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etさん闇落ち要素ありです。
この物語は二次創作であり、本人様にご関係は全く持ってございません。
〇〇×etの物語です。地雷の方はブラウザバックをおすすめいたします。
それでも大丈夫な方はどうぞ。
et視点
笑顔、笑顔、笑顔
作り笑顔でもバレない
作り笑顔が簡単にバレることなど早々ないんだ
笑っておけば気持ち悪がられて何もされないから
ずっと…ずっと笑っておくだけでいい
…せめて、メンバーの前だけでは本当に笑ってみたかった
…もう…あんな奴ら、もう大っ嫌いだよ
教室に入るのが憂鬱。だって…
教室に入るといつも通りバケツの水が掛かってくるから
バシャッ
クラスメイト)うわ〜ダサっw
いじめっ子)ガチでダサすぎ〜www
いじめっ子)おいet。そこ拭けよ?w
別に何の苦も感じてない、水を拭けばいいだけ、着替えればいいだけ。保育園児でもできるほど簡単だ
et)…はい
私の雑巾はこのクラスの誰よりも汚い。だって毎日使っているんだから
そんな雑巾を使っていつものように更衣室に行く
et)…みんなが信じてくれたら違ったかもしれないのに…
…稀に、あのことを思い出してしまう
数ヶ月前
いじめっ子)はぁ…まじでetってぶりっ子なのになんであんなにモテてんの?
いじめっ子)それな…じゃあさ…「あれ」しない?
いじめっ子)おっ!いいね…じゃあ屋上に呼び出そっか
放課後
et)あの…二人とも…何のよう?私皆と帰りたかったんだけど…
いじめっ子)は?知らねぇよ。黙れ
いじめっ子)そうだよ、ぶりっ子の分際で話すな
et)え…?何言って…
いじめっ子)きゃぁぁぁぁ!!!
ビクッ
何となく分かる、それを考えずに油断してきた私が馬鹿だった
jp視点
jp)ちょ、どうしたの?!
屋上から叫び声が聞こえてきたから急いで駆け上がってきたんだ
だって俺の好きな人が…屋上に呼び出されてたから、嫌な予感がした
もしかしたら…そう思ってたんだ
けど違った、被害に合ってたのはクラスメイトだった
なぜなら一番最初に俺達の目に飛び込んできたのはクラスメイトが泣いていてetを指さしている姿だったから
jp)…は?
あまりの衝撃に一番最初に出てくる言葉がこれだった
tt視点
jp)…は?
jpがそう言ったのも無理はない
だってetさんがそんな事するなんて、少なくとも俺達二人は信じきれんかったんや
etさんを助けなければ、俺が最初に思ったのはそれだった
だからetさんの方へ向かおうとしたのに
no)クラスメイトさん!大丈夫ですか?
noさん、naさん、rn、mfくん、dn、svさんはまっさきにクラスメイトの方へ向かっていたのだ
tt)…ぁ…
俺は中学の時、人と違うことで避けられていた
どうすればいいんだろう、これを考えた時点で俺は最低だった
etさんがどんなことをしていても、まずはetさんの方へ行かないといけないのに。
俺は周りに流されていつの間にかクラスメイトの側にいた
tt)っ!!
自分の行動に吐き気がする
気持ち悪い、無意識のうちにこのようなことが出来るほど俺の音は腐っていたのだ
tt)e_
etさんの名前を呼びたかった。でも呼ぶ前に気づいたんだ
etさんの周りには誰もいない、冷たい視線で見られているだけ。そして最も重要なのは…
もう俺はetさんの名前を呼べる存在ではないことを
no視点
信じたくない。けど目の前にある事実を否定するわけにもいかない
etさんのことは好きだった。そう、好きだったんだ
ごめんなさい、ごめんなさい
謝ることしかできなくてごめんなさい、心配することしかできなくてごめんなさい
etさんがいじめられてるのも知ってたんです。でも…でも!
私も巻き込まれると思ったら…どうしても体が動かなかった
世間では私のような人間はいじめっ子より最低と思われるかもしれない
だけど、助けるなんて想像の100倍以上に難しいもの。
etさん…
ごめんなさい
et視点
見ただけでわかる、私の周りには誰もいない
冷たい視線で見つめられているだけ
メンバーでさえ周りにいない
jp)…は?
tt)e_
…さすがリーダーと副リーダー
心配してくれてるんだね
私は…弁解しないとだよね
mf)…おい
mfくんの冷たく低い声
怖い、なんでそんな声で私に話しかけるのだろう
et)なに…?
no)なに?じゃないですよ。etさん
rn)そうですよetちゃん!なんでクラスメイトちゃんを泣かせたんですか!
rnの一言でわかった、私はもう信頼されてないんだと。
いや、最初から信頼などされていなかったんだ
sv)etさん…見損なったよ
dn)そうだよetさん…なんでこんなことしたの?
hr)こんなこと良くないよ…?
私が聞きたい、なんで信じてくれないのか
ur)お前…謝れよ!
et)っ…
謝る勇気が出ない。いや、なぜ謝らないといけないか私の脳が理解を拒む
ya)お前…
ya)最低だな
その一言だけで私は心が壊れた
全員嫌いになった、死んでしまえと思ってしまった。
et)うるさい!!
気づけば私はそう言って屋上を出ていた
et)…ばっかみたい
そして現在
放課後になり、屋上に行く
誰もいない屋上は夕日が綺麗で風が吹いている
ガンッ
フェンスの上に座る、あとはここから落ちるだけ
別に私は死ななくても良かった。けど忘れられたいだけ
人は二度死ぬという。一度目は肉体的な死。二度目は…そう、私が望んでいる人々の記憶から忘れられるという死
知ってる?死ぬ前に夕日を見ながら「サンバースト」と唱えたら完全に人から忘れてもらえるんだって
et)私のための魔法じゃん…w
そして私は夕日を見つめる。私とは非対称的なほど眩しい
少し躊躇ってから口を開けて言う
???)ぁ…ま、待って!!!
et)…サンバースト
そう言って私は屋上から落ちる。最後に誰かの声が聞こえたのは…きっと気の所為だ
???視点
走れ、足を動かせ、急げ!
etさんが…死んでしまう。etさんのことを忘れてしまう
せめて…せめて最後に謝りたい
そう思って屋上の階段を駆け上がる
???)っ!!
最後の願いを込めて屋上のドアを思いっきり開ける
君が落ちる直前、何かを言っていた
tt)ぁ…ま、待って!!!
et)…サンバースト
最後に君がそう言って落ちる。そしてグチャッという鈍い音が響き渡る
tt)そん、な…
あまりの衝撃で座り込む。もうetさんはこの世にはいない
数秒後、俺は何をしていたか忘れてしまった
tt)あれ?俺何しにここに来たんやっけ…
tt)誰かに謝りに…
思い出そうとすると強い頭痛がする
tt)…今日は帰ろう
…何かを、忘れている気がする
BADEND.忘れられる魔法