【もし転生することができたのなら___】
※二次創作、絶対にない展開アリ
※登場人物→我妻京也、麻生成凪、東雲竜政、秋元詩郎、 瓜生龍臣、カリン
小湊奏(←オリキャラ)、、小湊 圭一…?
※通報しないでください、苦手な方はスクロールしてください
ここは《戒炎》の本部、僕は自身の使用している愛剣の手入れをしながら、我妻さんと雑談をしていた
そんな時だった、
部屋のドアを誰かが勢いよく開け放つ、秋元くんだ
秋元「奏ちゃん居るっ?!…」
何やら焦っているような様子僕を呼んでいる、相当に息遣いが荒い、
おそらく走って来たのだろう、
こんなに息が切れている秋元を見たのは久しぶりだったため、僕も少し驚いている
僕は秋元くんの呼吸が一旦落ち着くまでまち、少ししてから質問をした
小湊奏「詩郎ちゃん…どうしたの、そんなに焦っちゃって…」
そして顔を上げると、僕の方は近づき腕を掴んでこう云った
秋元「ちょっとついて来て!マジヤバいんだって、会わせたい子がいるだよっ !」
僕は秋元くんの云ってることに理解が遅れた、
小湊奏「会わせたい子?…悪いんだけど、今は我妻くんとお話中で、ねえ?我妻くん、」
そして我妻さんの方を向き直す、我妻さんはきょとんとしながらも笑顔でこう云った
我妻「行ってごらんよ、何か大切なことかも知れないよ?」
その相も変わらぬ貼り付けたような笑顔は、どこか兄の面影を感じさせる
僕は我妻さんにもそう云われ、渋々秋元くんに着いて行くことにした
本部を出て少々歩いた頃辺り
小湊奏「で?、僕に会わせたい子ってのは一体どんな子?」
僕はその場所に向かう道中、秋元くんに質問した
秋元「んえぇ?えぇっと、詳しくは云わないけど、ここの角に児童施設ってあるじゃん?」
小湊奏「児童施設…?」
説明を求めて更に疑問が増えるが、それを聞く間もなく、秋元が話を進める
秋元「でさ、その施設の前をたまたま歩いてたのよ、そこの窓辺に座ってた子!その子がどこかで見たことあるなぁって見てたんだ…あ!ほらあそこ!」
話の途中、目的地である児童施設に到着し、その施設の中の窓を秋元が指さす
指をさした方向に目をやった瞬間、僕は我が目を疑った
その窓辺にいたのは、なんと兄に瓜二つの幼子だった
小湊奏「嘘…でしょ?兄、さん?…」
僕は動揺して、声を出すが精一杯になった
秋元「ね?!やっぱりそう思うよね!?あの子ども、どう見ても小湊さんにそっくりだよね?!」
少し興奮気味の秋元くんが、僕の服をぐいぐい引っ張りながら喋る
僕は驚きのあまり、その場で固まっていた
そうしていると、その子は誰かに呼ばれたのか部屋の奥へとかけて行った
小湊奏「はっ……あ……」ガク
僕は膝をがくりと折り、その場に力無く座り込んだ
秋元「そうなるよね、でもこれくらいで驚いてたら次の衝撃に耐えられないよ?」
すると秋元くんが含みのある云い方をしながら、僕の肩を揺らした
はっとなり我に帰ると、施設の中からその子を抱えて出てくる東雲くんの姿が目に止まった
小湊奏「は?…竜政くん?なんで、その子は?」
僕がたずねると、東雲くんは平然と答えた
東雲「この子どもは、羅威刃が責任をもって育てることになった」…と
戒炎の本部に帰えると、我妻くんと麻生さんが迎えてくれた
我妻「おかえり皆、遅かったね…あれ?」
麻生「その子どもは、一体?」
2人がぽかんとした表情をしてみせたため、僕らは2人に事の全てを説明した
我妻「へぇ~、奏のお兄さんに瓜二つの子どもか〜、なかなか面白いものをもちだしたね」
子ども「んぅ?」
我妻さんはその子の頬をつついたり摘んだりしていじっていた
麻生「確かに奏に似てないことはないな、ひょっとして生まれ変わりかもしれないな」
などと不思議なことを云いながら、麻生さんも、その子を挟むように隣に座り、頭を撫でたりと甘やかした様子でいる
小湊奏「本当に勘弁してよ…ようやく兄さんのことも呑み込んでこれていたのに…また思い出させるなんて…っ」
僕はというと、部屋の端の柱に頭をぶつけながらこの先のことを考えていた
麻生「もしこれが本当に生まれ変わりなら、それこそファンタジーの領域だな」
我妻「そういう麻生も、そのての話は好きなんだよね?知ってるよ、」
麻生「我妻ちゃんには全部お見通しだなぁ、本当リスペクトしがいがある」
などと2人が話しているので、僕は呆れてものも云いたくなくなった
すると不意に、秋元くん達が口を開いた
秋元「にしてもその子、親が居ないなんてねぇ、不幸だなぁ」
東雲「だから施設に居たんだろ、あそこのガキは大体が捨てられた子どもだ、そいつもその内の1人って訳だ…」
捨てられた子ども、とういうワードに何か引っかかったのか、
我妻さんの、そのこの子を抱き締める手に力を入れた…様に見えた
そして繋がるようにこう話した
我妻「きっとこの子への愛が足りなかったんどろうね、でないと、こんなに小さな子が捨てられるなんてそうそうないよ」
その瞬間の我妻さんの笑顔は、いつもよりも悲しそうに見えた
そうしていると、今度は麻生さんが口を開く
麻生「で?この子ども、誰が面倒を見るんだ?連れて来たのはいいけど、誰も面倒を見ないなんて、それこそバリューがない」
そういわれ、皆が揃って僕の方を向いた
小湊奏「は?冗談じゃないよ、なんで僕が子どもの面倒を見ないといけないのさ?」
秋元「いや、この中でいったら奏ちゃんしか居ないでしょ?ねえ?」
秋元くんがそういうと皆頷いた
小湊奏「ふ、ふざけんなよ?!第一、嫁も持たねえ半グレの俺に子守なんてできるわけねえだろ?!!」
僕が声を張り上げると、その子が少し怯えたように身体を縮ませた
我妻「ほら、この子が怯えてる…あんまり怒声をあげるのはよくないよ?」
我妻さんにいわれ、僕はすぐ冷静に戻った
小湊奏「…ごめん…でも、僕みたいな奴と一緒に居たら、その子も危険な目に遭うだろうし…それに…」
僕の声が、一瞬裏返るように息が詰まる
だんだんと目頭が熱くなり、気づけば頬を涙が伝っていた
小湊奏「それに…もう嫌なんだよ、兄さんを失うは、せっかくあの苦しみから抜け出せ始めていたのに、また失ったりしたら…」
「…僕が死んでも、その子をまた1人にさせるし…そんなの可哀想だよ、だから、本当は子どもなんて…」
僕の声が枯れるよになり始め、膝をついて居るときだった
沈黙の中その子が、我妻さんの膝から飛び降り、僕の方へかけてくる
そしてその小さな手で頭を撫でながらこういった
子ども「よしよし、だいじょーぶだよ~?いたいいたいはないよ~?、」
その手は震えていて、本当に弱々しいものだった
小さい頃、僕の手を引いて一緒に遊んだ兄さん、偶に木陰で草笛を教えていた時に褒めてくれて、頭を撫でられた時
あの瞬間が、僕の脳裏にフラッシュバックする
気づけば僕はその子を抱きしめて泣いていた
小さな身体、力を入れたらすぐにでも折れそうな細い腰…昔の兄もこうだったと感じ、
短くも懐かしい思い出が溢れてくる
我妻「落ち着いたかい?奏、」
そんな僕に我妻さんが声をかけてくる、僕は決意を固めた瞳を我妻さん達に負けた
小湊奏「…分かりました、この子は責任をもって、僕が育ててみせます」と
そういうと秋元くんと東雲くんがほっとした表情で僕を見つめ、麻生さんはやれやれと云わんばかりに微笑みながらため息をついた
そして僕はその子の方を向き直してこう云った
小湊奏「坊や、君に今日から新しい名前をあげよう」
子ども「あたらしぃお名前?」
小湊奏「えぇ、この名前は僕達にとって大切な人の名前なんだ」
子ども「たいせつな人?、」
小湊奏「そう、大切な人…」
「貴方の名前は、“小湊 圭一”、今日から僕達の家族だ」
“圭一”「小湊、圭一……」
小湊奏「そう 君も今日から、小湊家の一員だよ、圭一くん」
“圭一”「わぁ…!、うん、!」____
小湊奏「と、云うわけだから 僕と居ると何かと危ないから夜は少しの間面倒見てあげてよ瓜生くん!」
瓜生「結局最後は俺に投げやりかーい!」
カリン「なにこの子可愛いじょ〜」
“圭一”「おねーさん、メロンパンもう一個くーだーさいっ」モグモグ
*・゜゚・*:END*・゜゚・*:.。..。.
コメント
17件
圭一の生まれ変わりか! 感動するね! その子、会ってみたいな〜
わぁ...感動ッ 最後は瓜生に頼りっきり☆、私もメロンパンくださッ
感動ものだ~