テラーノベル
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顧問 「先輩に挨拶して来なさい」
とのこと
パーカッションは、一番後ろのところだったかな
一回しか来たことないからわかんない
部活で演奏する楽器は
仮入部でやった事があるものでないといけない
私はほぼ毎回フルート希望だったしフルートをやっていた
一回だけ希望者が3人になって、
譲ってパーカッションに行った
小学校の頃に鉄琴をやった事があったからだと思う
…凄く楽しかった
でも揺らいじゃいけないと思って
でも
フルートは難しくて、
直ぐに酸欠になって
正直言って、辛かった
でも、
パーカッションは辛くない
小物を揺らして、叩いて
太鼓を叩いて、音が出て
それだけ
皆を支えるという部分にも、惹かれてしまった
私はフルート志望だったのに
友達と、話していた
フルート、受からなかったらどうするかって
もう一人の、フルート志望の子と。
その子はとても可愛くて、優しくて、仕事もできて、勉強も頑張っていて、塾にも遅くまで行って、背が低くて、ピカ○ュウの声真似が上手くて、とても可愛くて。
担任の先生からも期待があつく、隣にいる私が霞む
まぁ、居たいから居るだけだし
何とも思ってないけど
その子の第2希望もパーカッションだったらしい
「一緒だね」と笑った
楽しかった
私のくだらない話だって聞いてくれて
フルートが上手で
私は低い音が得意で、あの子は高い音が得意で。
大事な“友達” 。
…いつか一度、 親友 って呼んでみたい
顧問の先生と、個人で話をする機会があった
多分1年生だけ
フルート希望者は多いって言われた
フルートは一枠しかないって言われた
…知ってますよ 先生
だから、困らせないように
第2希望はパーカッションです
って言った
一瞬、少し嬉しそうな顔をしたのを見逃さない
…これで、いいよ
ずっと、決断できなかったんだし
✧ ~ 1-2 「決断」~ ✧
終
超人気アイドル、女装男子でした ! ?
モじょ
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コメント
1件
あるさん、第2話読みました。 フルートとパーカッションの間で揺れる心情、すごく伝わってきました。「パーカッションは辛くない」という一文に、むしろそこに惹かれてしまう自分への戸惑いが滲んでいて、胸がぎゅっとなりました。あと、友達と「一緒だね」と笑う場面、あの温度感がリアルで……大事な“友達”っていう距離感、「親友って呼んでみたい」という願いも、なんとも言えない切なさがあって好きです。 決断の重みを、静かに、でも確かに描かれていて、とても印象的な回でした。続きが気になります。