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仕方がなかった こうするしかなかった。
私たちはこれ以上の関係にはなっては行けないんだ。そう世間が言っている
中1の春
私はバレーボール部に入部した。
この学校のバレーボールは強豪校で
毎年全国大会へ行くほどだった
私は入部してからその事を知った。
そこからほぼ休みの無い練習や
ハードな運動を重ねた。
そこで私は1人の先輩が目に付いた
心穏先輩。
部活内では1番に強くて
この人がいないと成り立たないぐらいだった
そんな先輩に私は深く強く憧れた
私は話しかけるのがとても恥ずかしく
DMで連絡を取りあっていた。
心穏先輩は人見知りで話しかけたり
するのがとても苦手な人だった。
でもある合宿をきっかけに
私たちの距離はぐっと縮まる
部活での遠征の日私たちは
班を決めることになった
心穏先輩は人気でみんなから誘われていたが
なかなか決まらないので先生が決めることになり 私と心穏先輩が班となった
私は心の中で喜んだ。
先輩は嬉しいようには見えなかった。
けれどDMでは
学校に帰った瞬間 嬉しかったと
伝えてくれた。
そこから合宿の部屋の時。
私たちは一瞬のような時間を過ごした。
心穏先輩と話す時間は本当に終わって欲しくないほど楽しかった。
そしてその日好きだということに気づいた。
手が触れ合う瞬間が何回かあった。
だけど私はすぐに離してしまった。
恥ずかしかったから。
そして私たちは現実でも話すようになり
DMよりも現実で話す機会が多くなった
私は数ヶ月経つと両思いではないか
という感情が強くなった
ボディータッチが少ないのだ。
心穏先輩はほかの後輩や友達にすごく
抱きついたり手を繋いだりしている
私だって仲がいいのにされたことは
最初の方ぐらいしか無かった。
私は最初嫉妬で潰れるかと思った。
けれどその思考に至った瞬間
私は特別なんだと自分で思うようになった。
3月14日。私たちは2人で会うことになった
その日私は告白しようと思った。
2人で見る映画。それは恋愛映画だった
最後のキスシーン。私たちは目を合わせ
手で顔を隠したが目は開けていた。
映画が終わり時刻は17時30頃
心穏先輩から先に言われてしまった。
「変かもしれないけど、好きなんだよね」
嬉しすぎて泣くかと思った。
賢くて、スポーツもできる完璧な先輩が
自分なんかに似合うのだろうか。
そんなことを考えたが、
断る理由なんてひとつもなかった。
私も今日告白する気でいた事を言うと
今まで見た事ないぐらいの可愛い笑顔で
ニコッと笑ってくれた。
私は思わず手を繋いだ。
先輩は顔を赤くしていた。
その顔が可愛すぎてみていられない。
完全に先輩に依存してしまった。
明日の学校
また会えるといいな。