コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日も朝が来た。いつもの退屈な毎日が始まる。(はぁー。今から学校か。)心の声が漏れちまった。僕が何者かだって、中学2年の丸子だ。いつもくだらない毎日を過ごしている。この13年間好きな人ができたことがない。どうやったら好きになれるのかわからないし好きな人を欲しいとも思わない。こんなことを言っているがそろそろ学校に行かないといけない。徒歩5分だが、その5分がなかなかめんどくさい。いってらっしゃい!、今のはママの声だ。家の中では仲良くしている。参観日とか体育祭にいつも来やがる。友達の前では家のようにはできないのでいつも来なくていいって言ってるのに、来やがる。そうこう言ってるうちに遅刻してしまう。いってきます!!!今日は体育あるから頑張ってくるね!頑張ってらっしゃーい
今から学校だ。この通学の時間の5分で僕は人生が変わると思っている。どのようにこの5分を有効活用するのかを考えて歩いているがこのことについて考えているといつも5分たってしまっている。人生はなかなか変えられない。
あ、学校についてしまった。今日もこの5分を有効活用できなかった。僕には友達がいっぱいいると思うだろう。いっぱいいると僕は思っている。だが周りに誰もいない。僕は教室に28番目に入ってきた、いつも通りだ。あと2人。
チャイムはもうすぐ鳴る。あ、ギリギリで1人入ってきた。ピーンポーンパーンポン、1人遅れやがった。誰なんだよ。すみませーん、遅れました。どだばた入ってきやがって誰なんだ、後ろを振り向くと僕の目には映ってしまった。
西村さんだ。西村さんだ。西村さんーだ。
西村さん〜だ。西村さんー〜ー。
僕には好きな人ができない。