テラーノベル
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ある日、継母はシンデレラを呼んでこう言いました。
「リョウカ、今日は舞踏会の日だけれど、あなたは留守番よ、だから____ 」
「はい!お母様!お掃除して待ってます!」
「えっ、あ、」
「王子様の婚約者を探すのも兼ねている舞踏会なんでしょ?お義姉さま方ピッタリだと思う!とびっきりのアピールしてきてください!」
シンデレラは満面の笑みでそう言いました。
若干引きながら継母と義姉が出て行った後、シンデレラは鼻歌しながらキッチンの掃除をしていました。
コンコンコン
そこに、誰かがドアを叩く音がしました。
シンデレラがドアを開けると、そこには年老いた女性が一人立っていて、こう言いました。
「食べ物を分けてくださらないですか?もう3日は食べていないのです。」
ボロボロの服を着た老婆は、シンデレラに縋り付きました。
「この通り、なんでもしま」
「もちろん!中へどうぞ。外は寒かったでしょう。」
心優しい彼は老婆を中へ招き、温かい食事を与えました。
「あなたは何か召し上がらないのですか?」
「それが晩御飯のつもりだったので!」
「そうでしたか。では、ご家族は?こんな広いお屋敷、一人で住んでいるわけではないのでしょう?」
「あぁ、家族はお城である舞踏会に出かけたので。今日はお留守番なんですよ!」
それを聞いた老婆は待ってましたと言わんばかりにこう言いました。
「まあ、それはそれは気の毒だ。よくしてくれたお礼に、私が舞踏会に行けるようにして差し上げましょう。」
「舞踏会に?」
「ええ。あなたはとても優しく、美しい。王子もきっとあなたのことを選ぶでしょう。」
そういうと、老婆の体は光を放ち、みるみるうちに美しい妖精の姿に変わりました。
「あなたにぴったりのドレスが思いついたのよ。」
そう微笑む妖精に、シンデレラは困惑しました。
「ドレスって、僕、男です。」
「あなたはきっと青の、おとこ?」
「そう。男。オスです。」
「そんな、馬鹿な、シナリオでは女の子って、、」
「シナリオとかなんとかわからないけど、、、僕は男ですよ!妖精さん!」
驚いた妖精は目を白黒させたのち、バタンと音を立てながら倒れ、気絶してしまいました。
「わ、わわ、倒れちゃった!妖精さん!しっかり!起きてー!」
続きます✨
コメント
1件
えっ、シンデレラが男の子!? その設定だけで既に面白いなって思ってたんですが、妖精さんが「シナリオでは女の子って…」って絶句して気絶しちゃうところ、めっちゃツボでした😂 しかも当のシンデレラが「僕、男です」と涼しい顔で返すところがもう最高で。お掃除も楽しそうにしてて、継母たちが引き気味だったのも納得のキャラ立ちっぷり。次、どうなるんだろう…!