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「綺麗」
咄嗟に思っていたことが口に出て、自分でも少し驚く。
「うぉあ、!」
突然、私の目の前を舞っていた花びらが、胸の近くに押し寄せた。
驚いて、咄嗟に集めた魔力で、
花びらの進行を止める。
少し負けた気がして、花びらを指で摘む。
「栞にでもしようかな」
栞の作り方も知らないのに、栞として、持っておきたいと思った。
何故か分からない、だけど、この桜の花びらは、手放しちゃ駄目な気がした。
「…いい依頼無いな」
「おかしいな、いつもパッと、すぐ見つかってたはずなのに、」
どうやって決めてたんだったかな、?
[この依頼にしよ!すいちゃん!
みこ、先行っとくね、!]
「っ、⁈ まって、m-./k~〜./ !」
って、、あれ、?
まただ、また「 」って言っちゃった。
ゴブリンの群れの討伐、、。
何だろう。
これにしたい、 。
そう思って、依頼書をピンから外す。
…、?
何で私はこれが良かったんだろう、?
少なくとも、
私の実力では相当苦労する依頼なはずだ。
「…なんでだっk… [強くなる為]
、、あぁ、そうだった。
強くならなきゃ、いけないんだった。
大切な何かを、もう失わない為に、この世界の誰よりも。
「[強く、成るんだ。]」