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僕はノートを見終わると、家を飛び出した。
mt「どこまで、勝手なんだよ、、泣」
僕は涙で辺りがぼやけながらも、彼女を探すため走り続ける。
彼女のいそうな場所を探す。が、彼女はどこにもいない。時刻は23:00…
mt「流石にいない、、か…」
僕は走っていった足を止め、息を整える。もう今日は諦めて帰ることにした。
家の前に着いたその時
mt「…え」
そこには、彼女がいた。僕は彼女のとこに行き声をかける。
mt「あ、あの…なにして」
彼女は僕を見ると涙目になる
「あ、あれなんで私泣いて…」
mt「こんなとこで何してるの?」
「わからない、でも気づいたらここに」
mt「僕のこと、覚えてる?」
彼女は首を横に振る
mt「だよな…」
「で、でも何故かわからないけど、あなたを見ると胸がどきどきする…」
mt「ま、まあ家に上がりな」
僕は彼女を家に連れていき、テーブルに置かれたノートを彼女に渡す。そして全てを彼女に話す。
「…え。てことは付き合ってるってことですか?」
mt「そう、だね」
「最後のこの手紙…私が」
mt「この手紙を書いた君のとこに戻れるなら僕はその時の君を強く抱きしめたい…大丈夫だよってね」
「…泣」
僕はこの手紙の最後の「もう会わないで」の文字がその時書いた彼女の涙で滲んでるのに、胸が痛い。
mt「いい?もう離れていかないで」
「わからないよ…明日になればまた忘れて」
mt「大丈夫…僕がまた君を見つけ出すよ、今日みたいにね」
「なんでそんな優しくできるの、傷つかないの?楽しい思い出も、大切な思い出も忘れられちゃうんだよ?」
mt「君が忘れても僕が忘れない、僕は何度だって君に好きを伝えて、これまでの思い出も全て昨日の出来事のように伝える」
「無理だよ…この手紙にかいてあるように、もときさんには幸せにしてくれる人を見つけてください」
mt「僕は君が好きなんだよ…!気づいてよ」
彼女はそれ以上何も言わず、ただ泣いていた。分かってる、彼女を困らせているのも、でももう彼女を手離したくない…僕はもう君なしでは生きていけない。