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3 - 二人だけの作戦会議と、ズボラな·····?

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2023年02月04日

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続き、説明は1、2話見てくださると·····。

相変わらず捏造、闇展開、病み表現てんこ盛りです。地雷な方はお逃げ下さい。

🍆さんが病んで、少し発作起こしてます。苦手な方お気をつけを、、。

では、小説の世界へ行ってらっしゃい。




「最初にいくとすれば、やっぱりMENになりますかね。」


「だねえ、·····MENの状況、おんりーチャンわかってる感じ?」


「皆さんの状態は一度幽霊の姿で会いに行ったので大体は、でも説明頼めますか?」


「そうね〜、わかった。」


あれから、二人で作戦をまた練っていると、やっぱり精神状態的にあの三人の中で一番精神が安定している人を最初に正気に戻そうという話に自然となってゆく訳で、まずはMENを、という方針で話を進めていたのだが、そもそもおんりーチャンは皆の精神状態を知っているのかとふと疑問に思う。口振りでは知っていそうだが、と思い素直に聞いてみると、一度幽霊の姿で会いに行ったことがあるそう。確かに、さっきからの発言からして納得はできるな、と思った為頷いた。会いに行ったからといって完全把握とまでは難しいだろうから、自分は全て彼に説明してやることにした。

MENは極端に人との間に壁を作るようになってしまい、前よりもだいぶ大人しくなったというか、しおらしくなったというかなんとも言えない性格になってしまったこと、最近では何に対してもやる気が起きなくて、お得意の建築も前程凄くはないし、時間もとてもかかる始末だということ、おんりーチャンのことは、精神が保てなくなった時のショックで声、容姿を忘れてしまったらしい。

おらふくんに関しては何となく感情という色が抜け落ちたイメージで、おんりーチャンががいなくなってから感情とおんりーチャンとの思い出までもがすべて消え去ってしまった。それからはずっと一人空想のおんりーチャンと喋っているということ、性格としては、みんなに元気を与えてくれる程元気で、明るかった本人の面影は、既に感情とともに消え去ってしまったことを話した。

そして、最後のドズさんは、ドズさんは·····


ここで問題が発生した、喉が詰まって息ができない。


まずい、まずいまずいまずい。ドズルさんの説明を、しなければ。おんりーチャンのために、一緒に作戦を考えるためには一番大切な情報を、·····だめだ、息すらできなくて、苦しくて、息ができない、頭がぴたりと働くのを辞める、酸素が、たりない、たりない足りない。誰か、呼吸の仕方をおしえて。忘れちゃったみたいな感覚がして怖いよ。誰か、誰か。ドズさん、いつもみたくたすけてよ、ねぇ、ドズさん。


「あぇ、·····か、は、ッひゅ、ーー、ーッ·····」


「ぼんさん、!!息!!息して、!!」


「ひゅ、゛·····ぁ゙、ぁ、あ、ッ·····ーー、ッ」


「ぼんさん!!!!!!」


「ッは、·····、················っ····、」


じわり。

いきなり脳に酸素が届く。よかった、しななかった。よかった、良かった。頭が少しガンガンするけれど、これくらい平気。さっきよりかなり楽だ。ぼやけかけていた視界も徐々に鮮明になってゆく。おんりーチャンがいてよかった、死ぬかと思った。おんりーチャンには少し申し訳ないことをしたけど、しょうがないじゃない、いつもこんなんでも頑張ってきたんだから。少しは褒めてよね、


「ぼんさん、ドズルさんのことはいいです、今はまず、MENを正気に戻さなくちゃ」


「··········うん、そうよね、おんりーチャンさ、何か思いでない?MENとの!いい感じなさ、」


「え、思い出、ですか、??」


俺は段々と落ち着いてきた様子で彼にそう告げる、彼はうーーーん、と顎に手を当てながら唸り声を出し考えていると、ひとつ、彼が思いついたように手を合わせて此方を見つめる。昔から仲がいいように見えていたのは勿論の事、二人が笑いあっていたあの空間は、本物だった。心からだった。幸せそうな、歓喜に包まれた明るくて、暖かい空間。でも、そんな思い出も忘れて途方に暮れているピンクの彼を見ているのは辛かった。どうにか思い出を思い出した際に隙に漬け込み、正気に戻すことは出来ないだろうか?なんて思いつつ、彼の言葉に耳を傾ける。


「ゲームで殺したり、殺されたり、煽り煽られ、的な感じではありましたけど、これといった思い出とかないです。」


「·····え、嘘でしょ、!!??」


「MENと過してる時自体が一番の思い出、ってこともあるんですよ。」


「うーん、なるほど、??でもどうしよう、そしたらこの計画難しくなる気がするのよ、」


「その計画、なんとなく察しはしましたけど、、そうだ、じゃあこうしよう。ぼんさん、」


彼の言葉には驚いた。日々の日常が一番の思い出、か。確かにそうなのかもしれないな。となんとなく深いなあ、と思いつつ、共感してしまった。しかし、そうなるとこの計画は成り立たない。流石にこれは延期かなあ、なんて考えていると、なにか思いついたように声を出す彼の声が耳に入る。おっ、なにかめっちゃいい作戦思いついたかな?なんてワクワクしながら聞いてみる。彼は俺の耳元にこう囁いた。


「作戦は、こうですよ、──────」




「っえ、これっ、なになに!!わかんないってこれえ!!!!」


「ぼんさぁーんっ!wぼんさん頑張ってっ、!wそこ飛び乗って!ちょ、あ!!!」


「むりむり!!おんりーちゃぁあぁん、!!!!」


今俺は、作戦実行のため、アスレを練習しています。そのーーーーーーー、重大な作戦のことなんだけど、、簡単に言えば、ひたすらに俺が煽ることで思い出してもらう作戦である。MENとアスレをする際、めちゃくちゃ練習していた俺がMENにあくまでおんりーチャンのように煽りを入れる。俺全開の煽り方は全然効果ないだろうから、そして、そのお馴染みの光景から彼の忘れてしまった容姿、声を思い出して貰えれば、と思うのだが、現状俺は今、


「おち、っ落ちたあ!!!おんりーチャンこれどうすんのお〜〜!!??!!!」


心が折れそうです。



──────続く

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