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こんなに早くありがとうございます😭甘々……最高です…!言葉にならない…!!家では甘やかしてもらっていることを自覚せず🟩の優しさを知っちゃうのあまりにもエモです、ありがとうございます🙏そして続けてアップされたSSも本当に本当にご馳走様です、自分では絶対書けないのであまりにも良すぎました…😇
甘口の愛情
🟩🟦
情報元:非公式wiki、不確かな記憶
気遣いの塊🟩と甘党🟦
ドリーはとっても料理上手だ。
頼めば和食だって作ってくれる。
「冷凍のひき肉あったから今日は麻婆豆腐作るね。」
「わ!やったぁ!ドリーの麻婆大好き!」
「というわけで豆腐を買ってきてくれるかな。」
「ラジャ!」
【美味しいもの=幸せ】は相場が決まっているので、食事が決まれば気分は上がる。
車のキー片手にルンルンで家を出る。
涼しい夜風がまた心地いい。
「デザートも買っちゃおっかな…。」
麻婆豆腐とドリーが家で待ってる。
弾んだ気持ちを隠すこともせず、木綿豆腐をカゴに入れた。
ーーーーー
「ご馳走様でした!」
「美味しかった?」
「最高。やっぱドリーなんよ。」
調子に乗って作りすぎた、と苦笑するドリーに反して、俺はペロリと平らげた。
「んふ、らだおくん、口に付いてる。」
「んえ。」
ドリーの指が頬を撫でる。
そのまま自然に口に運ぶんだからたまったもんじゃない。
「ちょっと!拭いてくれるだけでいいのに!」
「美味しそうだったからさ、つい。」
「んぐ……。」
いつも一枚上手なんだこいつ。
ちょっと悔しく思いながらティッシュで口を拭いた。
満腹になれば眠くなる。
幸福な気持ちのまま一緒にお風呂に入って、歯磨きしてキスしてエッチしてその日は寝た。
ーーーーー
「あーー腹減ったぁ……。」
「らだおお昼まだ?食べいかん?」
「あ、行くー。」
店舗強盗の対応を終え、時刻は13:20。同じく事件明けの成瀬が声をかけてきた。
ここで食べなきゃ食べ損ねそう。
そうなると今日出勤していない恋人にも怒られる。彼は今日副業の飲食をやると言っていた。
「あそーだ。せっかくだし明味房行くか。」
「あーいいね。」
「俺今日中華の気分。」
「何食べよーかなあ…。」
思いつくままに言ってみれば成瀬も了承してくれた。
「車だして~。」
「はあ~?まあいいけどよ。」
「やったあ成瀬大好きー。」
「ドリさんに言うぞ。」
「うそうそw」
「うそも違うだろ!」
「www」
成瀬のコメットに乗り込み明味房へ。
流石の運転技術に加え、距離も遠くないのですぐに着く。
店前に停め、香辛料の香りのする店内へ進む。
「いらっしゃいませえ!あ、らだおだぁ!」
「こんちわー。」
「俺もいるよー。」
「カニさんもこんにちはあ!」
「店内飲食できます?」
「できますよお!」
丘猫まるが軽快に出迎える。
ドリーは厨房のようだ。
「何にします?」
「んー……じゃあ俺天津飯と中華スープ。らだおは?」
「待ってぇ今選んでる……じゃあ麻婆豆腐と、たまごスープで!」
「おっけー!ちょっと待っててねぇ。」
厨房の方へ声をかけるのが聞こえる。
料理が出るまでの間、話題は仕事からプライベートへ移る。
「で、どーなんドリさんとは。」
「どうって言われても…変わらず、良くやってますけど。」
「ふーーーん?いいねぇノロケ聞かせろよ。」
「なんでよ、ヤだよ。」
ペンギン越しでもニヤニヤしてるのが伝わる。
コイツ面白がってんな。
「まあ、この前ドリーに作ってもらった、麻婆豆腐が美味しかった…とか…。」
「かーーっ!甘いねえ!良いじゃん幸せじゃん!」
「お前なぁ…。」
そんな話をしていたら料理が到着した。
辛い匂いが食欲をそそる。
成瀬がマスクを外すのを見て、俺もヘルメットを外した。
「「いただきます!」」
きらきらと光を反射する餡を掬い、口へと運ぶ。
「うんま「辛あっ!!!」」「え?」
「ゲホッ、けほ、うう~辛い~!」
「らだおっ、一旦水飲め。」
家で食べるのより辛い。
舌がヒリヒリする。喉が痛い。
びっくりして思わず大声で叫んでしまったのを許してほしい。
「大丈夫ですか!ってらだおくん!?」
「うう~ドリさあ~ん…。」
厨房から顔を出したドリーが駆け寄ってくる。
「来るなら言ってよー甘口にしたのに…。」
「んえ、同じ味付けじゃないの?」
「家ではらだおくんのために甘めの味にしてるよ。刺激の強いの苦手でしょう。」
コップに水を入れて持ってきてくれた。
そうか、わざわざ味付け変えてたのか。
「…………いや、ノロケぇ!!?めちゃくちゃノロケやんご馳走様!?」
「ちょっと力二……。」
「らだおさん俺お邪魔っぽいんで帰りますね。帰りはドリさんとドーゾ、そんじゃ!」
「え、あ、ちょっと成瀬!」
「あ、じゃあまるも今日あがりまーすお疲れ様でーす。」
「まる!?」
あっという間に店内が静かになる。
「…帰ろっか。」
「…うん…。」
苦笑いして顔を見合わせる。
なんとなく、日頃の感謝の意を込めて軽くキスしてやれば、嬉しそうに笑って頭を撫でてくる。
「家でも辛め作ってみようか?」
「今のままがいい。…愛情感じる。」
「……ふふ、そうだね。愛してるよ。」
「知ってる。俺も。」
砂場さんお待たせしました!リクありがとうございます!
こんなんで合ってるのか…甘いかこれ?
当社比そこそこ甘めで書きました…限界です
またお待ちしております!
リクエストあればよろしくお願いします