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注意書きはプロローグに。






___________________

また、ぱちりと目をあける。

隣にいる日本サッカーの宝 そして管理者。

絵心の説明を適当に聞き流し、絵心が最後まで言い切る前に走り出した。


何回目かも分からないループがまた始まった。



「(チームZ..まぁ当たり前か。俺がループしてんの直前だもんな )」

299 見慣れた番号に、何百回目かの時の雷市を思い出した。

「(あれは大変だったなぁ…)」

ループに飽きてきて、鬼ごっこで少し遊んだ時。

取り敢えず五十嵐からボールを奪い、適当に蹴って遊んだ。

そしたら他の奴が勝手に当たったのでボールを取り返し、最後の1秒で吉良くんに当てる。

俺はそんな風に見えていたのに、どうやら雷市達には俺がボールを蹴り誘導し、日本サッカーの宝を絶対に脱落させたい化け物になってたらしい。


俺が299だと知った時は『ア”リエ”ね〜だろ!!!あのカーブ見てなかったのかよ!!!』と五十嵐 今村と一緒にぎゃーぎゃー騒いでいた。


そんなことを考えながら着替え、鬼ごっこが始まった。

いつも道理五十嵐が1番最初の鬼で俺を狙ってくる。もちろんそのボールは俺の物なのですぐに奪う。

『はぁ!?ルール聞いてなかったのかよ!』

「(失礼な..)」

ルールは一言一句覚えるほど聞いてるから安心してほしい。そして別に脱落したいわけでもない。

少し準備運動をしていると 残り5秒となっていた。


「(そろそろ動くか〜えいっ )」

壁に勢いよく当たる。残り時間は後3秒。

『しゃッ!外し_』

安堵の笑みを浮かべる吉良くんの背中に跳ね返ったボールが当たった。


そう ただ、ループを抜け出したいだけである。


その後なんか睨まれた気もするが気にしないでおこう。

少し伸びをして早くトレーニングしてぇな と考える。何度もループし 効率の良い鍛え方などを知る事ができた。

そのお陰で何百回目かの時は國神と相棒になるまでに仲良くなった。闇堕ち(笑)きんにくんを救ったのは千切ではなく俺だった。


何度も何度でも チームZ一人一人の弱点 その時のゴールの限界はもちろん。TOP3や海外の奴らの弱点も全てを知っている。


「(ループしてるプロが負けるのは流石に許されないよな〜..)」

「もう納豆飽きた…」


チームZはもう俺を異常者扱いし、誰も話しかけてこない。

辛いよ..ずっとぼっちなんて..ばちらぁ..いがぐりぃ…

今にも泣き出したいが 陰キャ特有の別に大丈夫っすけど?みたいな態度を取ってしまうのが本当に辛い。

あ、成早..う”ぅ〜俺もあぁやっておかず奪い合いたい。たくあんでいいからさぁ..

心の中で泣き叫びながら、布団についた。

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