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僕はあれから考えて結局、
声が少しでも出なくなったら
入院することにした。
みんなに心配をかける前に。
…そりゃあ、手術を受けるとなると
失踪することになってしまう。
🦍『………ごめん、皆 』
元々僕に”隠す”なんて考えが無ければ…ね。
…というか、そのままにしておけば良かった。
そうすれば、異変が起きた時に病院に行ってそのまま皆に伝えられたのに。
🦍『あ~あ、、』
【い っ そ 、 寿 命 が あ れ ば
吹 っ 切 れ た の に 】
🦍『なんて、ね』
そんなことを言ってるけど、
これは切実な願いなのかな…?
…違う、
これは、僕が逃げてるだけなんだ。
伝える強さがないだけなんだ。
僕自身が…
《普通の日々をなるべく長く過ごしたい》
という単なる欲望だ。
僕が自分からちゃんと伝えられれば、
視聴者にも、メンバーにも、社員にも
隠さないで全て話すことができたら。
🦍『僕のッ…、馬鹿…ッッ、、、、 』
🦍『……… 』
🦍『弱いなぁ、…ッ僕…、っ、』
…ごめんね、皆。
僕、皆に全部任せっきりにしちゃうかも…。
数日後…
…珍しく体調を崩してしまった。
でも、休むつもりはない。
いつものこと…だし、
🦍『こういう所も…、
弱いところだな、本当…っ、』
ゲホゲホ、と咳が出る。
こんなの皆の前でしたら『休め』って
言われるに決まってる。
そんなのたまったもんじゃない。
ただでさえこれから迷惑かけるのに…さ、
🦍『食欲…無いや、』
🦍『はぁ…バレそうだなぁ…っ、、』
会社
🦍『おはようございま~す、っ』
🍌『おはようございます、ドズルさん』
🦍『おんりー、今日も早いね~?』
オフィスのドアを開けて1番に目に入るのは、
後輩のおんりー。
いつも真面目で本当に最年少か?と思う。
おんりーと少し駄弁っていると、ガチャリ、
とドアが開く。
おらふくんだ。
☃️『おっはようございま~す♪』
🦍『ふふっ、おらふくんおはよう』
🍌『おはよ~、おらふくん』
🦍『元気だね~、今日も』
☃️『いつもの事じゃないですか~w』
🦍『ははっ、wそれもそうだねw』
おらふくんは、いつも元気で
本当に助けられてる。
ドズル社のムードメーカーでもあって、
欠かせない存在だ。
🐷『うぉ、みんないる』
🦍『あれ、めん』
🦍『おはよう、今日は早いね笑』
🐷『俺ぼんさんより遅刻しないんで~』
🍌『たまにめんも遅刻してるけど』
🐷『正論パンチ痛い』
☃️『だいじょーぶよめん!!』
☃️『ぼんさんだって遅刻するから!!』
🦍『それフォローになってる…?』
🐷『俺がぼんさんと同じくらい遅刻してる
って言われてるわ』
🍌『…おらふくん、どんまい』
☃️『え? 』
しばらくして、またドアが開く音がする。
まぁ、もう遅刻だけど。
🍆『あ~!ごめんごめん!』
🍆『遅れちゃった☆』
僕はその瞬間に目を逸らす。
🍆『いやなんで目逸らすの!?』
🍆『遅刻したのは悪かったけど!!』
🦍『……ふふっ、w』
🍆『……え?』
🍌『ぼんさんっ…w 』
🦍『ちょ、ぼんさんッ…、ww』
☃️『あははッッwwやばいww』
🐷『…………っ、www(ツボってる』
🍆『え!?みんなして何よ!?』
そういうぼんさんの口には、
明らかにケチャップがついている。
それだけじゃない。
なぜか寝癖も酷い、
🦍『あはっ、、w』
🐷『ひぃ~ッwwおもろすぎるww』
🍆『……………、?』
🍌『ぼんさん、鏡みてきた方が…w』
🍆『あ、ああ、wおっけ、行ってくるわw』
ぼんさんがドアを開いて部屋を
出ようとしている時だった。
🍆『あとドズさん、元気ないでしょ』
🍆『体調も悪いんだろうけど、もう少し理由 あるよね』
🍆『…無理しないで』
🦍『え、?』
バタンッ
なんで、分かったんだ?
”いつもの僕”でいたはず…、
ずっと悩んでもしょうがない、って…
それでも、ッ悩んでた、のが…、
体調が悪いだけじゃない、っていうのが…、
なんで、気づかれた?
🍌『ドズさん、なんか体調でも…、』
🦍『え、ぁッ…、いや…、別n_』
🐷『ぼんさんが言うならそうなんでしょうね』
🦍『ぅ、…』
☃️『もう…、またなんか隠してたんか…、』
そう言ってみんなに言い寄られる。
なんとなくバレるとは思ってた、けど…、
こんなに…早く…っ、、?
…いつもの僕だったらここでもう、
みんなに言ってるんだろうが…、
今回だけは、隠し通さなきゃいけない。
どうしても、絶対に。
🦍?『いつもの僕って、なんだっけ…、』
コメント
2件
流石🍆さん 気づきが早い
あをいろ
#おおはらMEN