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あてんしょん
・rzso
・学パロ
・rz視点
・幼なじみ設定
・切ない系(そうなってたら嬉しい)
季節は、俺たちの焦りを置き去りにしてどんどん移ろっていく。
あの昼休みの日以来、らいと達も以前より心音の体調を頻繁に気にかけるようになっていた。
今日は珍しく、朝から心音の顔色がいい。
放課後、誰からともなく「寄り道しようぜ」という話になり、いつもの6人でファミレスのボックス席を囲んでいた。
「……でさ、みんな今日LHの課題、なんて書く?」
みかさがメロンソーダのストローを弄りながら、ふと将来の話を切り出した。
rz「将来のやつか……。志望理由とか書かされるんだろ? まずは進路を決めないとな」
li「ほんとに3年ってあっという間過ぎやろ。気づいたら俺らが受験生とか、ガチで笑えんっちゃけど……」
lp「メルトは? なんかなりたいもんとかあるん?」
rz「確かに。メルトの将来って、あんまり予想つかないな」
ml「えぇ〜、俺?うーん……特になりたいものなんて、パッと浮かばないかも」
mk「それなら、俺と一緒にプロゲーマーなろうや!メルトなら絶対いけるって!」
らいとが「お前らゲーム、エグいほど上手いもんな」と笑い、みかさが「いい案だと思わん?!」と目を輝かせる。
ml「ゲームかぁ……。まぁ、みかさがそこまで言うなら、考えてあげなくもないよ」
lp「相変わらず上から目線やなぁ……w」
ml「誘ってきたのはみかさなんだから、当然でしょ」
lp「俺?俺は学校の先生とかになっとる気がするわ」
rz「あー、似合うわ。らぴす、教えるのめちゃくちゃ上手いもんな」
lp「現段階で、ここの問題児2人を相手にしとるからな。どんな生徒が来ても対応できる自信あるわw」
li「おい。言われとるぞ問題児」
mk「お前だよ、バカ。」
ml「お前ら二人ともだよ」
メルトの冷めた一言に、またどこからともなく笑い声が上がる。
注文した山盛りのポテトやパンケーキが届き、みんなが手を伸ばす。
俺はさっきから一言も発していない心音が気になって、横目で様子を伺った。
……顔色は悪くない。むしろ、少し赤いくらいだ。
けれど、その瞳はどこか遠くを見ているような、ひどく暗い色をしている気がした。
rz「なぁ、しお…」
li「ほな、次はらいとな!欲望に忠実な将来設計、聞かせてもらおーや」
俺の声は、Lapisの楽しげな声にかき消された。
まぁ、いいか。
心音のことは、帰りに二人きりになった時にでも聞けばいい。俺は視線を正面に戻した。
li「俺はそうやな……まぁ、まず可愛い女の子と付き合って、毎日あんなことやこんなことを…」
ml「うっわ……引くわ。ガチで」
mk「もう、ほんまに最悪や、この人。……ちょっと、こっち寄らんで!」
li「なん、みかさ!そんな距離取るなって。いい子おったらお前にも一人くらい紹介してやるけん、安心しとけって!」
mk「一ミリも安心できんわ!!」
lp「その言い方やと、一夫多妻制やんw」
li「えっ、日本って一夫多妻制やないと……? w」
ml「認められてませ〜ん。残念でした」
バカみたいに談笑し、気づけば外はオレンジ色の夕闇に包まれていた。
駅に向かう4人と別れ、俺と心音はいつもの帰り道を二人で歩き出した。
ファミレスでの賑やかさが嘘のように、辺りは静まり返っている。
あの時覚えた違和感はどうやら間違いではないようだった。
心音は歩みを止めることなく言葉を紡ぎ出した。
so「……ロゼはさ、将来、何になりたいとかある?」
その声が、夕暮れの空気に溶けるように響いた。 真っ直ぐ前を見つめたまま歩く彼の横顔。
その声が、ほんの少しだけ……震えているように聞こえたのは、気のせいだろうか。
rz「そうだな……。正直、まだはっきりとは決まってない。とりあえず大学に行って、それからかなってくらいで」
so「そっか……」
心音の返事は、どこか上の空だった。
俺はわざと明るい声を作って、幼馴染としての「勘」を頼りに問いかける。
rz「心音は?なんかないの?やりたいこととかさ」
心音が立ち止まった。
ゆっくりと俺の方を向き、その瞳に夕日の光を反射させる。
so「俺は……」
一瞬、ためらうような間があった。
rz「俺は、今みたいに6人でバカ騒ぎして……ロゼの隣にいられれば、それで、いい……かな ///」
その頬が赤く染まったのは、夕日のせいだけではないだろう。
はにかんだような、でもどこか泣き出しそうな、そんな顔。
rz「え……それって……」
「隣にいたい」という言葉の意味を、俺の脳が必死に処理しようとする。
心臓の鼓動が急激に速まり、彼の手を取ろうと一歩踏み出した。
so「それじゃあ、俺、今日寄るところあるから、もう行くね!」
rz「待てよ、俺もついてくから!」
so「いいの!本当に大丈夫!おつかい頼まれてたの忘れてただけだから、すぐ済むし!」
心音はそれだけまくし立てると、俺が引き止める隙も与えず、背を向けて走り出した。
伸ばした俺の手は、空を切る。
その時の俺は、浮き足立つような高揚感の中にいた。
心音も俺と同じ気持ちだったんだ、という喜びで頭がいっぱいだった。
だから、気づけなかった。
走り去る彼の背中が、今にも消えてしまいそうなほど小さかったことに。
そして――。
「将来」という言葉を口にした彼の瞳が、どうしようもない絶望を湛えていたことに。
コメント
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うわあああ第2話読み終えたよ〜!!😭💕 ファミレスでの6人の賑やかな空気、めっちゃリアルで青春って感じだね!それぞれの将来の話もキャラの個性出てて好きだけど…やっぱり最後の心音が「ロゼの隣にいられればそれでいい」って言ったシーン、エモすぎて胸が締め付けられたよ…!!しかも走り去る背中に絶望の色があるってラスト、そんなの気づかないロゼが切なすぎる…続きが気になりすぎるよぉ😭💔