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悪魔の子 1  〜光を求めて〜

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悪魔の子 1 〜光を求めて〜

3 - 第3話 階位A 出現

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2025年05月27日

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第3話 階位A 出現

「東第三区に、階位Aの悪魔”バロル”出現。殲滅対象に指定する。」

深夜、第一部隊に届いた一通の緊急通達。

悪魔の中でも”階位A”は別格だ。

戦闘能力、人間の感情への干渉力、そして残虐性一ーすべてが高位。

だが、第一部隊は任務を拒まない。

光希、日向、そして一一佳代。

彼女にとっては初の実戦だった。


現場は東第三区の廃棄工場。

空気は重く、人の骨らしきものが散乱し、血の匂いが漂っている。

そして…..そこに、”それ”はいた。

異様に長い両腕、ねじれた顔、裂けた口。

さらには人間の感情をかき乱す、四天王悪魔ーーバロル。


バロル:「ああ…..また”悪魔の子”が来たか……嬉しいよ…..私の同胞。」

佳代:「どういうこと?私は人間だ。」

バロル:「否定しても無駄だ。お前の中には”彼”の血が流れている。あの男…..幻夜の….」

日向:「何でもかんでもぺちゃくちゃ言いおって。

お前、いい加減黙ってくれない?」

日向が踏ん張る。地面が割れた。

その瞬間。

瞬きする間もなく、日向はバロルに近づいていた。

日向:「今の言葉を取り消せ。取り消せば見逃してやる。

さあ、どうする?」

バロル:「やはり人間だ。甘い。」

バロルの腕がしなる。目にも止まらぬ速さで、日向の腹部に拳がめり込む。

日向:「…..ぐっ!!」

吹き飛ばされ、鉄柱に叩きつけられる。

しかし、それでも攻撃を続け、接近戦でナイフを繰り出すが、バロルの影の鞭に弾かれ、左肩を切られる。

日向:「チッ……っつーの、こいつ反応速すぎんだろ……!」

光希:「二人とも下がれ!合図するまで攻撃すんな!」

光希が自身の雷の刃を発動し、バロルと正面衝突。

光希とバロルはほぼ互角だった。

お互いの動きが速すぎて、肉眼で見られない。

しかし、やり合えている。

ーこれならいけるかもしれない。

これが最大の油断で、してはならないことだった。

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