司side
行きたくないな
学校には類と寧々がいる
顔を合わせたら絶対に何か言われる
いやだ
でも
でも俺は
行かないといけない
誰にも心配をかけないために
いつも笑顔でいないと
俺は役立たずだから
笑顔だけが取り柄だから。
いつの間にか教室の前にいた
おはよう
クラスメイトにそう言いながら席に着いた。
「天馬〜今日元気ないじゃん〜!どうしたん?」
「?いや!そんなことはないぞ?どうしてだ?」
「ふ〜ん?そうか。まあいいか。天馬が元気ないと俺も元気出ないからな」
そういいながら◼️◼️は席に着いた
俺はやっぱり
笑顔でいないと
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〜昼休み〜
なんとなく俺は屋上に向かった。
教室では何故か食べづらかった
弁当を広げようとしたとき
「あ、いた」
この声 まさか
「ちょっと、司、話があるんだけど」
「少し聞いてくれないかい?」
「…なんだ」
逃げたい
逃げたい
「ショーに戻ってこない?あんたがいないと人が来てくれないの」
「は?」
「そうなんだ。3人じゃあ寂しく感じるんだよ」
やっぱりだ
所詮俺は数合わせんだ
「…ふざけるな」
「「え?」」
「俺はもうショーはやらない。」
そういうと2人の顔はどんどん険しくなって
「はぁ?せっかく人が誘って”あげてる”のに。信じらんない。えむを怪我させたくせに。」
「寧々の言うとおりだ。えむくんを怪我させた君に断る権利なんてないんだよ?」
えむを怪我させたのは今は関係ないだろう
「あれ?先輩たち何してるんすか。」
この声は…彰人か?
「あぁ、東雲くんと青柳くん。こんにちは」
「…っす。」
「こんにちは。どうかしたんですか?」
「聞いておくれよ。司くんがね…」
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「…ふーん」
「そうだったんですね」
あぁ。信頼がなくなってしまったかもな
そもそも信頼なんてなかったんだろうな
「可哀想ですね」
「仲間を信頼出来ないなんて」
「「は?」」
「だって…」
「こいつらに説明しても無駄だ。行くぞ司センパイ、冬弥。」
「…そうだな」
「あ、言っときますけど」
「お前らはもう、司センパイと”仲間”じゃないからな」
コメント
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こういう系の作品好きです。続きが楽しみです。