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昼休み 、 2年4組の教室 。
私はお弁当を広げながら 、 のんびり○○と話していた 。
雪乃 「 ん ~ … 今日の卵焼き 、 甘すぎたかも 」
○○ 「 いや 、 普通に美味しそ !! 雪乃って料理できる系女子なのずるい 」
雪乃 「 兄がうるさいからね ~ 、 冷凍は許さないって … なんの修行なんだろ 」
白布 「 お前昨日もお兄ちゃんに怒られたたって言ってなかった ? 」
雪乃 「 あれは 、 私が悪い 笑 」
○○ 「 兄妹仲良いよね ~ イケメンだし 。 」
雪乃 「 確かに顔はいいよね 」
○○ 「 雪乃さ 、 最近元気ないよね 」
雪乃 「 … え 、 そう ? 」
白布 「 牛島さんのことか ? 」
雪乃 「 え 、 なんで急に ? 笑 」
白布 「 わかりやすいんだよ 。 見すぎ 、 牛島さんのこと 。 」
雪乃 「 … うわ 、 最悪 。」
顔を手で隠す私を見て 、 白布は小さく笑った
白布 「 バレバレなのに 、 隠す意味ある ? w 」
雪乃 「 あるよ ! ていうか 、 賢二郎は黙ってて !! 」
白布 「 別に言いふらす気ないし 」
今日の練習も始まり 、 部員たちがボールを打つ音が響いている 。
私はマネージャーとして 、 ネット際で記録をとりながら選手たちの様子を見ていた 。
川西 「 雪乃ちゃん ~ これ 、 今日のフォーメーション 」
雪乃 「 ありがとう !! 川西くん わざわざ持ってきてくれたの ? 」
川西 「 白布が忘れてたからな ~ 」
雪乃 「 やるじゃん !! 」
川西 「 ど ~ も 」
練習の合間 、 スパイクを打ち終えた牛島先輩と目が合った 。
一瞬だけ 。
でも 、 その一瞬が私の心臓を変なリズムにさせた 。
雪乃 ( ねぇ先輩 、 私見てますよ 。 ずっと !! )
けれど 、 先輩はすぐに視線を外して次のプレイに戻って行った 。
雪乃 ( 当たり前だよね 、 私ただのマネージャーだもん !! )
部活終わり 、 体育館裏で1人片付けをしていると 声が聞こえた 。
白布 「 森河 、 傘もっもてんのか ? 」
雪乃 「 え ? あ 、 降ってきた ? 」
白布 「 微妙だけど 、 送ろうか ? 」
雪乃 「 大丈夫 !! ありがとう ~ 」
白布 「 … そ 」
しばらく沈黙 。
私は体育館の軒下から 、 校舎の空を見上げる 。
雪乃 「 ねぇ 、 賢二郎 。 牛島先輩って私の事 … どう思ってるのかな 」
白布 「 知らねーよ 。 自分で聞けば ? 」
雪乃 「 なんか冷たくない ? 」
白布 「 いつも通りだろ 」
雪乃 「 そっか !! 賢二郎も牛島先輩を尊敬してるもんね !! 」
白布 「 それはそうだけど 、 」
雪乃 「 だから 、 嫉妬したのか !! 」
白布 「 ちげーよ!」
雪乃 「 あははは 笑 」
白布 「 おい 、 笑ってんじゃね ー よ 。 💢 」
雪乃 「 ごめんなさい 。 」
白布 「 さっさと終わらせて帰るぞ 」
雪乃 「 は ~ い 」