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クラスの間で流行っている秘密暴露ゲーム。デク、爆豪、お茶子、轟、耳郎など、クラスの面々が順番に「秘密」を打ち明けている中、青空るるは無邪気に手を挙げた。
青空るる「私もやってみる!」
クラスのみんなが一瞬目を丸くする。4歳の担任が参加するというだけで、何か不穏な予感がするのは当然だ。
爆豪「おい、待て。お前が秘密暴露とか、ヤバすぎだろ…」
青空るるはニッコリと微笑みながら、ゲームが始まったばかりの空気をぶち壊すような発言を続けた。
青空るる「私の秘密は…1つ目。情報屋のキャットをしていたこと。2つ目。ヴィランと友達。3つ目。一から三歳のときに情報屋をしていた。そして、4つ目。今の貯金額は、1427京円ある。そして、最後の秘密は…」
クラスの空気がピリッと張り詰める。そのまま、るるはゆっくりと続けた。
青空るる「この高校の先生たちすべての弱みを握っている。」
その一言で、教室内は静まり返った。
お茶子「えぇっ!?」
轟「…嘘だろ?」
デク「そ、そんな…!?」
耳郎「情報屋って、マジで…?」
爆豪は完全に固まった顔で、ただただその言葉を呆然と聞いている。その後、全員が目を合わせ、何も言えないでいると、青空るるは無邪気に微笑みながら言った。
青空るる「まあ、そんなところかな。だから、君たち、私には逆らわない方がいいよ。弱みがバレたら…大変だから。」
その後、青空るるは軽く肩をすくめ、紅茶を一口飲んだ。
青空るる「でも、あまり怖がらないでね。秘密の交換もできるから。」
その言葉に、クラスのみんなはますます動揺し、どこかでホッとしつつも、やはり彼女の存在がただの4歳の先生ではないことを実感した。
爆豪「くっ…こんなガキに脅されるとは…!」
デク「るる先生、すごすぎます…!」
秘密暴露ゲームが終わった後、クラス内の空気は完全に凍りついていた。青空るるの爆弾発言に、みんなが驚きと困惑の表情を浮かべている中、相澤消太が静かに教室に入ってきた。
相澤「…何だ、どうしたんだ?」
青空るるは軽く手を挙げて、にっこりと答える。
青空るる「相澤先生、ちょうどいいところに来た! ゲームに参加してみたんだ。」
相澤は、青空るるが言った言葉を聞き、すぐに状況を把握した。目を細め、無言で彼女に近づく。
相澤「お前、何言ってんだ?」
青空るるはにこやかに肩をすくめ、少し考えた後、また口を開く。
青空るる「私の秘密、話したんだよ。相澤先生の弱みも知ってるよ、もちろん。」
その一言に、相澤先生は一瞬硬直した。そして、何も言わず、無言で彼女を見つめる。
相澤「お前…、本当に…」
青空るる「うん、でも心配しないで。私、交換できるから。何か必要な情報があれば、教えてあげるよ。」
相澤は、青空るるの無邪気な笑顔を見つめ、深いため息をついた。
相澤「…これ、マジでどうすればいいんだ…?」
その後、相澤先生はおもむろに教室を一周し、改めてみんなに目を向けると、ふと一言。
相澤「…お前ら、もう少しこの子の前で言葉に気をつけろよ。」
爆豪が思わず口を開いた。
爆豪「なぁ、オイ…俺らだってちょっとビビってるんだけど、こいつ、マジでヤバすぎるだろ!?」
相澤はその言葉に無言でうなずき、再び青空るるに視線を戻す。
相澤「お前、ほんとに…どうしてそんなことを知ってるんだ?」
青空るる「うーん、私が情報屋だからね。必要なことは全部調べちゃう。」
相澤は深く息を吐き、もう一度冷静に彼女に言った。
相澤「そんな情報を集めることが、君にとってどういう意味があるんだ?」
青空るるは少し考えた後、にっこりと答えた。
青空るる「うーん、単純に楽しいからかな。」
その答えに、相澤は顔をしかめながらも、何とも言えない表情でただ黙り込んだ。
相澤「…全く、何なんだ、お前は。」
青空るるはその反応を楽しんでいるように見え、満足げに頷いた。
青空るる「でも、相澤先生も私の秘密を知ってるんだから、これからは気をつけたほうがいいよ。」
相澤は疲れた様子で肩をすくめた。
相澤「分かった。お前には勝てん。」