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るるくらげ
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#完結済み/分割投稿中
保谷東
「そこを右に・・・はいそうです」
僕はその日、バスの助手席的な所に居た。キックオフ合宿当日。迎えに来てくれたバスを研究棟前まで案内するためである。
事前に予約もし、冊子も作った。準備は大丈夫だと思う。
「じゃあ、先生呼んできてくれる?」
と伊佐木君と飯野君にお願いする。やがて先生はやってきた。
「じゃあいこうか!」
先生がそう言うとバスは動き出した。
合宿でやることは決まっていて、それがその土地の産業博物館にいくことと、それと夜の飲み会。初めての4年生だけの飲み会となる。院生も全員ではないけれど何人かが参加してくれた。
「ここで昼食で、それでそのあと博物館ですね」
僕はいそいそと連絡をしたり、そういうことをしていたので旅行というよりもなんというか仕事?みたいな感じ。
博物館につくと先生は色々な解説を僕らにしてくれて、1つの展示物の前で30分くらい話す。そしてまた次に行く。みたいなことを続けていくとあっといまに時間が来て、宿に行く時間に。
「森田先生、そろそろ時間で・・・」
というと
「そうか!じゃあ急ごう!」
と解説を急いでくれた。
宿では既に飲み会の準備が終わっていて、先生の話の後、飯野君が乾杯をして飲み会がはじまった。そんな感じの1日目が終わると完全に疲れてしまって、麻雀とかに誘われてはいたモノの、お風呂に入ったらすぐに寝てしまい、気が付くと朝に。
「・・・5時」
僕は寝ぼけ眼で服を着替えるとそのままフロントに向かい、手続きをし、帰りのバスを入り口で待つことに。バスが来ると来たときと同じように乗って帰る。
それで、研究室に帰ると早速、会計の長家君と話し合い、会計報告用のプレゼン資料を作成。
そして次のゼミで発表した。そのゼミではもう1人、卒業アルバム係の村上君が撮影した宴会の様子とかそういうのを少しだけ見せたり。
4月最初の4年生だけのゼミが終わり、研究室にもどるとホワイトボードにあることが書いてあった。
「4年生は卒業しました。あなたたちはいつまで3年生気分ですか?早く歴史を知りなさい」
と。