”広島県”長崎県”…。この二つの県を聞いて思い当たるものはあるだろうか…。そう、この二つの県は人類史上初めて実戦で原子力爆弾が使用された都市である。
1945年 8月6日 広島
8月9日 長崎
そして、8月15日—大日本帝国 連合国に無条件降伏。
この歴史は現代の日本人は全員知っている歴史だろう。しかし、知っているだろうか?3つ目の原子力爆弾の投下が計画されていたことを…。3つ目の原子力爆弾投下が計画されていたのは日本が終戦する15日の次の日、8月16日である。
そう。日本は3つ目の原子力爆弾が投下される前日に連合国に無条件降伏したのだ。
3つ目の原子力爆弾が投下目標だったのは日本の首都 ”東京都”
今回は”もし、日本が15日に連合国に無条件降伏せず東京に原爆が投下されたらどうなっていたのかを私なりに予想しながら解説していこう。
さて、まず簡単に8月6日に広島で何が起こったのかを解説しよう。その日、広島県投下用原子力爆弾”リトルボーイ”を乗せたB29 ”エノラ・ゲイ”号はテニアン基地を離陸し広島上空に向かう。広島上空は雲一つない晴天だった。広島の街には朝方と言うこともあって出勤する人たちや学生たちが大勢いた。そして午前 8時15分、エノラ・ゲイ号は原爆を投下する。原爆は地上600メートルで炸裂し一瞬にして広島の街並みを焼き払い破壊した。原爆の影響で天気は歪みだしエノラ・ゲイ号からは広島の方角に巨大なキノコ雲が見えた。原爆投下により約14万人以上の命が奪われた。同様長崎には午前11時09分”ファットマン”(ファットマンは広島で使用されたリトルボーイの8倍の威力を持つ)と呼ばれる原子力爆弾が投下され約7万人の人名が奪われた。これが広島と長崎で起こった原子力爆弾による悪魔のような出来事である。
さて、それでは本題に入ろう。上記で説明したように終戦記念日の次の日8月16日に3度目の原子力爆弾の投下が計画されていた。その理由は政治が集中している東京に原爆を投下し日本政府に圧力をかけ降伏にながそうとしたのだ。歴史ではその前日に日本が連合国に無条件降伏したのだが、もし日本が連合国に無条件降伏をしなかったらどうなっていただろうか?
・もし、東京に原爆が投下されていたら。
今回は広島県に投下された”リトルボーイ”が東京に投下されたら。というテーマで考えていく。まず1945年時の東京都の人口は約349万人である。投下地点は現在のスクランブル交差点の上空600メートルで考えていく。広島同様、上空600メートルで原爆が炸裂した。2.5キロメートルにも及ぶ範囲にとてつもない爆風と熱戦が東京の街を焼き払っていく。東京都の死者数は広島県の10倍以上に相当するだろう。
・東京原爆投下後の日本
さて、8月16日に東京に原爆が投下された。本来ならここで日本は降伏すると思うがまだ粘る方針で考えていく。東京原爆投下後にはさらに原爆投下リストから外されていた福岡や神奈川、新潟にも原爆が投下されるだろう。この時点で、死者数は約50万人以上になっていると考える。まだ降伏しない日本、とうとうアメリカを中心とした連合国が日本本土決戦に乗り出しここでとうとう日本は降伏することになる。
・8月15日は終戦記念日。
”8月15日に日本が降伏せず3度目の原子力爆弾投下の計画が実行されていたら”というテーマで考えてみた。8月15日に降伏していなかったら本当に今あの明るく世界に名をあげる”東京”はなかったかもしれない。しかし、いくら東京に落とされなかったとはいえ原爆が大勢の命を奪った歴史はしっかり刻まれている。広島で約14万人、長崎で約7万人。決して小さな値ではない。終戦して今年で79年、来年は終戦して80年になる。
・終わりに
今回は3度目の東京に原爆投下を計画されていた原子爆弾が実際に使用されたらどうなるのかについて考察してみました。この考察は私が広島での被害と1945年に広島に投下された原爆の威力と当時の東京の人口を元に考えたものです。上記にも記載したように、広島と長崎に実際に原子爆弾が使用され多くの人命が奪われた歴史はしっかり刻まれています。また、原爆だけでなく第二次世界大戦や太平洋戦争でも大勢の兵士が亡くなりました。”戦争は悲劇しかうまない。何も解決しない”…この言葉の通りだと思います。現代でもロシアによるウクライナ侵攻は続き最も日本に近い朝鮮半島では現在も朝鮮戦争が休戦状態です。また、北朝鮮が度々日本のEEZ(排他的経済水域)に弾道ミサイルを打ち上げているのも現状です。このように、戦争から80年以上経った現代にも人間同士の争いというのは起こっています。平和主義で戦争や兵器を廃棄した現在の”日本国”。あんな悲劇を経験したからこそ歴史上に成り立ったのが今の平和な日本だと思います。しかし、あの悲劇で何万人にもよる人命が失われたのは事実です。これからの私達は原爆によるこの悲劇を未来永劫語り継いでいくこと。そして”核”という兵器を1つでも減らすこと。現在も世界的に核兵器を減らす取り組みが行われています。
今回は”3度目の原子爆弾が東京に投下されたら”というテーマで考察しました。最後までお読みいただきありがとうございました。また、おかしな点などありましたらコメント等でお教えいただけたら幸いです。
コメント
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何かホンマに最初の段階では広島、長崎加えて7回落とすらしかったで、、、 一回目広島 二回目長崎 三回目東京 四回目福岡 五回目神奈川 六回目大阪 七回目愛知
怖