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番外編 その3 『執事達のタトゥー(紋章)にキスしないと出られない部屋』
助けてください。閉じ込められました。
キュン死確定の部屋に。
※今回は逆から送ってみよう。別邸2階から本邸1階の順番でね。
🤍
『おい。何だこのふざけた部屋は。』
『わ、私に言われても……。』
『紋章…とは我の首の下のところか。つまりお前が紋章にキスをしないとこのドアは開かないのか。』
『う、うん。そうみたい。』
『はぁ。おい。』
シロは髪を上にかきあげる。
『さっさとしろ。我はずっとここに居たくないぞ。』
『え…っ、ま、待って。心の準備が…っ。』
『首の下なんだ。恥ずかしがることは無いだろう。』
『っ…。』(シロは何とも思わないの…っ?)
『…分かった。』
私は覚悟を決め、シロの紋章にキスをする。
チュッ…。
ガチャンッ
『あ、開いたね。』
『…フッ。顔が赤いな。我の唇にキスした訳でもないのに。』
『か、からかわないで…///』
我が強すぎるわ。この執事。
🐾
『紋章にキス…か。俺の紋章は右肩だからはずかさいわけではないけど…。』
『私が少し恥ずかしい…かな。』
『……分かった。そしたら主様が俺の紋章にキスしたら俺は主様の右肩にキスすることにしよう。』
『……え?』
『そしたらはずかしさ半分こでしょ?』
『え、いや、その…っ。』
『じゃあ上着脱ぐね。』
『は、はい…。』
バサッ
『いつでもいいよ。』
『…っ。』
チュッ…。
ガチャンッ
『あ、開いたから出よ…』
『ダメだよ。俺が主様の右肩にキスしてないから。』
『…え、いや、それは大丈夫…。』
『ダーメ。』
俺は主様を後ろから捕まえて肩をさらけ出す。
『白くて綺麗な肌…。』
チュッ。
『ん…っ。』
『ふふ、可愛いね…でも、これ以上のことしそうだから早く出よっか。』
『う、うん…///』
この甘やかしお兄様がっ!!!///
🧸
『……。あの、主様。』
『?』
『俺の紋章の場所…知ってますよね?』
『うん。背中…お尻のすぐ上…。』
『主様にこんなことさせるのは…大変申し訳ないんですが……。』
『う、うん。でも仕方ない…よね。』
『う、上着を脱ぐので、後ろ向いててください。』
『あ、そ、そうだよね。』
(うぅ、恥ずかしくて死にそう……。)
『主様…すみません、お願い…します。』
『ん…。』
私はしゃがみこみテディの紋章にキスをする。
チュッ
『ん…っ。』
(そんな声出さないで…っ!こっちまではずい)
ガチャンッ
『で、出ましょうか…。』
『そ、そうだね。』
(テディ耳まで赤い…。)
乙女な反応すぎるやろっ!可愛すぎるよ!
☂️
『…すみません。主様にそのようなことをさせるわけにはいきません。切腹します。』
『いやいや待って待って!!』
『止めないでくださいっ!主様!』
『ちなみにユーハンの紋章の場所は……。』
『腕です。』
『腕なら切腹しなくてよろしい!!』
『でも……。』
『腕にキスくらいするってば。』
『そういうものですか?』
『そうそう!』
(これくらい言わないと納得せんやろ。)
『主様。では…お願いします。』
『うん。』
チュッ
ガチャンッ
『開いたね。出よう。ユーハン。』
『待ってください。』
『え?』
『腕にキスくらいするんですよね?…お返しです。』
『あ、ちょ、待っ――!』
チュッ…。
ユーハンは私の腕にキスをする。
『っ…。』
『ふふっ。』
もうなんなんこの美人…///
💮
『へぇ。紋章にキスか。つまりこれ2回キスしないと出られない感じ?』
『え?』
『だって…タトゥー(紋章)なんだろ?俺は背中にも刺青あるからな。』
『背中と腕に2回キス……!?』
『なんだよ。恥ずかしいの?』
『当たり前でしょ!キス自体恥ずかしいよ…。』
『いいだろ。俺には見えないんだし。』
『だけど……。』
『じゃあ上脱ぐぞ。』
『う、うん。』
バサッ
『まずは腕に…。』
チュッ
『次は背中…。』
チュッ
ガチャンッ
『は、早く出よ!』
『あーぁ。俺前に刺青彫ればよかった。』
『へ?』
『主様の照れた顔見られんじゃん。』
『っー!ばか!!』
この男油断ならん……。
🪡
『俺の紋章にキス…つまり背中に、ですか…。』
『フルーレは右肩にあるんだっけ。』
『はい。すみません…主様にこんな…。 』
『いいんだよ。フルーレのせいじゃないよ。』
『すみません…っ。』
フルーレは上着を脱いだ。
『お、お願いします。』
『うん。』
チュッ
『んっ。』
『くすぐったかった?』
『い、いえ…大丈夫。です。』
(なんだその照れた顔……っ。)
可愛すぎる。(あ、可愛いって言ったら怒るんでしたこの子。)
❤️🩹
『私の紋章は太腿です。』
『……。』(絵面大丈夫かな。)
『今脱ぎますね。』
(少しは躊躇して?いや戸惑って?)
カチャカチャ
『はい。お願いします。』
『うん…。』
チュッ
『開いた?』
『いえ…。』
『どうしてだろ…。』
『あ。ここにもですかね。昔入れられた刺青。』
『こ、ここも?』
『恥ずかしい場所なのですか?ここは。』
『当たり前でしょ!』
何故ラトは恥ずかしがらない?
🕯
『えっと……私の紋章は二の腕にあるんだ。済まないね……主様にこんなことさせて。』
『大丈夫だよ。すぐに終わらせるから。』
『ありがとう。ではお願いするね。』
チュッ…。
『…。』
『ミヤジ?』
『済まない…今はあんまり見ないでくれ。』
『え?』
(ミヤジ顔真っ赤…可愛い…っ。)
ガチャンッ
『は、早く出ようか。』
『う、うん。』
可愛すぎるだろ…。ホントに34か?
⭐️
『紋章にキスですか……えへへ、恥ずかしいなぁ。』
『ラムリの紋章は背中だったよね?』
『は、はい。右のお尻の上です…///』
『す、すぐに終わらせるからね。』
『は、はい。』
カチャカチャ…。
『すみません、主様。お願いします。』
『う、うん。』
チュッ…。
ガチャンッ
『開きましたね。』
『う、うん。』
『『…。』』
((恥ずかしい……っ。))
流石のラムリもお尻は恥ずかしいらしい。
🗝
『……。』
『あの、ナック…。どうして離れるの?』
『紋章に…キスということは…私の穢らわしい傷を主様に見せるということです。』
『……。』
(ナックの身体には傷がある。殺し屋時代だった時の痛々しい傷が。)
『…でも、ナックの紋章は腕だよね。捲って貰えば…。』
『…それでも、私は…っ。』
(貴方に見せたくない。こんな、醜い傷。)
『分かった。ナック。私は目を閉じてキスするから。ナックが誘導してくれる?』
『え……。』
『それなら傷見えないから。ね?』
『わ、分かりました……。』
私は目を閉じる。
『お手を、失礼します。』
私は主様の手を取る。
『ここが私の腕です。』
『ん、ここね。』
チュッ
ガチャンッ
『開きました、主様。』
『うん。出よっか。』
『……はい。』
(主様呆れてしまわれたでしょうか。私のことを。)
『ナック。』
『は、はい!』
『私はいつかナックが話してくれるのを待ってる。だからいつか聞かせてね。』
『主様…っ。はい…っ。』
傷を見られたくないからもちろん戸惑う。だけど、そんな君も私は愛せる。
🍷
『紋章…と、タトゥーですか。つまり……。』
『首とルカスの腰の…っ。』
『そうなりますね…ふふっ。』
『…。』
(絶対面白がってる。)
『私は喜んで脱ぎますよ。』
バサッ
(露出狂か。お前は。)
ルカスは長い髪を上に束ねる。
『お願いします♪』
『う、うん。』
チュッ
『ふふっ。可愛らしい音ですね。』
『からかわないでよ…///』
『次はここですね。小鳥のとこです。』
『わ、分かってる……。』
ドキン、ドキン……っ。
(鼓動がルカスに聞こえてしまいそうだ。またからかわれる…。)
『……♪』
(お可愛い…。もっとドキドキさせたいな。)
チュッ
『ひゃっ!』
私がキスしたのと同時にルカスは私のおでこにキスをする。
『ふふっ♪』
『ルカス…っっ。』
『すみません、主様が可愛くてつい。』
『心臓に悪いからやめて……。』
この色気やばいわ。絶対ドキドキから逃げられないんだけど。
🌹
『へぇー?紋章にキスっすか?それと俺の背中のタトゥーにもっすか。』
『アモン楽しそうだね。』
『そりゃそうっすよ。主様の照れた顔を合法的に見れるんすから。』
『こっちの気も知らずに…っ!』
『まぁまぁ。まずは俺の紋章からお願いするっす。』
(アモンの紋章は右の太ももの裏側…。)
『…目、瞑ってて。』
『えぇ?』
『い、いいから早く!』
『わかったっすよ〜。』
チュッ
『次、背中…っ!?』
『可愛いキスだったっすよ♪主様♡』
『瞑っててって言ったのに!!』
『それは無理なお願いっすね。背中にもお願いするっす♪』
『……。』
この後背中に素早くキスをしてアモンを置いて部屋を出た。
『お、怒ってるんすか?』
『( `^´* )フンッ』
ドキドキしすぎて殺す気か?お主。
🦾
『紋章って俺の腕のとこのか。クソが。主様にそんなことさせるなんてよ…。何だこの部屋。』
ドガッドガッ
ボスキは部屋のドアを蹴る。
『お、落ち着いてボスキ。』
『主様……。すまねぇ。悪いんだが……。』
『うん、分かってるから。』
『俺の紋章は…傷口に近いんだ。だから、その……。』
『大丈夫だよ。気にしないから。』
『ふっ。そうか。 』
チュッ
ガチャンッ
『開いたね。出よう、ボスキ。』
『あぁ。』
グイッ!
『っ!』
ボスキに手を引かれて強引にキスされた。
『ん、んぅ…っ!』
『…ぷはっ…っ。消毒だ。』
『しょう、どくって…っ。』
『ふっ。情けねぇ顔だな。』
この男ずるいわ。さすが2階執事(関係ない)
🦋
『俺の紋章は…胸の真ん中です。』
(知ってますよ。そこに今からキスするんですよ。)
『うぅ、恥ずかしい…。』
『大丈夫だよ、フェネス。すぐ終わらせるから。』
『は、はい……。』
(とは言っても私も恥ずいな。)
チュッ……。
ガチャンッ
『お、終わったよ。』
『あ、主様、先に出ててください。』
『え?』
『すぐに落ち着かせますから…。』
『あ……。』
恥ずかしすぎて██したみたい。
(ごめんなさいふざけました。)
フェネスは照れるよな。うん。いや照れろ。
✝️
『俺の紋章はその、お腹の左側です。』
(うん、前に夏のイベで見たことあるな。)
※メタい。
『申し訳ありません。主様にこんなこと…。』
『ハウレスのせいじゃないから謝らないで?ね?』
『主様…。』
『早く出ておやつ食べよ?』
『は、はい。』
チュッ。
ガチャンッ
『あ、開きました!主様!』
『うん、早く出よ!』
照れるが顔には出さない。完璧主義やな。
⚔️
『俺の紋章は……その……。』
『……。』
(分かってる。前に見せてくれたよね。)
『……主様。目を閉じてキスしてくれないか。』
(そこだけ聞いたらやばいね。ドキドキするよ。)
『わ、分かった。』
『っ…。ここ、だ。』
『ん……。』
チュッ
ガチャンッ
『開いたな……。』
『う、うん。』
『済まない……。恥ずかしいところにキスを……。よし、消毒しよう。』
『え?消毒って…?』
『もちろん……。』
この後美味しいもの沢山食べた。
おばすの紋章はね、うん。えっちぃ場所にあるよね。流石のバスティンも照れるよね。(バスティンの照れ顔は貴重です。)
🍳
『俺の紋章はお尻の上の左側なんです…。』
(ラムリと逆だね。)
『すみません……。』
(大丈夫だよ。2回目だから)
※メタい(2回目)
『くすぐったいかもだけど、我慢してね。』
『は、はいっ。』
チュッ
『く…ぅ。』
(え、何その反応。可愛すぎか?)
ガチャンッ
『俺先に出てます!』
『あ、う、うん。』
ふっ。おもしれー男。(誰だお前)
ロノは案外照れ屋なんよね。そんなとこが好きだ。
🫖
『マナー指導の執事としてはしたないですが…。』
バサッ
ベリアンは上着を脱いだ。
『……。』
(上着を脱いだだけなのにえろいな。)
『私の紋章は…右肩の後ろにあります。』
『……。』
(ホントに男性?ベリアンって。肌白過ぎやろ。)
『あ、あの、主様?恥ずかしいです…。』
『あ、ごめんね、つい。』
(早く終わらせよう。ベリアンの為に。)
チュッ
『ぁ…っ。』
(…女の私より可愛い声出すな。)
『す、すみません。』
ガチャンッ
『さぁ、出よう。』
(紳士かよ。)
『は、はいっ。』
立場が逆転する。
(王子と姫かって!Σ\(゚Д゚;))
ベリアンも照れるな。絶対に。
次回
番外編 その4 『箱に閉じ込められた執事と主様』
コメント
4件
はははは みんな ぇ × い ですね😉😉😉 次回も楽しみすぎて 爆発しそう()
ほんと凄いです。次回も楽しみにしてます