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ある人から、薬を貰った。
「後悔しない日にどうぞ」と、言ってきた。
あまり良く分からなかったけれど、とりあえず頷いておいた。
きゅー(これ結局なんの薬なんだろう?)
きゅー(····明日何も無いし、飲んでみようかな)
瓶の中には、5粒ほど入っている。
瓶の大きさに見合わない、少ない量。
その1粒を取り出し、口に放り込む。
きゅー「···あれ?」
突然、世界が可愛らしくなった。
たくさんのぬいぐるみが意思を持っているかのように動いている。
その中の1体が僕に近づく。
ぬいぐるみを想像する時に、すぐに出てくるくらい定番の熊のぬいぐるみ。
きゅー「すごい!可愛い!」
ぬいぐるみは身振り手振りで何かを表している。
きゅー「どうしたの?」
ぬいぐるみに目線を合わせるように、しゃがみこむ。
ぬいぐるみは言葉を発せないのか、ただ黙って僕の手を掴む。
きゅー「ついていけばいいの?」
表情はわからないのだが、少し嬉しそうな雰囲気を発している気がする。
手を引かれ、外に出て街を歩く。
街全体がポップで可愛らしい。
人なんていなくて、ぬいぐるみが生活している。
きゅー(可愛いなー)
どうやって掴んでいるのか分からない手で、僕の手を引っ張る。
とても可愛らしい。
そんなことを考えていると、ぬいぐるみが突然止まった。
きゅー「わ!ここに何かあるの?」
ぬいぐるみは僕の事を見ながら、右を差す。
何処かから、声が聞こえた気がした。
でもきっと気の所為だろう。
きゅー「こっちになにかあるの? 」
僕が右を向くと同時に、ぶつかっても痛くなさそうな可愛らしい新幹線が僕にぶつかった。
踏切の真ん中で誰かがしゃがんでいる。
俺の隣の人が声を掛けるが、聞こえていないのか、こちらを見ない。
彼は、何かに話しかけているのか楽しそうな顔をしている。
だが当然、彼の目線の先には誰もいない。
少し怖い光景だが、俺は綺麗な顔で笑う彼に魅了されてしまっている。
少し見惚れていると、電車がきた。
そーザウルス「ちょっ!」
足が動かなかったけれど、声を何とか出し、俺も彼に呼びかける。
それでも彼は気づかない。
彼が右を向くと同時に、彼はひかれてしまった。
彼だったものの1つが、俺の顔にぶつかる。
腹の中から何かがせり上がってきて、
俺はそれを止めるすべなんてなく、地面にぶちまけた。
そー「ヴェェェェ」
先程までの、美しい彼はもうどこにもいない。
死体になった彼はぐちゃぐちゃになって、到底綺麗とは言えないものになった。
それでも、俺の中の彼の美しさは変わらなくて、
むしろ、死体になったことでより一層増した。
人が1人死んだことに悲しみなんて感じずに、
ただただ初めて生まれたこの気持ち悪い感情に包まれていたかった。
ちょっと雑談!!
久しぶりですね!!
めっちゃ存在忘れてました!ごめんなさい、
これあっちではもうちょい続くんですけど、写すのが面倒すぎて····ちょっと最後らへんの文だけ変えて投稿しときました!!偉い!!
良かったらあっちのやつも見てねー!
まぁでるの10数日後やけど····
ばいばーい!!