テラーノベル
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「ゔぁ…さむ」
寒いのは苦手だ。このオンボロアパートは特に壁が薄くて隙間風がかなり辛い。
「フク郎〜大丈夫か?」
布団の山を少しかき分けると彼女の足が見えた。木属性だからか年々寒さに弱くなっている。
「こたつ出すか?」
返答はない。てっきり “出して!!” と飛び起きてくるかと。
…ん?
「フク郎顔、顔出して」
… もごもごと顔だけ出してくる。顔は真っ赤で少し震えている。
「やっぱり、風邪なんじゃん」
「あづい、だけ、です」
「どこがだよ」
布団を出して横にさせる、途端に咳やらくしゃみやらが増えて熱も38.5まで上がった。
「そーやって我慢するから悪化すんだよ」
不服そうに顔を背けられてしまう。
「拗ねた」
「すねてない」
言い返す元気があるなら大丈夫だな。と台所へ向かう。
タオルを濡らして、額に置いて。
……さぁここからが問題だ。
そう、料理。
自慢じゃないが俺は結構料理ベタだ。
いつもは大抵フク郎が作ってくれるから、困った。
「…粥くらいは作れるか。」
意外と上手くできた。流石俺。
「粥できたぞ〜」
「えっ作ってくれたんですか!?
明らか料理では聞こえない音が出ていたのでてっきり失敗したのかと」
「酷くね」
まぁ確かにドンガラガッシャーンしてたけど…
「ん、どーぞ」
「ありがとうございます…」
少し食べさせた。本当スプーン半分くらい。
なのにむせてしまった。
「けほっ ゔぇっ ゔぅ…」
「ごめん!もっと緩くした方が良かったな…」
「い”ぇ…こっぢこそ…」
ちょっと食べて、またむせて、またちょっと食べて、少しずつむせが治まってって ゆっくり、ゆっくり食べさせた。見事完食。
「良かった、食えて」
「ん…ありがと、ございます。美味しかった。」
「だろ〜?」
「この調子で他のも作ってくださいね。」
「もうこりごりでーす…」
「ふふ」
…少し眠そうだ。
「寝るか?」
「…はい、ちょっと」
そう言って布団を引き上げる。
「多分すぐ起きると思うのですみません」
「りょーかい。無理すんなよ〜」
「はい。おやすみなさい」
「おやすみ。」
5分位したらすぅすぅと寝息が聞こえてきた。良かった寝れたのか。
額を触る。…やっぱり少し高い。こんまんま上がったら起きるだろう。
この気持ち良さそうな寝顔が邪魔されるのは嫌だな。
「…うつればいいのに」
そうぼやいてこれから来るであろう峠の準備に取り掛かった。
end”
最後まで読んでいただきありがとうございます(^^)
7月の3~6日の間で『チャプター?』の続きを出すのでお楽しみにー!!
深夜にすいません本当……
ほとんど深夜テンションで無理やり書き上げました。そんなに文字数多くないんですが…ねw
現在7/3 am2:10…になりました。
そろそろ翌日に影響するので就寝しますかねw
夜方に読んでくださっている方、おやすみなさい(^^)
日中に読んでくださっている皆さん、こんにちは((?
長くなってしまいましたが
以上日華でしたーw
#カントリーヒューマンズ
胃痛
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コメント
1件
「…うつればいいのに」、この最後の一言に全部詰まってるなあって思いました。看病する側の、眠る顔を見ながらふと漏らす本音——ぐっときましたね。お粥をむせたり、料理ベタなのに奮闘したり、ツンデレなやりとりの合間にちゃんとお互いを気遣う空気が流れてて、この二人の間合いがすごく好きです。日華さん、おやすみのところ失礼しますね。温かい話をありがとうございました。