岡「嫌な思いさせてごめんな」
岡「じゃあ、別れよか」
「…うん」
岡「俺は大好きやったで」
そんなこと言われたら離れたくなくなるやん
(回想)
「次のデートどこ行く?」
岡「んー、」
岡「水族館とか?あ、動物園とかもええかも!」
「公園とかも行きたいな」
岡「ショッピングは?カラオケとかも!」
今までやり残してきたことも全部白紙になった
これから私は誰を想って生きたらええん?
元彼の佑吏くんに片思い?
それともアイドルの佑吏くん?
私の頭の中には佑吏くんしかいなくて
もう次の人に縋ることもできないと思う。
帰り道佑吏くんはいつも
岡「はい、手」
「ええの?」
岡「いつも我慢させてるやろ?」
私を想って手を繋いでくれたし
岡「その言い方はないんちゃう?」
「佑吏くんが悪いんやろ?」
些細な喧嘩でも
岡「ごめん、俺が悪かったわ」
なんて言って何度も謝ってくれたし
岡「見てこれ笑」
「なにこれ笑」
岡「めっちゃおもろない?笑」
「うん笑」
必要のない会話も増えたし
岡「これ似合いそう」
「佑吏くんがこの指輪はめてくれるかな」
岡「当たり前やろ任せとけ笑」
ベタなことで夢をみあった
岡「浮気せんとってな?」
「せえへんよ、安心して?」
なんて言っても不安で泣いちゃうのはいつも私で
さよならの4文字も言えずに私佑吏くんのこと
そんなに好きやなかったとか
ほんまは好きやなかったとか
これ以上騙されんといてとか最低なこと言って
こんなことならいっそほんまに
好きやかなったで
佑吏くんの全部が気に入らなかった
なんて思いたいのに
佑吏くんの目を見て言えへんかった
佑吏くんのためにも2人では会えへんくて
「こんな大事な話できんくてごめん」
なんて電話越しでいうと
岡「今までありがとう」
と優しい声で言う
これで良かったんよな
これでええんよ
それでも私の1部に佑吏くんが残っとる
いつかの事/bokura.
END
恭平Happybirthday!!!
いい1年にしてねー