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エミゾム物語

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エミゾム物語

3 - 第三話 〜管鮑之交〜

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2025年02月22日

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好戦的な化け猫視点

「⸺ムさん。」


まだまだ寝たくて、まぶたがなかなか上がらなく、声だけ聞こえる。エミさんが俺を起こそうとしてるのは、分かる。でも、仕方ないやん?慣れない場所で寝れないタイプなんやから…。


すると、エミさんは深呼吸をしだした。


「ゾムさん!!!起きてください!!!」


「おわっ?!!」


慌てて布団を剥いで、とび起きる。


「び、びっくりしたやんけ…。辞めてほしいわ…。」


「ご、ごめんなさい。今日は用事があって…。」


申し訳なさそうに、エミさんが俺の顔を覗き込む。


「あっ、なら仕方ないやん。俺の方こそごめんな?もっと早く起きれば良かったわ…。」


「いえいえ、私の方が悪いんですから。謝らなくてもいいです。事前に言っておくべきでしたね。」


エミさんが、申し訳なさそうにしたのを見て、心が締め付けられた気がする。


この空気を何とかしたくて、俺は話題を変えることにした。


「そういえば、用事って何なん?」


「あ、それはですね…。」


「友人の神社に遊びに行こうと思って…。」


友人?エミさんに友人何ておったんやな…。神の世界ってようわからんわ。


「ふ〜ん。で、今から行くと?」


「そうです!!折角ですし、ゾムさんにも紹介したくて…。」


今日もエミさんは健気やなぁ〜。微笑ましいわ。まぁ、だいぶ年上なんやけど。


「…でも、俺とエミさんが出かけたら誰も居らんやん。そこはどないするん?」


「嗚呼、それなら…。」


エミさんはお得意の術を披露した。


ディスティア!」


すると、上から”何か”が落ちてきた。


「いったぁ?!…もうエーミール様、いっつも言ってるじゃないですか!!呼ぶならせめて座布団ぐらい敷いてくださいよ〜。」


若い人間の男が、尻を押さえながら起き上がる。


「⸺ゾムさん、この方が留守番役のレパロウ君です。」


「あっ、曼荼羅神社の館主のレパロウです。宜しくお願いします〜。」


まさか…俺以外の奴が居ったとは…。何か腹立つわ。まぁ、一応これから世話になると思うし、挨拶しとくか。


「ゾムだ。…宜しく。」


何か性格悪い奴みたいになったけど、まぁええか。


「それじゃあ、レパロウ君。留守番頼みましたよ。行って来ます!」


エミさんに手を握られ、曼荼羅神社を出ていく。


一体エミさんの友人ってどんな奴なんやろ…。









〜数十分後〜


「あ、着きましたよ。ゾムさん!ここが私の友人の神社です。」


距離が遠くてへとへとになりながらも、着いた事による嬉しさで体力が徐々に回復していく。


「やっとか…。結構しんどかったわ…。」


「…編集エディター使えば良かったかもしれへん…。」


エミさんがボソッと嫌な事を言ったけれど、気にせずその神社に足を踏み入れた瞬間⸺


「おい誰や!!勝手に俺の神社に入って来やがって…。名を名乗れ!名を!!」


あまりの五月蝿さに、心臓がバクバクと鼓動が速くなる。


「⸺うるっさ?!そっちこそ誰やねん!!」


「はっ!俺か?俺は⸺」


「ここの街の狸神⸺コネシマ神や!!!」














〈あとがき〉


ご視聴ありがとうございます!月冴です。今回は、新キャラが2人出ましたね。勿論、第一話の様に自己紹介を書くつもりです。

今回の話のこだわりは、シッマの神社に着いた辺り(話の後半)ぐらいです。今回あとがきが短いです。話を長くしすぎたのでね。それでは、次回の話で会いましょう。


自己紹介Part2

名前…レパロウ


種族…人間


年齢…20代前半くらい。


詳細…曼荼羅神社を造り、信仰した民族の子孫。13才で曼荼羅神社の館主を受け継ぎ、現在に至る。シッマに会った事が一度だけある。


名前…コネシマ


種族…狸神


年齢…エミさんと同じく1000歳くらい。


詳細…エミさんとは古き仲で、金持ち。金持ちだが、脱税をしている。曼荼羅神社よりも大きく、派手。だが、決して曼荼羅神社の事を馬鹿にせず、度々遊びに行っている。

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