夜「で、この騒ぎはなんなんだよ」
辺りを見渡すと捜一が忙しそうに駆け回っている
諸「犯行声明があったんですよ」
夜「犯行声明?」
敢助がバサッ、と書類を投げ捨てる
敢「あぁ、長野のどっかに数百人は殺せる爆弾を設置したと」
夜「へぇ〜…人の嫌がる事をするねぇ」
諸「えぇ…まさに己の欲せざる所は人に施すこと勿れですね」
すると、何か思いついたのか
夜「敢助、犯行声明見せてくれない?」
敢「あぁ、」
と言いながらパソコンを見せられる
由「何か思いついたのかしら…」
まじまじとパソコンを見ている
諸「…そのようですね」
その時、顔をあげて
夜「もしかして、爆弾は一つだと思ってる?」
敢「…爆弾は一つじゃねぇ、って言いたいのか?」
敢助は察したような顔をする
夜「何処にも「爆弾は一つ仕掛けた」とも書いてないのに、君等は一つの場所に固執して探している。其処がおかしいと思ってね」
ドヤ顔を見せる
諸「やはり、そうでしたか」
敢「高明、お前気づいてたのか!?」
諸「えぇ」
夜「高明…性格の悪さが全面に出てる…」
諸「君も同じようなものでしょう」
めっちゃムカつくな
夜「そして、爆弾と言えば一つ思い当たるね」
諸「えぇ、」
『駅構内_』
由「確かに…!駅ならたくさんの人が集まるわね!」
夜「まぁ、実際に女子トイレに爆弾あったし、解除しといたけど」
その瞬間、辺りが静まり返る
勘「…は?」
諸「…野人暦日なし」
夜「おい高明馬鹿って言うのやめろ」
諸「おや、お気づきでしたか」
二人の間は火花がずっと散っている気が…
夜「お前の故事成語はわかるんだよ」
諸「でも、人々を避難せずに爆弾解除はよろしくないかと…」
夜「うぐっ…」
…今回は諸伏警部が勝ったぽいわね
夜「後は…………」
そう言いながら犯行声明を見た瞬間_
夜「まずい…」
敢「どうした_
そう言い切る前に部屋を飛び出していった
由「夜月警部!?」
ガタッ、と諸伏警部と大和警部も立ち上がる
敢「行くぞ、上原」
諸「きっと、何かを掴んだんでしょう」
由「わ、わかったわ!」
とりあえず夜月を追いかける事にした
・
夜「はぁっ‥はぁっ」
駅に着いた
夜「何処だ…」
そう思いながら駅の時計を見上げると
夜「くそ…」
其処に爆弾はあった
爆弾って言ったら嫌な事を思い浮かべる
本当は相手なんかしたくないなぁ…
敢「夜月!」
後ろから敢助達が来る
諸「どういう状況ですか」
夜「時計の上に爆弾があってね」
チッチッチッ…と嫌な音をたてる
敢「今すぐ避難させて_
夜「必要無い」
スッ…と刀を抜く
由「ちょっと待って…真逆…」
由衣の顔が少し青ざめる
タタタッ、と助走をつけて上に舞い上がり_
スパッ…と爆弾を上へ投げる
夜「高明!」
諸「君は毎回無茶を…ッ」
高明が銃で爆弾を撃つ_その瞬間
ドーンッ…!!
敢「…また報告書かよ」
夜「花火みたいだな」
周りの人がすごい顔で見ていた
諸「また報告書ですね、お願いしますよ」
夜「はぁ!?」
由「だって、蒼の独断って事になるからね…」
パラパラと爆弾の破片が舞い降りる
夜「…ほんと、嫌になる」
なんで勝手に逝くんだよ、松田
今回は最初という事で推理も短かったですけど、
ぬっしーは推理出来ないんで()
後、コナンをよく見ている人なら知っている名前がありましたねぇ…
次回はプロフィールを出したいと思います!
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