今回も書いていくぜ〜☆
それでは〜let’s go!
⚠注意⚠
太中 ちょい織太? BL
三角関係 ??←織←太←中
織田作が生きてる!
切ない 中也が病んでる
めちゃくちゃ長い
太宰「」
織田作【】
中也『』
中也side
ある日の事。
太宰と織田がバーで楽しそうに話していた。
俺は偶々二人が居るバーに来てしまい、凄く気まずい空間に居座る事になってしまった。
どうしたらいいのだろうか。
…凄く、不安だ。
いや、不安…というか、嫉妬…?
俺の中で悲しみと不安と苦みが混ぜ合わさって、ぐちゃぐちゃになった感情が渦巻いている。
世間ではこれの事を嫉妬と呼ぶのだろうか。
『嗚呼、来なければ良かった』なんて思いながら太宰と織田の居る方に目をやる。
太宰は誰といる時よりも楽しそうで、嬉しそうで、救われた様な…凄く清々しい笑顔を向けている。
織田は太宰と話していて、楽しそうで…とてもおっとりとした目を向けている。
いいなぁ…羨ましい…
届く訳も無い独り言を呟く。
勿論、あいつらは気付いてない。
その瞬間、心臓に激痛が走る。
ズキッ ズキズキッ ズキンッ
痛い…でも、ここで声を上げてしまったら俺がこのバーに居る事がバレてしまう。
『っ…..!』
俺は必死に声を抑えた。
涙が出る程の痛みに─
暫くして痛みが治まった。
今すぐにでも店を出たいが、”痛み”が怖くて立てない。
すると、こんな会話が耳に入ってきた。
「ねぇ、織田作!織田作って好きな人居るの?」
あいつの…好きな人…?
想像もつかない。
【嗚呼、居る】
「…..!」
「ちなみに、その人って誰?」
【俺の好きな人は…中原だ】
…え?俺…?
「え!?中也が!?」
「なんで??」
本当だよ…なんで俺なんかを…
【中原って、いつも気が強いイメージあるが…ずっと関わっているとあいつの優しさが伝わって来ないか?】
「いやいや、あのナメクジのどこがいいの?(笑)」
【例えばだな…少し拳銃の弾をかすっただけでも絆創膏を渡してきたり…疲れてる奴の仕事肩代わりしてたり…】
「……」
織田作はつらづらと言葉を並べる。
その勢いに太宰が黙り込んでしまった。
駄目だ…気分が悪い…早く店を出よう…
俺はレジに代金を置いて店から離れた。
暫く店から離れて歩いていると、ふと、背中に違和感を覚えた。
それは前と同じ感覚だった。
嫌な予感がして羽に触れる。
すると、羽の隅の方が少し黒ずんでいた。
『なんだよ…これ…』
その意味も分からない現象にまた気分を悪くする。
『早く…早く帰りたい…』
さっさと家に帰ろうと体を動かした。
だが、 体が重くて思うように動かすことが出来ない。
それに加えて視界まで眩んできた。
ついには視界がぼやける。
そこで俺の意識は途絶えた。
ー 太宰side ー
【俺の好きな人は…中原だ】
…え?何言ってるの…?
「え!?中也が!?」
「なんで??」
なんで…?なんで私じゃないの…?
【中原って、いつも気が強いイメージあるが…ずっと関わっているとあいつの優しさが伝わって来ないか?】
何…言ってるの…?中也なんかより…私の方が…
そう思うと、つい酷い事を口走ってしまった。
「いやいや、あのナメクジのどこがいいの?(笑)」
織田作にも中也にも失礼な事。
あれ…私ってこんなに…酷い奴だったんだ…
【例えばだな─】
織田作の話が頭に入ってこない。
嗚呼、君は中也の話をする時だけ、凄く愛おしそうに…優しく微笑むんだ。
君は、本当に中也が好きなんだ。
「織田作…」
【なんだ?】
「私じゃ…駄目かい?」
嗚呼、私は何を聞いているのだろう。
【…..】
ほら、織田作も反応に困っているだろう…?
【太宰も好きだ】
【でも、この好きは中原とは違うんだ】
君なら…君ならそう言うと思ってたよ。
【すまんな、太宰】
「いいんだ、全然気にしなくても」
「変なこと言ってごめんね!」
私はその時、中也の心を、体を、壊してしまおうって…そう、思ったんだ。
自分でも最低な事だって分かってた。
でも、どうしても私の事を見て欲しかった。
中也side
翌日。
俺は一人寂しく、仕事部屋で資料を作成していた。
そこに聞き慣れた音が響いた。
コンコン
誰だろうか。
そう思いながらもその呼びかけに返答をする。
『はい、どうぞ』
ガチャ
「失礼〜!って、あれ?仕事してたの?もぉ〜真面目なんだから〜!」
入って来たのは太宰だった。
『それで?何の用だ?』
俺がそう言うとあいつは、いつもより低い声でこう言った。
「君を虐めに来た」
何だよそれ。いつも虐めに来てるじゃねぇか。
そう思っていると…
ドンッ
太宰は俺を思い切り蹴った。
当然、俺は蹴られるなんて思っていなかったので、後ろに倒れて尻餅をつく。
『…えっ?』
俺は顔を見上げた。
そこには俺に恐ろしい程に鋭い視線を向けている太宰が居た。
「チッ、腹が立つ」
…なんで?俺なんかしたのか…?
『だざっ…ご…ごめん…』
「は?」
低く、暗く、苦痛を感じさせる。
そんな声が俺の耳に嫌でも入ってくる。
「君さ、私が何で腹立ってるか分からないでしょ?なのに謝るの?」
『そ…れは…』
あまりに的確な指摘に言い返す事が出来ない。
「はぁ…呆れた」
「もう少し優しくしてあげようかと思ってたのだけれど…もういい」
何…?何かされるのか…?
ガゴッ
その瞬間、鈍い音が部屋に鳴り響いた。
その直後、腕に痛みが走る。
『い”っ…!』
「ウザい、気持ち悪い、近寄るな」
ズキンッ!!
あがっ…はぁ…はぁ
息が苦しい。
誰か助けて…
ここまで見てくれてありがとう!
次回も見てくれると嬉しいな〜
コメント
13件
太宰ぃぃ!八つ当たりは良くないよォ😭中也が可哀想😭
太宰さん? 中也と織田作が悲しむよ! 太宰さんが、中也のこと壊そうと思っても無理だと思うけど..