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#ヤンデレもあるかもしれない
ちびきつねこはく@サブ垢
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一つは『なんでも』の範囲について
一つはこの屋敷について
…さて、あと残っている質問の回数はいくらでしょうか?
あれ?そういえば、聞きたいことは三つのはずだったよね
…なんで五つの質問に答えろなんだろう?
まっ、読めば分かりますよ!たぶん、ね!!
…これが今聞きたい最後のこと
少し聞くのが怖くって、一つ息を吸う
「…俺はもう、死んでいるのか?」
それにロ帝はすぐには答えてくれなかった
延びていく沈黙がもどかしい
けれどもその沈黙が既に意味をなしている気がした
やがてこんな言葉が空を切った
「…分からない」
…さっきは知らないと言ったのに、これは分からない?
おい、なんの違いだよ…
そう聞こうと思うが、さっきまでもなにかと聞いていないところまで答えてくれたし、補足があるかもしれない
案の定それはあった
「…僕は死んでからここに来たけれどねぇ、君がそうかはよく分からない」
…最初のその言葉に頭を殴られたような衝撃が伝った
そうだよな、お前はとっくに死んでるよな
だって俺が殺したんだものな
…でも、こいつは本物だ
唯一無二の俺の大好きな人
ロ帝に会えたなら、死んでいるかなんてどうでもいいじゃないか
会えたのなら…
「…ずっと聞きたかったことがあるんだ」
ずっと昔から、俺はこれが聞きたかった
せっかくの機会なんだ、これに使おう
だって奇跡的にお前に会えて、運命的にこの質問に素直に答える権利があるんだから
「ロ帝、俺のことが好きか?」
改めて、ロ帝と目を合わせると、揺らいだロ帝の目が見えた
「…これが最後だって分かってるんだ?」
「あぁ、お前ならそうカウントすると思った」
これが最後の素直に質問を答えてくれる権利
一つは『なんでも』の範囲について
一つはこの屋敷について
一つは俺の生死について
そして最初の…
「…は?ずっとじゃないのか?」
「そんなずっとなんてワガママ聞けるわけないでしょ?僕、他の人のお願い事も聞かないといけないんだからさぁ」
この『なんでも』の制限について
五つの質問に素直に答えると設定する前だが、こいつなら数えていてもおかしくない
だからここまでで四つ、これが最後の権利だ
「あーあ、君を騙した気でいたのに…」
「いつまでお前に翻弄されてると思ってるんだ。…あまり俺を舐めるなよ?」
「うわ、かっこよさげなセリフまで吐いて…」
そんなやり取りだけで既に幸せだが、ロ帝を逃がすわけには行かない
「ほら、いいからさっさと言え」
そう言って、ずっと掴んだままの腕からロ帝を引き寄せる
他の人に聞かれると嫌だ、なんて言って、言わないまま終わってもらっても困るからな
「もぅ…、好きに決まってるじゃないか…」
ロ帝の珍しく照れた顔が近くで見えて、ドクリと心臓が跳ねる
その勢いのまま、キスしようとするとロ帝に口を手で押さえられた
するりと掴んでいた腕が手から抜けて、自由になったロ帝はそのまま逃げて行く
「それはまた捕まえてからのお楽しみにしておいてよ」
ロ帝は振り返って、そうやって言い残した
「あら、そうなんです?」
その直後、あいつに捕まるロ帝が見えた