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魔界。
ここは悪魔や死神が人間界のように平和に暮らす場所。
冥界とは似ているようで全然違う。
死神はそこから午前中だけバチキンをポータル越しでいつも見守っている。
そして日が暮れてからバチキンの元へ。
本来は午前中も人間界に行くことはできるが、死神はワケあって午前中は人間界には行かないのだ。
何故なら彼は……
???「おい死神。」
バチキンのことを見ていると、後ろから誰かに呼ばれた。
後ろを向くと、見慣れない悪魔が2人立っていた。
服装以外の見た目を見れば死神と同じ沼で高校生くらいだ。
2人ともこの魔界に住む悪魔なのだろう。
紺色の悪魔は心配するような眼差しを向け、水色の悪魔は死神を睨んでいた。
死神「悪魔が何の用だ。」
悪魔B「マリちゃん!失礼だよ……!」
悪魔A「いいんだよフサ!あれを死神に言うためにここに来たんだからきつく言うべきだ!」
悪魔B「前者は分かってるけど……」
フサと呼ばれた紺色の悪魔がマリちゃんと呼ばれた水色の悪魔を注意したが、水色の悪魔は死神に続けた。
悪魔A「俺知ってるさ。お前そのポータルん中のシスターとヤッてんだろ。 」
水色の悪魔はポータル内のバチキンを指差した。
悪魔B「マリちゃん!!」
死神「そうだが?なんか問題でもあるのか?」
悪魔A「俺たちは、魔界の奴が人間界の奴と結ばれるのには反対だ。」
死神「なんだよ。思想を押し付けてんのか?」
悪魔A「そういうことじゃねーよ。俺はそこの教会が嫌いだから言ってんだよ!おかげで人間界に散策しに行っただけだったフサはシスター共に囲まれた上十字架向けられて死にかけたんだぞ!?ソイツのこと一日中見てるなら部屋で見てろよッ!」
悪魔B「マリちゃん、その話はいいって!」
死神「……わかったよ。」
死神はテレポートでこの場を離れた。
悪魔B「どうしようマリちゃん……きっと怒らせちゃったよ……!」
悪魔A「……。俺も言いすぎたかもって今反省してるけどさ、今のシスター……」
悪魔B「え?」
悪魔A「いや、なんでもないぞ。」
おまけ
水色の悪魔(マリちゃん)
魔界に住む悪魔。魔界にある高校に通っている。紺色の悪魔とは親友。 別世界の者同士の結婚に関しては何も思っていなかったが、紺色の悪魔がバチキンの所属している教会のシスター達によるいじめにあったことにトラウマを抱き、以降その教会のシスター達を嫌ってるが、バチキンに関しては沼であるため、作中で怒ってたのはバチキンにではなくバチキンがその教会のシスターだから怒ってた。
紺色の悪魔(フサ)
水色の悪魔の親友。水色の悪魔と同じく魔界にある高校に通っている。幼少期に人間界の子供の友達が欲しい理由で人間界に散策に行ったが、シスター達に十字架を向けられたことがきっかけで人間界に強いトラウマを抱くようになってしまった。