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3️⃣🍎
【注意事項】
※ハマり始めたばかりで解像度低い可能性が高いです
文章能力がないです!(それでも書くんだ、自給自足)
ここまで読んでいただきありがとうございます。
3️⃣🍎お楽しみいただけますと幸いです🙇♀️
その日違和感を感じた。
ケイタがいつも以上に静かだった。
「ケイタ」
俺がそう呼んでも
「……なに?」
返事がきたのは3秒後
同じ空間にいるはずなのに、まるで宇宙にいるかのような時差が生じている。
「何かあった?」
「…ううん、何もない…」
はいダウト!絶対ある!
深入りしようにも話してくれる雰囲気がない。
こういう時のケイタは何でもないですぐ自分の気持ちをごまかそうとする。
俺に負担かけるからとか?ノンノン。むしろ来てくれって思う。
俺って頼りない??なんか悔しいな。
落ち着けユーダイド。
ただ、俺自身もケイタに無理やり気持ちを吐き出させたいわけでもない。
逆効果だと思うから。
「隣座ってもいい?」
「え…?うん」
よしよし、まずは距離は縮まった。
どうする、俺。
「ギューする?」
「……?」
ケイタの眉が8の字になってしまう
困らせちゃった!!
ごめん!!!本当にごめん!!!
「ごめん、This is lie. Shall we somewhere」
「……うん」
「じゃあ行こう」
とりあえず車を走らせてどこに行こうか考えてる。
ケイタにふと目をやると、ボーッと空を眺めている。 これは相当弱ってるな。
「ケイタ着いたよ」
俺が連れてきた場所。
夕方の海。
夕日に照らされた海が輝いている。
人の気もなく、ただ波の音が寄せて返す。
とにかく静かで、ここならケイタも落ち着けるんじゃないかな。
ケイタは車を降りて、砂浜を駆けて海の近くに座った。
そのまましばらく黙ったまま海を見ていた。
俺も隣に腰を下ろしたけど、
変に声をかけるのは違う気がして
ただ同じ方向を見ていた。
波の音だけが二人の間に流れる。
数分が経った頃、ケイタがぽつりと
「……ありがと…」
小さく呟いた。
ケイタの頬を伝う涙に、俺の心臓がぎゅっと掴まれた。
「ケイタ?!」
思わず声が出たけど、ケイタは首を横に振って
「……ごめん……悲しいとかじゃなくて……わ、なんか、限界だったみたい……」
夕日の光がケイタの涙に反射して、妙に綺麗で。
そんなこと思ってる場合じゃないのに、胸がまたぎゅっとする。
どうすればいいか、一瞬迷った。
俺はそっと、ケイタの肩を引き寄せて
頭を自分の肩に乗せさせた。
ケイタは少しだけ驚いた顔をしたけど、
すぐに力が抜けたみたいに寄りかかってきた。
ケイタの呼吸が落ち着いてきた頃、俺は小さく呟いた。
「……俺ができるの、これくらいしかないけどさ」
ケイタの肩がびくって揺れた。
顔を上げたケイタの目が、少し赤い。
「もっと俺を頼って 」
自分でも少し照れくさくて、海に視線を逸らした。
「ユーダイ、ありがとう」
泣きながらも笑顔を見せる。
いつものケイタに戻った。
ケイタがそんなふうに笑ってくれるなら、 俺は何回でも海でも山でも連れ出すよ。
【後書き】
リクエスト、そわそわ、待ってるそわそわ…(うるさい)