僕の親友が消えた。
僕の親友は頭が良くて、運動ができて、信頼がある。でも、親友は人間関係が苦手だ。
僕は頭は良くないし運動も出来ない。でも、人間関係はそれなりに出来る方だと思っている。人を笑わせるのが好きだからきっと親友がたくさん笑うのを見て僕は喜びを得ていたんだと思う。だから、親友が消えた時の心のグワグワ感がずっと消えない。僕は話すのが好きだ。親友が黙って話を聞いてくれるのが心地よくて仕方ない。だから、親友が話したのがどうしようもなく不快で仕方ない。僕は暗い話をした時、少しでも場のテンションを上げようとしてくれる親友が好きだ。大好きだ。だから、親友が嘘をついたのが大嫌いだ。親友は何も考えていないバカ野郎だ。だから大嫌いだ。ずっと、考えていた。僕は、親友でいていいのだろうか。知能があるだけで人間はこんなにも優位な立場になれるんだ。親友が人間関係を苦手な理由はきっと、気分屋なところだろう。僕が人間関係を大して苦手じゃないのは、きっと、許してくれる人にばかり甘えているからだろう。
僕は今日。初めて人間関係を壊した。
自分の手で。
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