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高嶺のぼっち━━━━━━━━━
『こちらB班…そっちの情報は?』
1人にならないように……
『…ッハ‥ヤバイ……クッ!』
キイイイン!!!!
ズッ!!!!!!!!
僕はそして瞬く暇もなくぐさりと行き……
殺した。
コツコツコツ……
足音が裏路地に鳴り響く……
捨てられた子に愛は与えられない
『人気者』
『優等生』
『努力家』
それでもみんな……
離されれば野良猫と同じ…
『!』
何者かが私の肩を掠めた。
きっとこの瞬間があって
私を『華』にした。
『いった…』
ザザザザンッ!!!
振り返ると私の後ろは血の雨で
赤黒いなんて汚らしい色ではなかった。
その血飛沫は実に美しかった。
私のただの回想だがここは一本道。行き止まりでは無い。
私に掠めた男性は回り道をされて殺されたのだろう。
私の隣にいるこの男に。
胸が高鳴った。人が殺されているのだ。おかしい。それでもそれだけなのだと感じてしまう。
私はこの男の剣術に鼓動が鳴った。波打つように…。切ったナイフを持つ手が男の胸へ引かれると同時に私も吸い寄せられた…。
ドッドッドッ…
ああ……
私もいつか。
『殺してみたい。』
『私に、剣術を教えてくれませんか』
なんだか叶うのならそれ以上いらない気がした。
『どうして?』
『だって…』
『あなたの剣術…すごく…素敵だから…』
涙ぐんでそう男へ言った。その1粒1粒の涙には
憎しみがあった…。
『僕もダメだなぁ…』
これが僕と彼女のふたりぼっちのお話。