テラーノベル
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「もしもし、はやちゃん?」
「おー、柔太朗!久しぶり!」
パソコンの大画面に映る勇斗の顔を見て柔太朗は笑顔になる。
勇斗はいま、長期間地方での映画の撮影に出ている。何日も前から予定を立て、やっと今日オンラインで話す時間を作ることができた。
「柔太朗、元気そうで良かった」
勇斗の低い声がヘッドホンから流れ込み、他愛もない話に場が弾む。
勇斗のこの声が好きだ。ゲーム配信で使っている高音質のヘッドホンはいつも以上に勇斗の甘い声の響きを心地よくキャッチする。
「ところでさ、今日宅配で荷物届いた?」
「あ、そうだった。はやちゃんの名前で届いてるよ。」
「開けてみて」
促されるまま、柔太朗は箱の包装を丁寧に剥がすと、中から出てきたのは——
「……はやちゃん、これ」
明るいピンクの箱に入っていたのは、ローター、ディルド、ローション。まぎれもないアダルトグッズだった。
柔太朗は不機嫌そうにわざと大きなため息をつく。
「今回けっこう長い間会えないだろー。だからさー、柔太朗が一人でするとこ見たいなーって思って」
「やだ。」
「お願い!今日抜かせてくれたらロケ先で絶対浮気しないから!」
柔太朗はむーっとふくれて言った。
「…………今回だけだよ。浮気したら一生許さないから」
「ありがとう♪」
なんでいつも俺ばっかり…
悔やんでも仕方ない。
「で、今から俺はどうすればいいの?こんなの使ったことないから分からないよ」
「じゃあ俺が指示してあげるから、その通りに使ってみてよ。俺にされてると思って、ね?」
柔太朗は返事をしなかった。
ゲーミングチェアに深く腰を沈める。カメラの角度を調整した。画面の中の勇斗が、満足そうに微笑んだ。
*************
「じゃあまず、シャツまくって自分で胸揉んでみてよ」
「…いいけど、こんな男の胸なんて見てもつまんないでしょ…」
柔太朗は悪態をつきながら、ゆったりしたシルエットの白いTシャツの裾を掴んで、鎖骨のあたりまでたくしあげる。冷えた部屋の空気が露わになった皮膚の表面を撫でる。
画面を見るとそこには、分割になった勇斗の画面の横に、素肌を曝け出し胸を露出した自分が映っていた。それはまるで、自らの痴態をそのまま鑑賞しているようだった。
柔太朗はためらいながら、両手を胸に当てた。薄い胸をさわさわと揉んでみる。指の腹が乳首に触れ、円を描くように転がす。画面の向こうの勇斗が、じっとそれを見ている。その視線を感じるだけで、指先の感覚が普段よりずっと鋭敏になっていく。
「乳首、つまんで。優しく何回も」
「……んっ」
言われるまま親指と人差し指で摘まむ。引っ張って、離す。繰り返すうちにそこは硬く尖って、触れるたびに下腹部の奥がきゅっと疼いた。ヘッドホンの中で勇斗の息が、少しだけ深くなる。
「感じてきた? 声、我慢しなくていいよ」
「……はぁ……っ……♡」
「かわいいね、柔太朗。じゃあそろそろ、ローター使おうか。乳首に当ててみて」
箱から取り出したばかりのそれを、柔太朗はおずおずと手に取った。スイッチを入れると、低い振動音が静かな部屋に響く。恐る恐る左の乳首に押し当てる。
身体中に電流が走る。
「あっ……♡」
快感が背骨を伝って下腹まで一気に駆け抜ける。思わず椅子の肘掛けを掴む。漏れ出た声をヘッドセットについた口元のマイクが鮮明に拾い画面の向こうの勇斗に届ける。
「もう片方の乳首も、自分でいじってみて。左右で感じ方違うでしょ」
「……ん、んんっ」
ローターを当てたまま、右手で反対側の胸を掴み、爪でカリカリと乳首を引っ掻いた。気持ち良くて爪先が意思に反してピクピクと突っ張る。ヘッドホンは外界の音を遮って、勇斗の声だけを濃密に注ぎ込んだ。まるで彼に支配されているみたいに。
「柔太朗、気持ちいい?」
「……きもち、いい」
「そっか。よかった」
勇斗の声が、ほんの少し掠れた。画面の向こうで彼もまた、こちらを見ながら息を乱している。
ゲーミングチェアの背に柔太朗は深く体重を預けた。ヘッドホンの中の声に、身も心も預けてしまいたい。
「じゃあ、次。ローション手に取って」
柔太朗はチューブを手に取った。冷たい液体が掌に広がる。
「ゆっくりでいいよ、焦らなくていいから」
ヘッドホンから届く勇斗の声はまるで直接脳髄を撫でられているようだった。柔太朗はゆっくりと指を下ろし、下腹部に触れる。ローションの滑りがわずかな接触さえも敏感に変えていく。
「っ……♡」
「いい声。もっと聞かせて」
勇斗の声に導かれるように柔太朗は指を動かし始めた。ゆるゆると中心をなぞり、時折強く扱く。ローションが絡む水音が、マイクに拾われていくのが分かった。
「ローターも使って。先っぽの敏感なところに当ててみて」
言われるままに、柔太朗は左手でローターを手繰り寄せた。スイッチを入れ、弾けそうな先端に押し当てた瞬間、喉の奥から悲鳴のような声が漏れた。
「あっ……!!はやちゃん、これ…」
「気持ちいい?」
「……っ、うん……♡」
ローターの振動とニチャニチャとしたローションが絡みつく指の感覚。二つの刺激が混ざり合い、頭が真っ白になっていく。ヘッドホンからは勇斗の荒い息遣いが聞こえ始めていた。彼もまた、この声を聞きながら自分を慰めているのだと思うと、背徳感と興奮が同時に押し寄せる。
「次、ディルド。ゴムつけて、ローションたっぷり塗って挿れてみて」
柔太朗は震える手でそれを手に取った。下着を取り去り、両脚を肘掛けにかけて大きく開く。お尻を前に突き出すように浅く座り、結合部がはっきり映るようにした。恥ずかしい、けど勇斗にもっと興奮してほしいという欲求が勝っていた。
指示されたとおりに、コンドームを被せ、ぬるつく液体をたっぷりと絡めた。ディルドは思っていたよりもずっしりと重く、手のひらに馴染む感触が妙に生々しく、ぬらぬらとした光を反射して生きているかのようにぬめっていた。
「……うっ………」
ゆっくりと、玩具の先をあてがう。普段勇斗のものを受け入れ慣れたそこは、物欲しそうにひくりと収縮をする。
「柔太朗、見えてるよ。すごい、俺とする時いつもこんな風になってるんだね」
ヘッドホンから流れる勇斗の声はいつもより高く、興奮しているようだった。柔太朗の腰は自然と浮き上がる。
「ん……っ、あ、、入……るっ……♡」
ローションのおかげで抵抗は少ないけれど、それでも異物が体内に侵入してくる圧迫感は圧倒的だった。肘掛けに乗せた両脚が、ぷるぷると震える。快感に力が入らなくなってきた上半身をしなだらせ、少しずつそれを呑み込んでいく。
「はぁっ、ぁ……んんっ♡」
根本まで咥え込むと柔太朗はしばらく動けなかった。呼吸が浅くなる。インカメラの映像は結合部を真正面から捉え、いやらしい玩具でいっぱいに拡げられている様子が映し出している。羞恥と興奮がごちゃ混ぜになって頭の中をぐるぐるとめぐる。
『全部入った? えらいね、柔太朗。ちゃんと自分で動かせる?』
「……うん、………大丈夫」
嘘だった。本当は腰が抜けそうで少しでも動けば達してしまいそうだった。でも、勇斗に見てほしい。勇斗は冗談で浮気だなんて言ってたけど、本当は少し不安だった。もっと俺だけを見てほしい。自分に夢中になってほしい。
その欲求だけが、彼の腰をゆるゆると動かし始めさせる。
「あっ………んっ……ぅ……♡」
引き抜いて、また沈める。ローションが泡立ってぬちゃ、ぬちゃと粘着質な音が部屋に響く。柔太朗は自分の手で自分の後ろを犯すという倒錯した行為に、少しずつ夢中になっていった。ディルドが奥に当たるたび、甘い痺れが背骨を駆け上がる。無造作に宙に投げ出された足の指が、快感でギュッと丸まる。
「はやちゃん……っ、見て、俺のこと、ちゃんと見てて……」
「見てるよ。すっごい、エロい。ねえ柔太朗、もっと速くしていいよ」
許可をもらった途端、理性のたがが外れた。柔太朗は夢中で玩具を持つ手を動かす。ゲーミングチェアがぎしぎしと軋む音に、自分の喘ぎ声と粘つく水音が重なる。大きなディスプレイに映し出された大画面に、ディルドがぬぽぬぽと出入りするのが、自分でも鮮明に確認できた。穴がめくれ上がり、ローションが白く泡立つ。
「ぁっ………♡あ、あっ……♡んんっ……!」
「柔太朗、気持ちいい? 俺ももうすぐ……イキそう」
「んっ、ぅ……はやちゃん……っ、一緒にイキたい……」
画面の中の勇斗も切なそうに眉を寄せていた。快感の波がもうすぐそこまで迫っていた。
「あっ、あ、もう、だめ……っ……♡」
がくがくと太ももが痙攣する。ディルドを奥深くまで押し込んだまま、彼は背中を反らせて果てた。爪先がぴんと伸び、限界まで膨らんだものは勢いよく弾け、へその窪みへ白濁を飛び散らせた。
「はぁ……っ、はぁ……、」
両耳から間もなく、勇斗の色っぽい低い唸りが聞こえ、鼓膜を痺れさせる。
「……俺も、イった。柔太朗、最高だったよ」
その言葉に、柔太朗はようやく脚を肘掛けから下ろした。腰が抜けて、しばらくは立ち上がれそうにない。それでも、画面の中の満足そうな勇斗を見て、柔太朗もまた力の抜けた笑みを浮かべた。
「……はやちゃん」
「なに?」
「早く会いたい。」
画面の中の勇斗が、優しく笑った。
「俺も。この仕事が終わったら休み合わせてさ、2人で旅行行こうよ」
「うん、約束だよ。」
もうすっかり夜が更けていた。
おやすみと、軽い挨拶をして通話を切る。
ヘッドホンを外しても、勇斗の声はまだ耳の奥に残っていた。
#じんさの
うさぎ💗
1,063
ち び
1,327
#🍼🤍×❤️
コメント
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最高すぎる……早く帰ってきていっぱい イチャイチャしてて欲しい✨️
作者です。配信する人がよく使ってるゲーミングチェアとかヘッドセットってなんかエロくね?と思って書きました。以前の作品に♡、コメント、フォローくださった方々ありがとうございます。更新の励みになります。