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私/僕の住むこの街は
都会でもないし、
田舎でもない。
賑わってもないし、
静かでもない。
明るくもないし、
暗くもない。
そんな名も無き
小さな普通の街にある、
小さな家に住む二人の話。
「おはよ!」
「ふぁ〜…おはよ…」
そんな会話で始まる日常。
元気良く挨拶する私の横で、
僕は面倒くさそうに挨拶する。
「今日も起きるの早いな…」
眠そうな目をこすりながらそう聞く
「都喜阿くんと違って8時間睡眠だもんね!」
得意気に言う私に顔を洗う君は、
「はいはい。うるせぇよ〜」
と何ともない返事をした。
私の名前は実鈴
僕は都喜阿
私達は双子で、
何もかも正反対で、
全然似ていないと有名だった。