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くもねこ☁
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ら む ね _ @暇人
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ゆいらーめん
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レイヤ「…ッぐ……ッはぁ、はぁ…!
ライト!!何処なの?ライトーッ!!」
慌てて逃げ惑う天使たち。
その中を掻き分け、ライトの元へと走っていく1人の天使。
それはレイヤだった。
着けば、目の前には、黄金に輝く血で塗れた後ろ姿のライトが立っていた。
その後ろには、大きくて…おぞましい姿をした謎の存在が。
レイヤ「……ライト?」
ライト「……。」
レイヤ「…何が……あったの…?
後ろのそれは…?」
ライト「…それ?…何を言う、この方は崇拝なる神様、ですよ。
無礼にも程がある。
謝りなさい。」
ライトは、ゆっくりと振り向くと鋭い目付きでレイヤを捉えた。
レイヤの体が僅かに震える。
優しかったライトが、消えていた。
全くの別人の様に思えた。
後ろの謎の存在は、じっとレイヤを見るだけで何も言わない。
数秒経てば、興味が無いと言わんばかりに目を逸らす。
レイヤ「……何言ってるの。
神様は██様だよ…?
何で…」
まだ天使の中では幼いとされるレイヤの頭では、完全に理解するのに時間がかかった。
けれど、そんなレイヤをライトは理解してくれなかった。
ライト「……あの方は神様に相応しくなかった。
神様がそう言うのだから、それに従うまで。
異論も何も無いでしょう? 」
ゆっくりと小首を傾げて、さも当たり前かの様な表情で言った。
レイヤは、そんな事を言うライトに酷く不快感を覚えた。
こんなの、ライトじゃない。
レイヤ「…何その、言い方……
そんな言い方するライト、嫌い…!!」
子供ながら、ライトに反抗した。
これが現実だなんて思いたくも無かった。
こんな風に言えば、ライトもきっと慌てて謝ってくれるかとも思った。
ライトは一瞬目を見開いて唇を噛み締めた後…静かに溜息をつく。
ライト「……ああ、そうですか。
勝手に嫌いになってればいい。
貴方に嫌われたって、私には何も無いのだから。」
冷たくそう言うと、神様と共に姿を消してしまった。
現実はそう甘くは無かった。
レイヤは口を小さく開けて、暫くそこに佇んだ。
頭が真っ白になった。
…………。
満天の星空の下で、2人の男に迫った大きな手。
ライトは咄嗟に目をギュッと閉じた。
レイヤ「ッ”…触るな!!」
歯を噛み締め、低く唸った後叫ぶと同時に刀を地面から抜き、その手を弾いた。
そしてライトを守るような体制を取る。
ライトは静かに目を開けて、瞳を揺らした。
目の前には、グルルと獣のように威嚇するレイヤが。
自分を神様から守ろうとしている。
何故?あんなに酷いこといっぱいしたのに。
「 …貴様か、堕天使… 邪魔をするな。
貴様が喋れば喋るほど、穢れが大天使に移る。 」
神様の声はよく響いた。
まるでエコーを何重にも重ねたかの如く。
目の前に、ライトにとっては崇拝なる神様であり、レイヤにとっては醜い欲望の塊が現れた。
レイヤはそれに臆すること無く牙を向けた。
ライトは怖くて動けなかった。
こんな、押し倒されてる状況…傍から見れば”堕天使と関係を持つ天使”と思われるだろう。
実際にそうなのだが。
神の前ではそういう訳にもいかなかった。
大天使として、神様の配下として。
でも見られてしまった以上…どんな罰が下されるか。
想像するだけでも体が震える。
レイヤ「…ライトをこんなにして……
何がしたいんだお前は!!
何を求めてこんな事を?」
積もりに積もった怒りが爆発する。
目の前の存在が”今”は神であろうと関係無い。
ライトにこんなトラウマや洗脳を植え付けた張本人を、許せるはずが無かった。
神様は不機嫌そうに目を細める。
「 …流石堕ちた天使。
礼儀に欠けている。
神を敬う事すら出来ないお前には、話したって無駄だろう。 」
話を逸らして、低くレイヤを罵倒し始めた。
そして目線はレイヤの下にいるライトに向けられる。
「 …天使の中でも最高階級の大天使が堕天使とそんな事をしている事を周りの天使に知られたら……
どうなるんだろうな?
堕天使との接点を持つことは一切禁ずるというのが、天界のルールの1つでは無かったのか? 」
ライトは冷や汗を浮かべて、レイヤを退かした。
レイヤは少し驚いた顔をしてつい退けてしまった。
ライトは焦ったようにその場に膝を付けて胸に手を置く。
ライト「こッ…これは……この堕天使が、あまりにも執拗いものだったから…
軽く遊んであげていただけです。
この後、ちゃんと排除するつもりでした。
決して…特別な関係等持っていません。
貴方に誓って言えます。」
流石に苦しい言い訳だった。
今更どう足掻いたって罰は免れない。
レイヤは顔を歪め、そんなライトを見詰めた。
惨めだ。
こんなにも惨めな思いをしてまで頭を下げなければならないのかと。
全てはこの、目の前の神とかほざく存在のせいなのに。
「 ……ほう、そうか。
この私を愚弄しているのか?
そんなちっぽけな嘘に塗れた言葉に…騙されるような存在なのだと思っているのか?
躾し直す必要がある様だな。 」
躾という名の天罰。
ライトの顔から血の気が引いていった。
それはレイヤにも分かった。
ライト「ッ…そ、そんな…… 」
必死にせがもうと言葉が幾つも頭の中に浮かんだ。
が、それを実際に口にすることは出来なかった。
更に言えば、罰が重くなると思ったから。
言った所で変わらないのだ、変えてくれないのだ…この神様は。
レイヤ「……お前…ライトを、ペットか何かだと思ってるのか…?
これ以上…ライトを、傷付けるな…!!」
遂に怒りが頂点に達して、震える手に力を込めて刀を握った。
そして神の目の前へと駆け出していくと、一気に跳び上がりその刀を振るった。
ライト「レイヤッ!!」
けれど、神様が直接手を加えずともレイヤと神様の間に衝撃波が発生し、レイヤは吹き飛ばされてしまう。
一瞬血が舞った。
ライト「ッは…レイヤ……そんな…」
吹き飛ばされたレイヤを咄嗟に追おうとした。
けれど、大きな手が立ち塞ぐ。
「 …さぁ、行くぞ。大天使ライト。 」
強制的にライトを自分と共に天界へと転送した。
最後の最後まで、ライトは手を伸ばした。
けれど届く事は無かった。
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