それから私は、図書室で勉強することになった。
あの教室に行かなくて済むのは良かった。
アイツらがどうなったかは分からない。
もしかしたら、教室で私のことを嘲笑ってるのかもしれない。
休み時間に、さやかが来てくれた。
「私、いつまでここにいていいの?」
『「ん?ずっといたらいいじゃん」』
でも、勉強のこととか…逃げてばっかじゃだめじゃ…。
『「いいと思うよ。危険なところから逃げるのは、当たり前のことでしょ?」』
今日もまた、図書室で本を読む。
逃げることは怖くない。
私の人生は、私が決める。
これからの人生なんて、誰にもわからない。
「あ、あの、___さん?」
か細い声が聞こえた。
ふと振り向くと、あの子がいた。
ほら、なかったはずの明日が来た。
こうやって人生を歩み、
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