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イラスト部屋で取ったアンケなのに3いいね付いたので作りました。
3000字ちょいの花龍knsmメインです
kn
磋牙の郊外役。手段を選ばない冷酷非道。
芽生土の記憶あり。shを探している。
sm
虎ノ粉の売買が生業の貿易商。磋牙が大嫌い。
芽生土の記憶なし。
世界観
転生した…かと思いきや、過去の自分達に戻っていた世界。
街並みは殆どそのままだけど、芽生土にあった駅と花龍列車が当たり前にある。
──────
sm side
mb「た、頼む!今月はもうこれしかないんだ、どうか…」
頭を下げて虎ノ粉を乞う、惨めで哀れな中毒者。
sm「此方も商売なんだよ。金が払えねぇ奴に売る物はねぇ。さっさと退け、暇じゃねぇんだよ」
sm「それか、どうだ?『裏』に媚びて金でも借りて来ればいいじゃねぇか」
裏。今まで裏社会の組織に金を借りてまで虎ノ粉を求める狂人を見てきたが、散々な目に遭って散ってった奴らばっか。
正直言って此奴は面倒だから、散ってくれれば有難い。金が貰えるなら尚更。
「おい貿易商。余計な奴を此方に寄越そうとすんな」
飽きて帳簿に目をやれば、ソイツの隣からガラの悪い声が聞こえてまた顔を上げる。
sm「…なんの用?」
kn「えぇ…冷たくない?そんなんだったか?お前」
さっきとは一風変わって砕けた口調で話しかけてくる。まるで会ったことのあるような喋り方に違和感を覚えた。
sm「…俺、アンタと会ったことある?」
kn「………は?」
意味がわかりません、とでも言うような困惑具合に此方が間違っているのではないかと思えてくる。職業柄、人の顔は覚えるはずなのだが見覚えは一切ない。前会った時に色眼鏡をかけていなかったとしても、真っ青な目に特徴的な泣きぼくろは印象に残るはずだ。
kn「きんときっつう者だけど。見た目もなんも変わってないけど、覚えてないの?」
sm「きんとき?」
全くと言っていいほどに覚えていない。こんな特徴だらけの奴を忘れるなんて有り得ないはずだ。
kn「記憶ねぇのか…」
sm「…で、何の用ですか。」
こういうケースは大抵、知り合いを偽ってなにか企んでることが多い。だからはっきり知らないと言った方がいいと経験が語っている。
なのに、何かが引っかかるこの感じは、なんだ?
kn「貿易商。情報は売ってないのか?」
sm「はぁ?うちは今万能薬しか扱ってねぇよ、客じゃねぇなら帰れ」
万能薬。又の名を、虎ノ粉。その正体は__
kn「__鴉片なんざ要らねぇよ」
sm「…………………」
驚きで声が出ない。麻薬は疑えど鴉片気づいた人は誰ひとりいなかったのに。なぜ、鴉片だと。
此奴は、俺の何を知っている。
sm「……“万能薬”を買う気がないなら帰れ」
kn「まだそれ貫くの?w」
…あ。此奴…思い出したかもしれない。この間港で『裏』と喋ってた…
sm「…アンタ、磋牙の奴かよ。」
kn「あれ、知ってんの?」
sm「磋牙とこれ以上関わる気はない。帰れ。」
左眼を突き刺した挙句、絶対服従と高額なみかじめ料の支払いを強要して来た磋牙に、余計な話をするほど暇でもない。それと、此奴といると調子が狂うから、出来れば早く帰って欲しかった。
kn「残念だけど、お前を呼んで来いってボスからの命令なんだよ」
あと他の幹部の奴らからも、と付け足された。
sm「…今月の料金なら既に払ったはずだが?」
kn「?何お前、磋牙に金でも借りてんの?」
sm「は?お前がなんで知らねぇんだよ」
kn「いや…俺お前から聞いた話くらいしか知らないし」
…いつもなら嘘って追い返せるのに、どうにも嘘を吐いてるように見えない。こんな筋が通らない言い分もないのに。
sm「…わかった、着いて行こう。」
kn「お。」
そのまま適当に支度を済ませて、凶器は隠し持って、磋牙の拠点に案内してもらう。港に来る牙の奴らが来る方面であることから、全く違うところには連れて行かれないだろう。
sm「つかお前はどの立場にいる奴なんだよ」
kn「まだ幹部補佐だよ。お前と会った時は幹部になってたけどね」
…相変わらず意味が分からない。会った時ってことは今幹部じゃなきゃおかしいんじゃねぇのと言いたくなるが、相手するのも疲れるので辞めた。
sm「…後、金借りてる訳じゃねえからな」
kn「んだよ、取り立てしてやろうと思ったのに」
sm「ふざけんな」
──────
kn side
sm「…アンタらの島まで呼び出してなんですか。」
mb「まぁまぁ、そう焦らずに。」
そう言うのは俺が現在付いている磋牙の白虎。真相を知ってからは影武者なのを知っているが、本来は幹部補佐のため彼が白虎なこと自体知らないのだけれど。
sm「こっちも暇じゃないんですけど」
芽生土で見た彼と比べて、かなり高圧的。
記憶が無いのには驚いたが、虎ノ粉が鴉片なことも人殺しに慣れていないことも磋牙が脅していることも知っている。敵にしたい訳じゃないので、揶揄い甲斐がありそうだな程度に留めておくが。
mb「最近、虎ノ粉の売り上げが少なくないか?」
sm「…と、言うと?」
mb「虎ノ粉の市場価値が上がり、値段が跳ね上がるように高くなっているのは知ってるんだ。それなのに何故、支払い額が下がっている?」
虎ノ粉の市場価値?支払い額…?
sm「…高くなった分、買い手が付かなくなった。それだけだ」
mb「なら下げたらいいじゃないか。書類の内容、忘れたわけじゃねぇよな」
sm「そりゃ、勿論。しっかり10万は越えてるだろ」
10万以上の支払いを磋牙と契約していた…なんて話、一度も聞いていない。
確かに、裏帳簿があること、不当な利益を得ていたこと。契約をしていたこと自体も知ってはいるが…。
あの裏帳簿が具体的に何を記していたかまでは知らない。から、分からない。
mb「…なら、そうだな…きんとき。」
kn「っあ、はい。なんでしょう」
mb「此奴の監視役になって、利益と支払い額の割合を報告しろ。釣り合っているかどうかは此方で計算する」
sm「……は、」
mb「なにも、やましいことがないのならいいだろう?」
一旦待って欲しい。
俺は確かにあの場で、ほぼ全ての情報を話した。
他の彼らだってそのはず。
だから、彼もそうだと思っていた。
思い返せば、彼が磋牙との関わりを持っている虎ノ粉商人ということしか分かっていなかった。
なぜ虎ノ粉を売っているのか。悪魔に売ったらしい左眼の真相は。裏帳簿を付け始めたきっかけだって。
kn「…あ、あの」
mb「…どうかしたか?」
此奴の裏はかなり知っているつもりだった。
…あの場に置いても此奴は全てを語らなかった。俺は弟の話も全部流れに任せて言っていたのに。…流石、口の回る貿易商だな。なんて。
kn「俺…契約の話、知らないんですけど…」
mb「あ?そうだったか。」
そうして白虎…もとい影武者から説明を受けた。
要約するならば、
『虎ノ粉の売り上げの7割を磋牙に納めること。最低でも10万以上を納めること。
納めない、納められない際は理由により処分を決める』
ということ。
本当にこの組織は腐っているようだ。
でも、それに任命されたのが俺だということは…なんとか誤魔化すことはできるかもしれない。
なぜこう庇いたくなるのかは謎であるが、放っておくのも違う気がした。
kn「…わかりました」
終始殺気立つ貿易商の眼は白虎を射抜いていた。
──────
sm side
sm「はぁ…」
最悪。誤魔化しが効かなくなるなら、どう生活していけばいいのだろう。
kn「随分と落ち込んでるな」
監視を無くすためにsmがknを撲殺しようとして、藁差し銭を手に取った時に勘づいて残念でしたってやるknがみたい
期間
2024⁄12~2025⁄4
没理由
ぐだぐだしてて飽きた
自分で久々に色々と読み返して、書き方下手だなぁとかおもろとか思ってます
案外悪くない