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番外編104『信じられない、信じたくない』後編
※今回のメイストを読んで思いついた夢小説です。メイストの衝撃が抑えられないので
捏造で書きます。7章ネタバレなので見てない人はスクロール&🔙をお願いします!
南の大地 砂漠
『お姉ちゃん…どうか無事で…。』
私はムーをぎゅっと抱きしめる。
『主様……。』
『着きました。主様。』
馬車が止まり、私達は南の大地へ足をつける。
『悪魔執事とその主か。』
『ここに我々の主様がいますよね。通して頂きます。 』
『そう言われて簡単に通すと思うのか?』
憲兵達は武器を構える。
『……ベリアンさん。ここは俺達が。』
ハウレス君達が前に出る。
『主様も行けよ。』
『ぼ、ボスキ…』
ボスキが私の背中を押す。
『心配すんな。こんな雑魚共俺達だけで充分だ。』
憲兵達を相手にするのは私の担当執事の9人。
『分かった、ありがとう。』
『主様、行きましょう。』
『うん!』
執事達の後ろを走って着いていく。
『みんな!お姉ちゃんは必ず助ける!だからみんなも死なないで!』
『ふっ。死なないで、か。』
『俺達には主様がついてる。』
『あぁ。簡単には死なねぇよ。』
『あなたをお守りするのが私の役目。』
『うん。主様の笑顔は僕が守る。』
『フフ、この人達全員壊していいんですよね。』
『うん。だけど殺しちゃダメだよ。』
『主様のために絶対負けません!』
『うん。主様の為に戦おう。』
一方その頃――
『んんっ…んぅ…』
(気持ち悪い、好意のない人にこんな…っ。)
ガリッ!
『っ!』
私はシャーキル様の唇を噛む。
『はぁ、はぁ…っ。』
『貴族の私にただの人間が逆らうこと自体あってはならないことだ。』
『貴方はもう貴族じゃなくなる。私の執事が来てくれるから。』
『……。』
『シャーキル様!失礼します!あ、悪魔執事が…!』
『ふん、来たか。フブキ。後の相手はお前がしろ。』
シャーキル様は武器を持ち宮殿の外を出る。
ドサッ。
フブキが私に覆い被さる。
『…悪魔執事に対するを抱くのは死ぬほど嫌だが、お前を犯してユーハンの前に突き出すのはまた一興。』
ビリぃっ!
ナイフで服を着られる。
『っ……。』
私の手首を引いてチュッとキスを落とす。
『いい声で啼け、悪魔執事の主。』
『…っ!…けて、助けて…。』
『無駄だ。悪魔執事はここには来ない。』
『助けて…ユーハン――!!』
バタンッ!!
『主様!!』
『ユーハン…っ。』
『っ!フブキ……っ!!』
『久しぶりだな。ユーハン。』
フブキは私の片手を引いて武器を手にする。
『主様から手を離せ!』
『そうか。お前もこいつに惚れている1人か。それならお前の前で犯した方がお前は絶望するか?』
ギリっ。
『痛…っ。』
手首を強く掴まれる。
『お前だけは、絶対に許さない。殺してやるっ!!』
(ユーハン…。怒りで冷静さを失ってる…。
ダメ、いくら憎くても、自分で殺したら……。)
バタバタ……っ。
『主様!!』
『お姉ちゃん!!』
『みんな…それに、百合菜…良かった、無事だったのね。』
『っ!サルディス・フブキ……どうして…』
『シャーキル様によって軟禁されてたのよ。シャーキル様が起こそうとしてるのはただの戦争じゃない。聖戦を起こして人類を滅ぼし…
新しい世界を作ること。それがシャーキル様の望み…。』
『シャーキルはどうした。』
『他の執事達が相手をしています。』
ベリアンが淡々と話す。
『主様、今助けますからね。』
ベリアン、フェネスが私を見つめる。
反対に、ユーハンはフブキだけを見つめていた。
『ユーハン…お前の手で殺せるか?主の前で私を。』
『…殺します。絶対に。お前は私の家族の仇ですから。』
『ふっ。それならかかってこい。その意思ごとへし折ってやる。』
『サルディス・フブキィィィ!!』
ユーハンはフブキに斬りかかる。
フブキは私を床にほおり投げてユーハンの元に向かう。
『っ!』
ジャキンッ!
金属のぶつかり合う音が響く。
『お前だけは、絶対に…許さない…。』
『そうだろうな。お前のせいで家族は死んだんだ。私に歯向かったからな。苦しそうに死んで行ったな。お前の村の奴らは。』
『黙れ…』
『助けて、熱い、苦しい…』
『黙れぇ!!く…っ!!』
ユーハンは頭を抑える。
『主様!』
2人が戦ってる隙にベリアン達は私の元に駆けつけた。
『ベリアン…。』
ベリアンは私に羽織をかける。
『乱暴されてませんか……?』
『平気よ。服を着られただけ。』
『お姉ちゃん…良かった、本当に……。』
『心配かけてごめんね、無事でよかったわ。』
百合菜をぎゅっと抱きしめる。
『ベリアン…さん、ユーハンが…』
『っ!』
(ユーハン……黒いモヤが背後に…。)
ユーハンの片目が赤い炎を灯す。
『殺して、やる。殺してやる!!』
『ユーハンさん…やはり悪魔化してしまいましたか…。』
『絶望の根元が目の前にいる…抑えたくても抑えられない怒りが…ユーハンの悪魔を起こした…。』
『……ユーハンを止めなきゃ。』
『主様?』
『サルディス・フブキは罪人。それならちゃんと法の下で裁きを受けるべきだわ。憎しみや復讐は何も生まない。ユーハンがフブキを手にかけてしまえばユーハンはずっと苛まれることになる。憎しみで人を殺したという痛みに。』
私は自分の武器を探す。
スルッ…。
剣を抜いてゆっくりと立ち上がる。
『ユーハンをそんな目には絶対に遭わせない。サルディス・フブキはグロバナー家に引き渡す。死より苦しい罰を奴には与える。』
『主様……。はい。ユーハンさんを止めましょう。』
次回
番外編105『悪魔に蝕まれる身体と血に染まる刃』前編に続く
コメント
3件
ああああ、ユーハン悪魔化しないで、こんなクズ相手にしたらユーハンが腐っちゃうよ、フブキ地獄に落ちてくれ、 プチちゃん休日なのにお疲れ様!うち最近絵上達したんだ!
ああっ、もう胸がギュッと締め付けられたよ…😭💦 ユーハンの怒りと悲しみがひしひし伝わってきて、読んでるこっちまで苦しくなった…。それでも「復讐じゃ何も生まれない」って主様が止めに入るところ、本当にカッコよかった!✨ 悪魔化したユーハンを正気に戻せるのは主様しかいないよね…次回もドキドキしながら待ってる!📖💕
#ベリアン・クライアン
ぷち
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