俺はぺいんと。今、リアム”元看守”を待っている。今日は、リアムが来る日。「来る」というよりかは、引っ越してくるのだ。
元と言えば、俺が刑務所を釈放され、リアムも退職したのが、事の始まりだった。前、リアムは看守の座を守り続けている、と話したが、面倒になってきたので辞めたらしい。まぁ、俺はどっちでも構わないが。それと同時に、リアムは看守の頃、寮で暮らしていた。つまり、帰る場所が無くなったのだ。…両親のもとに帰らせても良かったのかもしれないが、リアムと俺は恋人。ずっと共に居たくなるのも不思議では無い。もちろん俺も、リアムといたいから。誘ってきた(?)のはリアムだった。『ぺいんとの家に住みたい。だめなら、かまわないが、』と話していた。『嫌だ。無理。』と俺が言うとでも思っていたのだろうか。言うわけもないが。俺だってリアムと一緒に居たい。その想いは同じだった。
そろそろ、リアムも来るだろうか。そう思っていた時だった。
ピンポ-ン
チャイムの音が聞こえた。きっと、リアムが来たんだ。そうに違いない。そう俺は思い、ドアを開ける。そこには、リアム─ではなく、知らないおっさんが立っていた。
「ぺいんとちゃぁん♡」
「…は?」
きもすぎる。リスナー…とは思いたくないほどきもい。ストーカーか?リアムに助けて欲しい。
こういう時の事を予測しておくべきだった。
こいつは、誰なんだ?どっちみち、こいつが犯罪者なのに変わりは無い。
って、そんなこと言ってる場合じゃない。体が動かない。恐怖のせいだろうか。
「やっと会えたね♡」
と目の前のおっさんは言う。
やっと会えた?会う約束すらしてないし、それを邪魔されたことも1度もない。SNSでも会話してない。見たこともない。今会うのが、全てこいつとは初めてなのだ。リアム、早く来てよ、
「ちょっと、聞いてるの?僕のぺいんとちゃん」
腕を掴まれた。
「いやだッ!離してッ!!」
「は?僕に逆らうの?」
そもそも俺、ぺいんとはリアムのものだ。こいつなんかのもんじゃない。
「や、だぁッ、」
オレは気付いたら泣いていた。リアムに会いたい。
「リア、ム、」
「は?誰なの?そいつ。ねぇ、ぺいんとちゃん!」
すると、聞き馴染みのある、あの声がした。
「俺だが?」
その声と同時に、俺の腕を締めていた力が弱くなり、無くなる。
ふと、目の前のおっさんの隣を見ると、190cmはゆうにあるであろう高身長のガタイの良いイケメンが立っていた。リアムだ。
「俺のぺいんとになにをしている?」
リアムがそう聞くとおっさんは、
「お前には関係ないだろ!!!!」
と言った。関係がありすぎるんだよなぁ。なんせ恋人だし。
「っていうかお前誰だよ!!!」
とおっさんが言う。そりゃあそうだ。初対面だからな。
「ぺいんとの彼氏だが?職柄はこういうものだ。」
と、俺の体を引き寄せて、前の看守である事を指し示す名刺のようなものを見せていた。
「なっ…!バッカニア刑務所の看守…!?」
「そうだ。」
「くそっ…!」
焦っているおっさんに、リアムが追い打ちをかける。
「もう通報はしたからな。村上タクヤ」
「なんで僕の名前を、ッ」
「お前犯罪者だろ。常習犯罪者。」
…そうだ、こいつ、テレビのニュースにも出てた。なんか、事務所に乗り込んできて、実況者はどこだとか言って逃げたんだっけ。─とそこへ、警察が来た。
「警察だ!動くな!」
「は…!?」
そうして、変態セクハラきもおっさんは捕まった。
「あれ?リアムさんじゃないですか」
「世話になっている」
「って、PKST団のぺいんと!?なんで捕まえないんですか!?」
「俺が釈放した」
「え?あぁ、ん?ならいっか!」
いや良くないだろ
その後事情聴取を受け、家に帰った。長かった。疲れた。
そのあとも、リアムに事を説明した。
「─てな感じで、、」
「なるほど、すまなかった。もっと早く来れなくて、」
「い、いえ!」
リアムは悪くない。俺がちゃんと確認しなかったのが悪い。
「そうだ、ぺいんと」
「はい!」
「ぺいんと、服が欲しいと言っていたな?」
「そうですね」
そう。俺は今、金に困っている。最近、着る服が無くなってきたから、リアムに、『着られなくなった服があったら譲ってほしい』と頼んでいたのだ。服を買う金もない。
「はい、これ」
「え!? 」
めっっっちゃでかいパーカーもらった。オレンジ色の。サイズは………おっと、LLだ。
「それ、もう俺腕が通らなくてな(!?)」
「は!?どんだけ筋肉あるんすか…」
さすが元看守わと言ったところだろうか。そう言いつつ、受け取った。手に持つと、リアムの匂いがすごくした。…これ、部屋着にしようかな。下履かなくても良さそうなくらいでかいし。
「ぺいんと、服買う金すらないのか?」
「え、あ、はい、そうです」
やばいと言っていいほどない。
「所持金いくらだ?」
「800万しかないです」
「あるじゃねぇか!w」
「いや、全部リアムとの思い出作りに使いたいんですよ!それ考えたら、全然、余裕なくて…」
「まぁ、俺がそれなりに金持ってるから、そこも全部任せとけ!」
「え?所持金いくらあるんすか?」
「えーっと、、通帳見るか?」
「はい」
ゆうに1000万はあるだろう。リアムだし。
「えーっと、いち、じゅう、ひゃく、せん……9781万8100円だな。財布の中に50万くらい入ってるから、9830万ぐらい?」
「めっちゃ持ってんじゃん!」
「まぁ、看守の頃に稼いだからな。」
やっぱり、リアムはすごい。
…あ、そうだ。「ご褒美」とか言って、いきなりキスしてみようかな
「…りあむ!」
「なんだ?」
「今まで頑張ってた分のご褒美あげる!」
「は──?」
チュッ
「ッ、」
びっくりしてる!成功───
チュッヂュクッレロッ
「ん、ふぁ、ッ、待っ、♡」
舌入れてきてる!?てかキス上手すぎッ
「プハッ、リアム、キス、上手すぎ…」
「ふ、wありがとう♡」
「ん、///」
……それにしても、なんだか眠い。寝ようかな。まだ、朝の8時だけど。
「リアム、俺ちょっと寝る─」
「ああ、分かった。」
チュッ
「おやすみ、ぺいんと♡」
おやすみのキス─か?いい夢見れそう。
……今、どうやら俺は、夢を見ているらしい。…見慣れない景色が拡がっている。俺は辺りを見回す。周りは、サバナのようだ。原爆でも落ちて、その後のような。そんな感じ。ただ、少し細い道があった。俺はその道を進んで行った。歩いて歩いて、同じ景色を眺めていた。そして、気づけば自分の街に来ていた。俺はそのままリアムが居る自宅へ向かう。自分の家の玄関を開けると、リアムが居た。
「おかえり!ぺいんと!」
元気な声がした。リアムは、俺が帰ってきた事がとても嬉しいみたいだ。
「ただいま!」
俺もそういう。
俺は、玄関にある大きな鏡を見て気付いた。服が、今日リアムにもらったパーカーになっている。あぁ、あたたかい。
「ぺいんと、寒いだろ?中においで。」
「はーい( *´﹀`* )︎」
そう言われて、中に入り、リアムに抱きついた。リアムの体温を感じた。夢なのに、リアルなものだ。
「リビングでした方があったかいぞ?w」
「うーこのままがいいのにー」
「じゃあ、」
ヒョイッ
軽々しく浮いた俺の体。リアムが俺をお姫様抱っこしてるのだ。相変わらずだ。
今の季節は、冬。夢の中も、冬なのだろう。「寒い」という単語から俺が考えただけだが。
そうして、リビングへ行く。すると、リアムが言った。
「起きたら、俺にキスしてみろ。」
そこで、俺の夢の意識は途絶えた。
「ん───」
「おはよう、ぺいんと!」
膝枕の状態なのか、見上げるとリアムの顔があった。イケメン。─あ、そういえば、キスしてみろって言われたな。意味があるとは思えないけど、やってみるか。
「リアム」
「ん?」
チュ
思い切って、してみた。夢の中の話だ。意味は無いのだろうが、俺は、した方が為になるんじゃないか、と思いした。
「ッ、♡」
「リアム?」
「今夜覚えとけよ、ぺいんと。」
「ひぁ、ッ!?♡」
「たくさん鳴けよ?」
「ひゃいッ、♡」
…………やったな?リアム?俺の腰が危険だな。…まぁ、別に嫌ってわけじゃないし…いっか…///
俺が照れていると、電話がかかってきた。
『もしもぉーし?』
死神だ。
「なにー」
『いやぁ、次の仕事だよ!!!!他にあるか!?』
「まぁそれはそう。w」
『まぁとりあえず内容言いますよ?』
「う────」
うん、と言いかけた時、リアムが寂しそうにこっちを見つめていることに気付いた。
「あ、ちょっと待って」
『はーい』
俺は電話をミュートにした。
「どうしたんですか?」
「…」
チュ
「ぺいんとは、俺の、だから」
「ッ〜〜!!!分かってますよ!!!」
「ふふ」
上手く会話できるか分からないが、俺は電話を再びし始めた。
「いいよ」
『あ、はーい。それでですね、内容が、』
「うん」
『4つの不良グループを潰しに行きます』
「えいつ?」
『明日ですかね』
「明日!?唐突だな!?」
『仕方ないじゃないですか!だって挑戦状来たんですもん!』
「どこのグループだよ!」
『えーっと、月光組(げっこうぐみ)、正悪組(せいあくぐみ)、朝記組(ちょうきぐみ)、夕昇龍組(ゆうしょうたつぐみ)です』
「ふーん。」
『興味無さそうですね!?』
「だって弱そうじゃーん」
『まぁまぁ、w』
「チームは東西南北会でいいでしょ?」
『はい!』
「おけ」
『あ、あと、日時のことなんですけど、明日の夜19:00に、日公園だそうです!』
「了解〜」
『それじゃ!いちゃついとけ!』
「は?」
プ-プ-プ-
そうして電話は切れた。
「東西南北会」。これは、俺らが今でも活動しているグループだ。北中、南中、東中、西中の4校が集まって出来ている。─と言っても、人数はたったの8人。北中は俺とリアム、南中は死神とスティーブ、東中はクロノアさんとステイサム、西中はトラゾーとイナリさんだ。しかし、イナリさんはあまり参戦しない。トラゾーがさせないのだ。万が一、俺らが危なくなった時は助けてくれる。あとは、救急とかで。俺らは、「PKST団」として活動しながら、「日常組」としても活動し、「東西南北会」としても活動している。昔、クロノアさんが面白いこと戦場でしたんだよな〜。まぁ、それは置いといて、改めて紹介しよう。
東西南北会
【北中】<北のぺいんと> ぺいんと
<北の恐怖> リアム
【南中】<南のむっつり> 死神
<南のはしゃぎ者> スティーブ
【東中】<東の猫> クロノア
<東の強者> ステイサム
【西中】<西の筋肉> トラゾー
<西の救世主> イナリ
こんな感じだ。まぁ、俺は分かりづらいかもしれないが、他の人はそんな感じだ。リアム、スティーブ、ステイサム、イナリさんは、俺が考えた。リアムはまじで本気で考えた。本人にこれでいいか聞いたら、「ぺいんとがそれにするならなんでも」と言っていた。俺の事大好きかよ!と思いつつ、他のメンバーにも見せると、「えリアムのとこ天才?」と言われた。そうなのか、?と思いながらも、それで決まった。リアムには、明日戦があること、あとで話しておこう。
「ぺいんと」
「はい!」
リアムが、話しかけてきた。
「そろそろ寝るか?もう夜の12:00だ」
「え!?ほんとだ!」
時間が経つのが早すぎるのは気にするな。俺が話しすぎたせいだ。うん。
そして俺は眠りにつく。───
──というわけにはいかなかった。
「まぁ、寝かせんがな」
「へ、?」
今夜覚悟しとけって言われてたんだった。やばいぞ。
チュッヂュ
「ん、は、♡」
─途中から〜─
「ん”ぁッ♡ね、まっ、てッ♡」
パンパンパン×???
「元はぺいんとが誘ったんだぞ?」
「ん、♡はぁッ、そう、だけどッ♡」
「そんなに、締め付けるなッ」
「んぅッ、も、イキそ、ッ?♡」
「ああ、なかに、出すぞッ?」
「いっぱいちょーらいッ♡♡」
ビュルルルルルルルルッ
「んぁぁぁッ♡♡♡」
「ッ、は、♡」
俺の長い長い気持ちいい夜は、今夜は終わった。
───翌日───
…朝か。あ、昨日、俺、リアムとヤったのか。腰、また痛くなるかな。起きてみるか。
「………」
起きれた。なんの痛みもない。
「あ……」
テーブルを見ると、腰痛止めが置いてあった。使われた跡がある。俺が寝たあと、リアムが飲ませてくれたのか。
「………」
横を再び見ると、まだ寝ているリアムがいる。
チュッ
「ありがとう、リアム」
と小声で言い、俺はリアムの腕の中に潜り込む。あたたかいからだ。
「ん、?」
「あ!」
「ぺいんと、?」
「おはようございます!」
「あぁ、おはよう」
「どうしたんですか?」
「いや、ただ、お前の唇をまた奪いたくなった。」
「え?───」
チュッ
「ッー〜ー〜ー!?!?!??!?」
「びっくりしすぎだ」
「さ、さーせん、」
「今日は、戦いがあるのだろう?」
「そうだった!」
「だから、もう腰痛止めは飲ませてある。」
「え?どうやって飲ませたんですか」
「ん?口移しだが」
「ヘァッ」
なんだかんだで、俺らは飯を食べに行こうと、外へ出る。今の時刻は、11:30。昨日2:30ぐらいまでヤってたから、まぁ、睡眠は取れたのではないか。
「ぺいんと、何か食べたいものはあるか?」
「いえ、特には」
「俺はお前を食べたい(そうか)」
「リアム多分それ思ってることと言うこと逆です」
「ん?あ」
「まぁ、今日の戦終わったら、またシます、?///」
「勿論♡」
なんだろう、俺の腰、毎日死にそう。怖っ
───夜19:00───
俺らは、特服で集まった。イナリさんも来ていた。
(主から─あとで絵載せときます)
相手の人数はざっと数えて400ぐらい。それなりに多いが、武力的には弱そうなので問題ない。─と思っていると、
「俺らは!ぺいんと、死神、クロノア、トラゾーを貰いに来た!今日は、俺らが勝ったら4人を貰う!勝ったものは、目の前の5つの椅子に座ること!」
いやなんでやねん。てか、リアムはやらんぞ?こいつらまじ腹立つ。
「………」
イナリさんがすごい目つきしてる。
「「「やるわけねぇだろ犯罪者予備軍」」」
とリアム、スティーブ、ステイサムがハモる。
そしてまた、相手が口を開く。リーダーなのだろう。4人前に出てきた。
「○○中出身!コウ!」
「○中出身!ヒカル!」
「○○中!アオ!」
「○○○中!ソウ!」
なんか急に自己紹介し始めやがった。
「これ俺らもするの?」
「しますか」
俺は大きく息を吸う。
「北中出身ぺいんとぉ!」
声がデカすぎて「え?」みたいな顔を相手がしている。
「北中出身、リアムだ。」
声がいつものでも、与える恐怖は変わらない。それがリアムだ。
「南中出身、死神ー!!!!!」
相手、何人かは確実に死神に惚れたんだろうな。あいつモテるし(男に)
「南中出身、スティーブ」
スティーブは、戦真っ只中になるとはしゃぎ始める。それまでは、黙ってリアムかステイサムに従う。死神には絶対従者のようだ。いつも通りの声だが、戦場全体に声が響き渡った。
「西中、トラゾーだ」
トラゾーはその筋肉から、声をださなくても威圧がある。
「西中出身、イナリです。」
普段は喋らないイナリさんが声を出した。余程本気なのだろう。
「東中、ステイサムだ。」
おや?クロノアさんが最後ってことは……
「東中!クロノア!!!!!」
そして、そう言い放ったクロノアさんは、目の前にあった椅子の1つを手でなぎ倒した。椅子が遠くへ吹っ飛ぶ。
「!?」
相手も困惑している。
「てめぇらの席なんてねぇから!!!!!」
俺、死神はそのノリに乗る。
「5つも席なんて要りませんけどぉ!?」
と死神が言う。
「椅子は俺とクロノアさんと死神とトラゾーの分だけでいいんだよ、馬鹿野郎!なぁ、リアム!!!」
「ぺいんとはやらん」
威圧がすごい。敵が、何人か後ずさりした。
「死神くんもあげないから〜」
スティーブがはしゃぎ始めた。
「ノアをやる気はない。潰す」
ステイサムはガチのガチだ。
ここで、俺が決まり文句を言う。
「俺らの軌跡を作るぞ!」
俺の声と共に、イナリさんは椅子の前に立ち、俺ら7人は走り出す。
俺は、元々格闘が得意だ。漢風のな。だが、死神、クロノアさん、トラゾーは違う。死神はバッド。えとさんに習ったらしい。えとさんも南中のようだ。クロノアさんは、東の猫と呼ばれる。だから、動きが素早い。クロノアさんは相手のスタミナを切らして、そこから追い打ちをかける。トラゾーは、うん。自慢の筋肉で相手を潰しに行く。トラゾー1人で100人余裕だろう。昔、1人で200人倒してたからな。
バキッドゴッバゴッ
俺は蹴りと殴りを入れまくる。
「あのぉ、本当は戦なんてしたくないんですぅ、」
と死神。男を寄せて、一気に倒すつもりだろう。
「じゃあ俺らのところにおいd─」
「なぁんてね♡」
どこから取り出したのか、バッドをもう手に持っていた。死神の一撃で10人が一気にやられた。あいつは演技が上手い。1度演技だと知っても、俺ら以外の人間はよく引っかかる。
「足遅くなぁい?w」
と挑発しながら走り回っている。クロノアのこと余程捕まえたいのだろう。追いかけている人はアオのチームだ。
…一方トラゾーは、
「んー、手応えない…」
としょんぼりしながら50人ぐらいやってる。
「「残念だったな。相手が俺らで。」」
とリアムとステイサム。あの2人は、コンビになるともっと強くなる。そして50人を葬る。
そうして、1時間ほど決闘していると、敵は残りチームのリーダー4人だけになった。
イナリさんが、トラゾーのかすり傷の消毒をしている。
「あとは俺ら4人でする。」
そう俺が言うと、リアム達はそれぞれ、1つの椅子の後ろに立つ。足を肩幅に広げ、後ろで手を組む。イナリさんは、いつも通り、巫女のようなポーズだ。
トラゾーも傷の修復が終わったのか、こっちへ来た。
「さて、終わりにしようか!」
とトラゾーが言い、敵チームと最終的にぶつかる。
ドガッバギッバゴッドゴッ
そうして、俺らは勝利した。相手の息の根は止めていない。俺らが椅子に座るところを見せつけてやる為だ。
「残念でしたぁ♡」
と死神
「所詮君らも弱いんだよ」
クロノアさんも言う。
「筋肉付けてこい」
トラゾーは、うん。
そして、俺。
「俺らはPKST団だぞ?そんな簡単に負けない」
「え、?」
「じゃあ、後ろにいるのは─」
と敵。
「元看守だが。」
とリアムが言う。
「さて、用も終わったし帰りますか!」
「そうですね!」
「おい!待てよ!」
「誰が敗者の言葉に従うの?」
「さよなら〜」
そして椅子から立つ。
最後は、ちゃんと椅子をなぎ倒す。俺は足で、死神はバッドで、クロノアさんは手で、トラゾーは指で。
「「「「戦はガキの遊びじゃない─んですよ」」」」
絶望したような顔をしている敵を置いて、俺らは帰る。最後にその場を去ったのはイナリさんだった。
「本当に、バカね。」
と言ったイナリさんはトラゾーに肩を支えられ、戦場をあとにする。
⬆(勝ったけどご立腹の東西南北会の皆さん。左からリアム、ぺいんと、スティーブ、死神、クロノア、ステイサム、トラゾー、イナリさん)
よほどイナリさんは腹が立っていたのだろう。目付きが鋭い。そりゃあそうだよな。愛人が狙われてるんだもんな。
「ぺいんと」
「はい!」
「頑張ったな、偉いぞ」
「!」
褒められた、やった、俺頑張ったからだ(?)!
「さて、帰ってヤるか?」
「や、ヤり、ます………」
───翌日────
「ん、リアム、?」
俺は朝起きて、すぐリアムが居るかを確認した。俺の隣で、ごりごりの筋肉マッチョ(トラゾーでは無い)の人が寝ていた。寝顔もイケメンとか優勝だろこれ。
あ、そういえば、今日は動画撮影の日だった。忘れてた。もう撮影始めなきゃ。今日は7人で撮影する予定だし。
「リアム、起きて」
「んー、、」
「リアム、起きないとちゅーしないよ?」
「起きるわ」
「ん、!///」
チュッ
「ありがとう♡」
「も、もう〜!今日撮影の日だよ!?」
「あ、そうだったな」
そうして、俺らは撮影を開始した。
──動画──
P:「脱獄サバイバル〜!!!」
P:「はい!皆さんこんにちはこんばんわ!ぺいんとでございます!」
s:「死神でございます!」
k:「クrrrノアでございます!w」
t:「トラゾーでぇっす!」
r:「リアムです」
Ste:「ステイサムだあああああああああ」
sti:「スティーブだよ☆」
p:「もう個性ありすぎだろwww」
R:「そうだな」
S:「なんかクロノアさんなんて巻舌なってましたもんねw」
K:「なんかなっちゃったw」
P:「はい、まぁね、脱獄サバイバル、やっていくわけですけども!」
S:「はい!」
P:「俺は、なーんも知りません!!(エコ)」
R:「なんでだよw」
S:「まぁまぁまぁまぁ、僕の方から説明しますね!」
なんやかんやあって、撮影は終わった。
「いやぁ、まじで疲れたぁ」
「そうですね〜」
「またしたいな」
「今度またするか!」
楽しかった。人数が多い分、配慮が大変だが、その分楽しい。これからも、こんな仲のいいグループとして活動出来たらいいな。
そう思っていると、リアムが来た。
「リアム?どうしたんですか?」
「ぺいんと、来い」
「はい」
そう呼ばれて俺は、寝室へ行く。そこには、50本はゆうにあるであろうビールが置いてあった。
「え?これ、」
「飲み干すぞ」
「え!?」
「今日は盛大に抱いてやる♡」
「ッ、はい、♡」
─リアム視点
俺は、ぺいんとを泥酔させて、一気に襲おうという考えに至った。
そう思い実行し、ぺいんとに酒を飲ませ始めてから数時間が経過した。俺は25本、ぺいんとは20本飲んでいた。俺は少し酔い気味だったが、ぺいんとはデロデロだった。
「りあむ、看守ぅ、♡」
「…なんだ?」
看守、と呼ばれるのも久しぶりだった。少し距離感を感じて嫌だが、あとでこいつを抱き潰す。
「××××しよぉ♡」
「ッ、♡」
堕ちた。そう思った。
「もちろん♡」
そう言って、俺はぺいんとの小さな両手を片手で束縛する。そして、服を脱がせ、股を開かせる。
「ん、は、はずかしい、/////」
「そのうち慣れる」
「ッ、も、はやくいれてよぉ、」
俺のをいれてほしいのだろう。ムズムズしているのだろう。そう思いながらぺいんとを見つめる。もう少し焦らそう。
「まだだめだ。」
「なんれぇ、?」
「まだ俺が酔ってないだろ?」
「そんなぁ、ッ、」
そして俺は、1度酒を飲もうと、ぺいんとの両手を解放する。
「………」
ゴクゴク
酒が美味い。
「リアム看守、」
「なんだ?」
俺はぺいんとの方を見ずに、ただ酒を飲み続ける。1本を一気に飲み干した。─と同時だった。
グイッ
「ッ!?」
ぺいんとが、俺の顔を両手で引き寄せ、自分の顔と近づけた。
チュッ
「リアム看守、もう、俺、限界、ッ♡♡」
「ッ♡」
「激しく、抱いて、お願い、♡」
「仕方ないな、♡」
「んぅ、♡」
「ぺいんと、どうなっても知らないぞ?」
「はぁい♡」
「敬語じゃなくていい」
「うん、♡」
ツプッ
「ッ、♡」
ヌプププププ
「くッ、は、ッ、ん”ぐッ♡♡♡」
声を抑えて喘ぐぺいんとを見て、俺の理性は切れ、我慢できなくなった。
ズチュンッ!!!!!!!
「ん”ッ!?!??!?」
両手で口を抑えるぺいんと。もっと喘ぎ声を聞きたい。そう思ったから、ぺいんとの両手を再び片手で束縛する。
「リアム看守、らめッ!♡♡♡」
「なぜ看守という?これはお仕置だな?」
「ごめ、らさッ♡」
パンパンパンパン×?????
「ん”ぁッ♡」
「もっと鳴けよ…♡」
ぺいんとの耳元でそう呟いた。
「ひゃッ!?♡」
パチュンパチュンッ
「音が変わってきたな」
「ッ、あッ、♡」
何か言いたげなぺいんと。
「どうした?」
「もっと、奥ッ、突いてぇッ♡♡♡」
「ッ、♡もちろん♡」
パチュンパチュンッゴリュッ
「ん”あ”ぁ”ぁッ♡♡♡♡♡♡♡」
「ここがいいんだな?」
ぺいんとの前立腺を押しながら、俺は突き続ける。
「ッぅぁ♡♡♡」
「イッ、クぅッ、♡」
ピタッ
「へ、?」
「イきたいのか?」
「はい、ッ、♡」
「ふぅん?」
どういう反応をしてくるだろうか。
「リアム、おねがい、ッ、イかせてくらさいッ♡」
「♡」
「よく言えました♡」
ゴリュッゴリュッ
「ん”ッ、お”ッ♡」
「ッ、♡そんなに締め付けるな、ッ」
「イきそ、うッ♡」
「…………イけよ♡(耳元)」
「ひぁッ!?♡♡♡♡♡」
ビュルルルルルルルッ
ぺいんとが出している間、俺も我慢できなくなる。
「ッ、イきそう、ッ」
「まだ俺ッ、イってるけどッ、リアムの、いっぱいくらしゃい♡♡♡♡」
「言ったな?♡」
「はいッ♡」
ビュルルルルルルルルルルッ
「くッ、♡」
「ッ、あ”あ”ッ、♡」
「気持ちよかったぞ、ぺいんと♡」
「うん、♡」
───翌日───
─ぺいんと視点
「ん、?朝か、、、」
俺は朝になっていることに気付き起きる。
「い”ッ!?!??!?!?」
「大丈夫か!?ぺいんと!?」
先に起きていたリアムが聞いてきた。
そこで俺は、天才的なことを思いついてしまった!
「…リアムが、口移しで腰痛止め飲ませてくれたら、治るかもなぁ〜?」
「………待っとけ」
「はぁい♡」
そして、リアムが口の中に薬を含む。
「口をあけろ」
「やだ♡」
「…覚悟しとけ」
そう言うと、リアムが俺の口を無理矢理あけてきた。
「ん”、ッ、♡」
チュクッヂュクッ
「プハッ、」
「ちゃんと飲んだか?」
「うん♡」
「ぺいんと二日酔いか?」
「ううん!ただ、甘えたい、」
「そうか」
ギュッ(抱きしめる)
「ッ!?リアム、?」
「嫌か?」
「ううん、なんなら、もっと強くしてほしい、」
「ん、こうか?」
「ッ、は、あッ♡」
「大丈夫か?」
「だい、じょぶ、も、苦しくなるくらい、強くして、ッ」
「ッ、ふ、ッ」
「あ、ッ♡、もっ、と、」
「…ッ♡」
「あッ、ん、ふぁ、ッ♡♡♡」
チュッ
「ッ!?同時は、、ッ、ふ、ッ♡」
「なんだ?」
ヂュ-ッ(キスマ)
「ッ、リアム、もっと、ッ」
「……いいんだな?」
「きょ、よてーないから、ッ♡」
「あぁ、分かった」
ヂュッチュッヂュルッ
「ッあ、♡」
「今日はヤりまくるぞ、ぺいんと♡」
「うん、♡♡♡」
どうも
主のふか。です
リアペい、いかかでしたでしょうか?
僕的には、もう最高かなぁ、、、とは、思いますが笑笑
もうね、3日、4日ぐらいかけて制作しました。
途中で消えてしまったりと、まぁ色々ありましたが、皆さんがお楽しんでいただけたら、それでいいかな、と思います!
11231文字も読んでくださりありがとうございました!
リクエスト受け付けております!
なんでもOKです!
看守×看守は僕が書けないので、そこはご了承ください。
(この話はフィクションです。本家様とは関係ありません。)
コメント
6件
主さんのイラストをちゃんと見たくてズームしようと頑張ってたww
う、、、、グッ、アアアアアアアアアアアアアア、:( ;´ཫ`;):┏┛墓┗┓
...性欲おばけめ((ボソッ…尊( ´ཫ`)死