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ひゃあああ!第3話読み終わった〜〜😭💕✨ もうね、ライの「マナの前だけ」が刺さりすぎて無理…! 教室で赤くなる流れと、人混みで手を握り返すマナちゃんが尊すぎるんだけど?! 「会いたかった」「ずっと」←ここで涙腺崩壊しました(泣) まだ3話なのに、過去の記憶と今の気持ちが重なる感じがエモすぎてしんどい…! 続き気になります…!✨📖💖
「……寝不足?」
朝のホームルーム前。
席についたマナの顔を見て、ライが小さく眉を寄せた。
「え、わかる?」
「わかる」
「うわ最悪だ〜」
マナは机に突っ伏した。
昨日の夢のせいで、ほとんど眠れなかった。
白い病室。
泣きそうなライ。
自分の手を握る温度。
思い出そうとすると胸が苦しくなるのに、不思議と嫌じゃない。
むしろ、もっと知りたくなる。
「……ライ」
「ん?」
「前さ、初めてじゃないって言ってたじゃん」
ライの動きが止まる。
「覚えてる?」
「……覚えてる」
「どういう意味?」
真っ直ぐな視線。
ライは一瞬だけ目を伏せた。
本当のことを言えば、きっとマナは困る。
信じないかもしれない。
でも嘘をつくのも苦しかった。
「……秘密」
「え〜!?」
「そのうちわかる」
「気になるって!」
むくれるマナに、ライは少し笑った。
その笑顔を見て、マナは目を丸くする。
「ライって結構笑うんだね」
「……マナの前だけ」
「へ?」
しまった、と思った時には遅かった。
マナの顔がみるみる赤くなる。
「な、なにそれ……!」
「……忘れて」
「無理無理無理!」
教室で一人騒ぎ始めるマナを見ながら、ライは耳だけ赤くして窓の外を見た。
その日の放課後。
「ライ、今日ヒマ?」
「部活ないし」
「じゃあ寄り道しよ!」
半ば強引に腕を引かれ、ライは駅前まで連れて行かれた。
ゲームセンター。
雑貨屋。
クレープ屋。
マナは楽しそうにあちこち歩き回る。
「ライこれ見て!」
猫のキーホルダーを持ちながら笑う姿に、ライは目を細めた。
前世でも、マナはこういう小物を見るのが好きだった。
『かわいくない?』
『……普通』
『え〜絶対かわいいじゃん!』
そんな会話を何度しただろう。
懐かしさに胸が熱くなる。
「ライ?」
「……ん」
「ぼーっとしてる」
「してない」
「してるって」
笑いながら、マナがライの袖を軽く引っ張る。
その瞬間。
ライの脳裏に、前世の記憶が強く蘇った。
細い腕。
痩せた指。
病室で、自分の袖を掴んで離さなかったマナ。
『もうちょっとだけいて』
苦しそうな声。
離れたくなくて、必死だった手。
「……っ」
ライは思わずマナの手を掴んでいた。
「え?」
人混みの真ん中。
ぎゅっと強く握る。
離したくないみたいに。
マナは驚いた顔のまま固まった。
ライもハッとして我に返る。
「……ごめん」
慌てて離そうとした瞬間。
逆に、マナが少しだけ握り返した。
「……別に、嫌じゃない」
「……」
「なんか、安心するし」
照れたように笑う。
その顔に、ライの心臓が苦しくなるほど締め付けられた。
百年前、何度願っただろう。
もう一度この手を握りたいと。
もう二度と失いたくないと。
「……ライ?」
黙り込むライを心配そうに覗き込むマナ。
近い。
人混みの中なのに、そこだけ静かに感じた。
マナの瞳に、自分だけが映っている。
ライは堪えきれず、小さく呟いた。
「……会いたかった」
「え?」
「ずっと」
マナの目が揺れる。
その言葉が、なぜか胸の奥に深く刺さった。
初めて聞いたはずなのに。
ずっと前にも、同じことを言われた気がした。
帰り道。
電車が遅延していて、駅は混雑していた。
「うわ、人多……」
マナがげんなりした顔をする。
するとライは自然にマナの手首を掴んだ。
「はぐれる」
「……っ」
顔が熱くなる。
ライは平然としているのに、自分だけ意識しているみたいで悔しい。
「ライって距離近いよね……」
「嫌?」
「嫌じゃないけど!」
むしろ嬉しい。
そう思ってしまう自分に、マナは困っていた。
出会ってまだそんなに経っていないのに。
ライといると、どうしようもなく安心する。
触れられるたびに胸が苦しくなる。
知らないはずなのに、知っている気がする。
「……マナ」
「ん?」
「もしさ」
ライは前を向いたまま言った。
「前世ってあったら、信じる?」
その言葉に、マナの呼吸が止まる。
昨日見た夢が脳裏をよぎった。
病室。
涙。
約束。
「……なんでそんなこと聞くの」
「なんとなく」
嘘だ。
でもライの横顔は真剣だった。
マナは少しだけ俯く。
「……信じるかも」
「……そっか」
「だってさ」
マナは胸元をぎゅっと掴んだ。
「ライ見てると、“初めまして”な気がしないから」
その瞬間。
ライの目が揺れた。
嬉しそうで。
泣きそうで。
今にも壊れそうな顔だった。
マナは息を呑む。
どうしてそんな顔をするんだろう。
まるで。
長い間、ずっと自分を探していたみたいな顔だった。