⚠️注意⚠️
幼児化です
mobが存在します
それらしき用語は出てきてしまいますがBLでは無いです
途中で外食チェーンストアの名前が出てきますが意味は全然違います
Broooock視点
br「おかえり〜〜スマイル」
kn「お疲れ〜」
na.kr「おかえり〜」
sm「ん、ただいま……」
運営国に送った商業送り状に誤りがあったため、修正して提出しに行ったスマイルが帰って来た。
sm「……」
br「あれ?スマイル何飲んでるの?」
sha「大丈夫?それ飲んで大丈夫なヤツw?」
スマイルがみんなの目の前で堂々と見るからに怪しい液体を飲んでいたアレ何色って言うんだろ…
sm「これか?」
スマイルは全て飲み干してから答えてきた
sm「らっだぁさんに貰ったんだけど……」
kn「けど?」
sm「なんか…飲む時はメンバーの目の前で完 全に飲み干してって言われたんだよね」
sm「後、仕事に差し支えたらごめんって… …ッ!うっ……」ドサッ
br「スマイル!?大丈夫?!」
スマイルが崩れるように倒れ総統室の赤いカーペットの上で苦しそうに踠き始めた
na「とりあえず医務室運ぼう!!」
僕がスマイルをおぶり、全員で医務室へと向かった。軽いから楽()
しばらく走っていると急に背中がさらに軽くなった。それと同時に、一番後ろを走っていたきんときが「え?え?え?え?!え?!」と声をあげた
僕達は一旦立ち止って他のメンバーは正面から、僕の背中の様子をうかがった
きりやん視点
きんときの声に全員が振り返り、スマイルの方を見た……そこに居たのは、茶髪で白い肌、綺麗に整った顔、まるでスマイルを縮めたような、6歳か7歳ぐらいの子供が眠っていた
sha「すまいる……?」
na「スマイル…なの?」
kn「そうでしょ、だって着てるスーツは…着 てるって言うかは分からないけどスマイ ルのスーツだし」
その子の身につけていた服は大人サイズのスーツだった為、ジャケットの裾が足まで伸びてる
まだスマイルかどうか確信が持てなかった俺らだったが、次の瞬間、スマイルであることが確定した
??「ん……」
kr「あ、起きた」
擦りながら、瞼を開く。開かれた瞳の色はスマイルの最大の特徴、”桔梗色”の瞳
全員-??「スマイルだ」
この国のある大陸に桔梗色の瞳をしている者はスマイルの親族だけだ
sm「ひっ!!」
Broooockの背中の上で目を覚ましたスマイルは怯えながらBroooockの背中を突き飛ばした
だがスマイルの弱い力でBroooockがよろけるわけでもなく、スマイルは重心が後ろにずれ、背中から落ちていった
na.kr.sha「スマイル!!!!」
sm「あぁ……!」
kn「あっぶねぇ〜な」
唯一後ろに居たきんときが落ちてゆくスマイルを受けとめた
na.kr.sha「ナイス!」
sm「ぅぅ……」
怯えたスマイルがきんときのジャージの袖を萌え袖になってるスーツの上からキュッと掴む
kn「う”……」
あ、死にかけてる…
na「大丈夫w?」
kn「うん…ギリ……」
あれは多分連続で食らったら死ぬな…
br「とりあえず洋服どうにかしようよ」
sha「でも子供服だよ?皆持ってんの?」
br「持ってないけど、あの萌え袖スマイルど うにかしないと懐かれちゃったきんとき が死んじゃうよ!」
懐かれたって…もっと他に言い方あるだろ
kn「城下町の子供にかりて来る?」
kr「ああ、そうしよ。それしかねぇわ」
そういう結論に至り、俺らは城下町へと向かった
na「てかさ、らっだぁさん……」
kn「あぁ、ねwなんでスマイルを…」
br「見たかったのかな」
sha「写真撮って送る?」
kr「後でね」
きんとき視点
子供A「えぇ〜この子すまいるさまなの?」
na「そう」
子供B「こんにちはぁ!」
子供C「よしよ〜し」ナデナデ
sm「…」
積極的な三つ子の子供達に囲まれて撫でられているスマイルは俺の脚に抱き着いて怯えている
今は子供がいるから頑張って堪えてるけど、そろそろやめてもらわないと心臓が持たない
na「でね、君達にお願いなんだけど、俺達ね スマイルが着れるお洋服持って無いんだ よね。だから君たちのお洋服貸してくれ ないかな?」
子供A「お洋服?いいよ!」
子供C「お母さんに聞いてみる!」
子供B「今のままじゃお袖から手が出ないも んね!」
しばらくすると、子供達の母親が色んな服を持って出てきた
母親「申し訳ありません、こんな安っぽい服 しか無いのですが…こんなもので良け れば」
na「いえいえ!とんでもない!貸して頂ける だけでもありがたいです」
子供C「ねぇすまいるさま僕のお洋服着て!!」
子供A「Cだけずるい!」
子供B「僕のも着てほしい!」
口争いになりそうだったところにBroooockが口を挟む
br「じゃあ、君たちのお洋服、それぞれ 1セットずつ貸してくれる?」
子供「「「わかった!」」」
子供B「えらぼ!」
母親「あぁ、ちょっと!」
子供C「どれかいいかな?」
子供A「いつもすーつだからぁ…」
嬉しそうに服を選ぶ子供達の光景が目に映る
母親「すみません、これが下着になりますの でどうぞお使い下さい」
そう言って母親はまだビニールに包まれている新品の下着をいくつか渡してきた
kr「いいんですか?!新品のものをかりてしま って…」
母親「構いませんよ。むしろそうして頂ける 方がこちらとしても安心ですし…」
na「ありがとうございまs(子供「選んだ!」)
br「おっ!見せて見せて〜」
子供A「はい、僕の!」
そう言ってその子が差し出して来たのは…紫のネクタイが付いた白いポロシャツに黒いズボンと、いかにもスマイルらしい洋服だった
子供C「つぎつぎ!僕の!」
次に持ってきてくれた服は淡い紫色のパーカーに、ベージュの膝丈のズボン。基本スーツしか着ないスマイルがパーカーを着るのかと思うとなんか変な感じがする
子供B「はい!むらさき色これしかなかった から…」
わざわざ紫色を意識して選んでくれた服は白いTシャツに紫色のオーバーオール7歳の子供が選んだにしてはシンプルなコーデだった
br「おぉ〜みんなセンスいいね!」
子供「「「やった!」」」
kr「じゃあこれしばらくかりてくね!」
na「ありがとうね!」
子供 「「「うん!ばいばいすまいるさま〜」」」
sm「…」
話しかけられても頷きすらしないスマイルは大人も子供もたいして変わらない無愛想で無口で素直じゃない
kr「さてと、そろそろお昼だから俺食堂行っ てくるね」
kn「じゃあ俺はスマイル着替えさせて来る」
na.br「俺/僕 も行く!!」
俺の言葉に二人が反応する…が……
sha「お前らはまだ書類終わってないだろ」
na.br「イヤだー!!」
シャークんに腕を引かれ総統室に連れて行かれたNakamuとBroooock
さっさと終わらせろって言ってんのに…
kr「じゃ、そーゆー事でスマイル宜しく」
kn「ほーい、行こっかスマイル」
sm「…」コクリ
スマイルの頷きを確認してスマイルの部屋へと向かう
何となくパーカーを着せたかったのでパーカーを着せる
うん、可愛い。
殺す気かそうだ、らっだぁさんに送る写真撮ろ…動画のがいいかな…
キョトンとしているスマイルを動画に収めているとスマイルの部屋の時計が12時を知らせる鐘を鳴らした
kn「さて、もうすぐお昼だし食堂行こうか」
そう言うと、スマイルは座っていたベッドから トッ と降りてこちらに体を向け、両手を広げて来た
kn「ん?」
sm「…ッ……」
下を向き、頬を赤らめて何かを言っている
kn「どしたの?スマイル」
sm「…だっ……こ…」←定番
!!?!!!?!!!!!??!!!?!!
脳天に雷が落ちたようだった……あのスマイルが……自ら甘えて来た……
最近仕事が多くて疲れていたのだが、今ので一気に癒された
ふとスマホの画面を見ると録画がまだきれていなかった
もしかしたら…と思い、スマイルを撮った動画を再生してみると、さっき俺を殺して来たスマイルの姿が奇跡的にとらえられていた
……ラッキー!!!!!!!!!!
元に戻ったら見せてやろ…
それより先にメンバーに見せてやりたい俺はインカムを繋いだ
kn『はーい、こちらきんとき、スマイルのヤ バい動画がたまたま撮れてた。至急食堂 に集まれ』
誰からも応答は無かったが、
ドアを破壊する音、
突風が吹く音、
書類が散る音、
コンロの火を止める音、 が聞こえた……
きっとこれが返事なのだろう
スマイルを抱っこして食堂に行くと、
br「え!きんさんなんでスマさん抱っこして んの?」
na「え!ずるい!」
kr.sha「それより、動画は?」
kn「ん?あぁ、ハイハイ、これ、」
皆んなにスマホを差し出して一言
kn「死なないでね?」
▹
……。
案の定全員逝った。
みんなの肩を揺すって起こし、昼食にありついた
食べ終わると珍しい事にNakamuとBroooockは食べ終わってすぐ自室に戻り書類を片付けに行った
きっと早く書類を片付けてスマイルと遊ぶつもりなのだろう
ん?書類?スマイルの仕事は?俺は恐る恐るインカムを繋いだ
kn『もしもし?あの〜スマイルさんの仕事 は?』
全-kn『あ』
na『いや?確かスマイルは2週間先まで提出 済んでた筈だよ?』
kr『おぉ〜、ムカつくけど優秀』
うん、それ俺も思った
kn『監視態勢あるじゃん』
na『あ…』
sha『スマイルの部下は?』
br『聞いてこようか?僕の部屋、情報管理棟 近いから』
na『お願い』
br『わかった、今向かってる』
sha『てかスマイル倒れる前に”仕事に差し支 えたらごめん”って言ってたよな?」
na『確かに!じゃあスマイルこうなる事知っ てたの?』
だとしたらアイツただ仕事サボりたかっただけじゃん
全『……。』
na『よし、らっだぁさんに直接聞いてみよ」
na『全員総統室来て』
全-na『了解〜』
br『聞いて来たー』
kn『どうだった?』
br『なんか書類系は全部スマイルが片付けて るらしいからみんな暇みたいで、全然OK だってさ』
kr『え?情報管理党の書類全部ってヤバくな い?!』
sha『しかも監視態勢も全部1人でやってたっ て事でしょ?』
kr『アイツの頭どうなってんの?』
na『とりあえず総統室来て!』
Nakamuにそう急かされたので全員総統室に集合し、運営国とビデオ通話を繋いだ
rb『もしも〜し、聞こえてる?』
na「聞こえてます!大丈夫です!」
rb『スマイルの事だよね?』
na「はい!」
rb『スマイルを幼児化させた理由はNakamu 達が仕事し過ぎだからなんだよね』
全「え?」
rb『スマイルがこっち来た時溜め息ばっかつ いてたから何かあったのか聞いてみたの』
rb『そしたら、メンバーが最近仕事ばっかり してて疲れもあらわれてきてるのに休ま ず訓練したり、書類作ったりしてるから ちょっと休んで欲しかったんだって』
rb『手伝おうとしても断られるし、自分の仕 事は終わっちゃって部下の仕事まで終わ らせちゃって、みんなが頑張ってるのに 休ませる事すら出来ない自分が嫌なんだ って』
rb『だからスマイルに幼児化の薬渡したの、 ちょっと癒されたでしょ?』
na「はい、全員逝きました。きんとき映し て」
Nakamuにそう言われたので、抱っこしていたスマイルをカメラの前に映したスマイルは目を瞑ってまた俺のジャージを掴んでるほんとにやめて
rb『え!スマイルって子供の頃からそんな顔 面偏差値高かったの?!』
kr「ほんとムカつきますよね」
kn「顔は良いのに性格がw」
rb『www』
rb『あ、後スマイルには幼児化の薬って教え て無いから』
br「え?じゃあ薬だけ渡したんですか?w」
rb『そう、”スマイルが全員の前でこれ飲んだ らみんなの疲れがほぐれるよ〜”って言っ て渡したからスマイルは自分がなんの薬 飲んだか知らない』
sha「戻ったらしばらく部屋籠りそうw」
na「確かにw」
rb『仕事の方は大丈夫だった?』
na「それはもう全然、スマイルは書類2週間 先まで提出済んでるし、監視態勢もスマ イルに仕事取られて暇してたスマイルの 部下が引き受けてくれました」
rb『え?メチャメチャ優秀じゃん、さすがWT だわ』
kn「いや、どっかの誰かさん達は遅れてます よ」
na.br「今日中に終わらせます……」
rb『じゃあそろそろいい?効果は2日で切れ るから、写真とか動画とか撮れたら送っ て〜』
na「分かりました。ありがとうございまし た」プツッ
らっだぁさんにお礼を言って通話を切った
kr「2日か〜」
sha「なんだよスマイル…休んで欲しいと か」
br「まぁ、確かに、仕事し過ぎてた感はあっ た」
na「じゃあ、2日間癒されますか」
スマイルの願望に応えて癒される事にし、今は全員で城内をぶらぶらしている
するとある部屋の前でスマイルが立ち止まった
na「どしたの?スマイル」
スマイルがじっと見つめてる部屋のプレートを読み上げる
kn「図書室……」
スマイルは背伸びをして、ドアノブに手をかけ、ゆっくりとドアを開ける
kr「かわい…」
na「ね…」
そんな会話をしながら、図書室をキョロキョロしているスマイルを見守る
しばらくするとスマイルが無言でこちらを見つめてきた
kn「どうかした?」
そう問うと、スマイルが本棚の上の方を指差す恐らく取って欲しいのだろう
br「これ?」
一番身長の高いBroooockがその本を取る
そして本の表紙を見て固まる
sha「Broooock?」
Broooockの所に集まり表紙を読み上げる
kn「テツガクヨウゴジテン……?」
kr「哲学?」
na「スマイル今何歳?」
スマイルに年齢を問うと、手をパーにしてこちらに向けてきた
全「ごさい?」
困惑してる俺達に構わずスマイルはBroooockから本を受け取るとソファーにちょこんと座り、本を読み始めた
俺達もスマイルの後ろからその本を覗いてみたその本はひらがなと漢字とカタカナで出来ており、俺達でも読めはする内容だった
kr「お、少なくとも日本の文字だ」
いつもスマイルが読んでる本は謎の文字と用語で出来ており、一文読んだけでも頭が痛くなる内容だった
na「俺達も読んでみようよ!スマイル戻った ら答えられるかテストしよ!」
ということで、スマイルに哲学用語の抜き打ちテストをするためにスマイルと一緒に辞典を読む事になった
kr「イデア?」
na「アポリア?」
kn「ドクサ?」
br「アレーテイア?」
sha「ノモス…パトス……?」
最初は全ての用語が疑問形になっていたがちょっとは覚えた…ちょっとね……
しばらくするとまたスマイルがこちらをじっと見つめてきたそこである事に気付いた
kn「そういえば俺達スマイルに名前教えたっ け?」
na「言ってない!俺Nakamu!」
br「僕Broooock~よろしく~」
sha「俺はシャークん」
kn「きんとき、よろしくね」
kr「俺はきりやん、よろしく!」
sm「・・・・・・。」
kr「アイツのコミュ力の無さはこの歳からだ ったのか」
kn「コイツに”スマイル”って名前をつけた親 の気持ちがよく分かるわ」
(↑※本当の由来は違います🏓 )
na「ねw」
br「ねぇねぇ、僕の名前言ってみて〜」
Broooockが馴れ馴れしくスマイルに話し掛けるスマイルは暫く黙ってから小さな声で呟く
sm「ぶゆーく…」
滑舌が悪いからか、まだ子供だからなのか、まだきちんとBroooockとは言えていない
けれど、それはそれで子供らしくて可愛いので、他のメンバーも同じように名前をきいた
na「俺は?!」
sm「なかう…」 (“な〇卯”じゃないです)
sha「俺は?」
sm「しゃーく…」
kr「俺の名前言える?」
sm「きーあん…」
kn「俺のは?」
sm「きぃとき…」
一つも言えてないやん…
na「きりやんが一番遠いね」
br「シャークんときんさんは後”ん”が言えれ ばいいだけだね」
sha「”ん”が言えないのか?」
kn「いや、きりやんのは言えてる」
na「なんでだろうね」
kr『夕食出来たぞ〜、5分以内に来なかったら 皿洗いな』
きりやんの一言で2分で食堂に全員集まり、夕食にありついた
スマイルは椅子の座面が低くて、テーブルに手が届かなかったので、スマイルの部屋にあっためっちゃ分厚い辞書を椅子の上に置いて座っている
テーブルマナーは大人の俺達よりきちんとしていて、スマイルの家庭にちょっと引いた
お風呂は久しぶりに全員で入った無駄に広いから全然余裕
夜はなんと広い空き部屋にベッドを並べて全員で寝た
翌日
Nakamuがスマイルを抱いて食堂に集まったすっかり懐いたようだ
朝食の途中でNakamuがスマホを見せてきた
na「見て見て、昨日の夜撮った写真」
なかむのスマホには、なかむのパンダのぬいぐるみを掴んで眠っているスマイルが映っていた
br「いいな〜、ちょうだいちょうだい」
kr「これ写真めっちゃ撮ってスマイルに見せ ようぜ」
sha「目瞑って意地でも見ないと思うぞ」
kn「意地でも見せるんだよ」
スマイルの話をして朝食は終わった
今はみんなで今日何をしようかと考えている
sha「絶対にやらなそうな事やらせようぜ」
kr「水鉄砲とか?」
na「確かにやらなそうだけど…」
br「お絵描きは?」
うわぁ〜やらなそ〜
na「絵か、いいね!そうしよ!!」
みんなで絵を描かせる事になり、絵の具やら色鉛筆やらパステルやらと、色んな物を用意した
br「スマイル〜お絵描きしよ〜」
Broooockがスマイルを呼ぶとテクテクと歩いてこちらにやってくる…パシャリ可愛い、殺す気か
まずスマイルが手に取ったのはフツーの鉛筆白い画用紙に絵を書いていくカメラマンはシャークん
スマイルが描きあげた物は狼の横顔、外側の線だけで、目や口、毛並みなど細かい物は描かれていない
どうするのかと思いきや、それをきりやんの所に持って行った
sm「きーあん、くり抜いて」
スマイルに絵をくり抜いてと頼まれたきりやんは、カッターを取り出し、綺麗に狼をくり抜いた
sm「あいがと」
口角を少し上げ、お礼を言うスマイル
鼻血を出し、倒れるきりやん
驚くスマイル
苦笑する俺達
しばらくして、きりやんが復帰したのでスマイルは作業を再開する
きりやんにくり抜いてもらった狼の型を丸く切り、もう一枚紙を用意すると、その上に狼の型を置いて、固定する
そしたら下の画用紙一面に黒い絵の具を塗る
狼の型を取ると、出来上がったのは白い月明かりに照らされた狼の姿
技術点の高さに驚きみんなで褒めたくったものの、その後スマイルが見せた笑顔に殺されてしまった
kn「スマイルって可愛かったんだ…」
na「なんであんな風になっちゃっだろ…」
それなー憎たらしい、哲学馬鹿のサボり魔っていうイメージしかなかったのに人殺せるほど可愛かったなんて
br「実は我慢してるだけで裏は甘えんぼなん じゃない?」
kr「もしそうだとしても、絶対甘えて来ない と思うぞ」
sha「一回だけ熱出した時甘えて来なかった け?」
br「あるあるあるある」
na「『行かないで』って、めっちゃ珍しかっ たよね」
kn「あれ熱のせいだと思ってたんだけど意図 的だったの?」
br「可能性は無くは無いよね」
kr「でもスマイルに甘えんぼは合わないよ」
sm「ふぇっ、うぇぇぇん、ひっぐ、」
突然泣き声が聞こえた聞いた事のない泣き声だったがここの会話に居ないのはスマイルだけだったので消去法でスマイルの声だとわかった
全「スマイル?!」
声のした方に視線を向けるとそこにはカーペットに座り込んで目を手で擦りながら泣いているスマイルの姿があった……え?可愛いんだが?
kn「ああ、手で目擦ったらダメ」
スマイルの小さな手を離して、涙の溜まった目を持っていたハンカチで拭く
しばらくしてスマイルは泣き止んだ
kn「どうしたの?」
sm「むしがぁ…」
そう言ってスマイルは近くに置いてあった植木鉢の葉に止まっているテントウムシを指さした
全「・・・。」
だよね、そうなるよねだってテントウムシって昆虫の中でもまだマシな方だよねむしろ見つけて喜ぶ子のが多いよね
br「大丈夫だよ〜、ホラ、もう居ない もう居 ない」
Broooockがテントウムシをそっと捕まえて近くの窓から放す
sm「も、いない?」
na「うん、だからもう泣かないで」
sm「ぐすっ……」
kr「…ああ、俺達は今あのスマイルを慰めて るのか……」
kn「シャークん、こっそり動画撮ってるのバ レてるからね」
シャークんは胸ポケットにカメラが隠れないようにスマホを入れ、盗撮している
kn「Nakamu手止まっている!!!!」
na「はいぃ!!!!」
kr「何寝てんだBroooock!!!!」
br「はいぃ!!!!」
スマイルが幼児化してから一日と半日ぐらい今は書類の終わってない2人を3人で見張ってるとこスマイルはお昼寝中(ぬいぐるみ抱いて)1時間ぐらい前に寝かしつけた
sha「はい後37cm!!!!」
na.br「ひぇぇぇぇぇエ」
あーあ溜めるなって言ってんのに
そんな事を考えていると総統室のドアがガチャっと開く
sm「NakamuこれF国とY国の情報だから、目 通しといて」
全-sm「え?」
sm「ん?なんだ?どうかしたか?」
全-sm「スマイル?!?!」
sm「それまじで言ってんの…?」
元に戻り、2日間どんな姿になっていたのかを聞いて顔を真っ赤にするスマイル
br「写真見る〜?」
sm「ッ……!! や、やめろ!見ない!!」
kr「見ないと運営国と我々国に拡散する よ〜?」
sm「やめて!見るから!!」
kr「ほーん」
まぁ、どっちの国にも拡散済みなんですけどね
スマイルは無理やり自分が幼児化した写真やら動画やらを見せられ"もうらっだぁさんには相談しない"と学習したようだ
ちなみに哲学用語のテストは呆気なく正解され、"つまんない奴!!"と、NakamuとBroooockが頬を膨らまして軽く拗ねていた
END
コメント
12件
哲学用語調べたけど本気でむずいちいちゃいスマイルさん凄すぎ!
ちょ、質問なんすけど途中のアイコンってなんのメーカーですか?
〇し屋ってそういうことか…(昇天)