どうも!紫蘇ㄘャンです!!!
最近投稿してから日が経つのが早いなと感じてきてます!その日上げてから体感的には3日だも思っても実際は1週間経ってたりしてるんですよ ~ … なんか怖いですよね! 笑
え ~ ね!今回は!前々から伝えておりました!!新作です!!いえーい!!!
…はい、落ち着きます 笑
この作品を改めて、簡単に説明させて頂きますと、それぞれ秘密を隠し持っていて、その中でrfmoで活動する4人組。
(大人組/高校生) とい形を取らせて頂いてます!
大人組はとある組織を追っていて、それを追っていく中で……
高校生はと言うと…?
こんな感じでやらせて貰います!!
話の展開はまだこれと決まった訳じゃないんですけど、話を進めていくうちにどんどん謎が解き明かされて行く…そんな話が大好きで!私もそんな風にしたいなと思っています!
正直なところ、今現時点で結末もどうしようかと決まっていないので所々話がズレてしまうかも知れませんが、決定次第方針をそっちに正して行きますので!!
後、この話は個人的に高クオリティで仕上げたいと思っている所存、時間がどうしても掛かってしまうのです…!実際これ完成するのに2ヶ月も掛かっていませんが、そのぐらい時間を費やしてしまうので…。
もしかしたら次の2話を上げるのはまたその後かなぁ…と思います。
ほんとはシュパッシュパッ!と上げて行きたいとは思っているんですけどね… 笑
でもこれだけ待たせて思っていた通りのクオリティじゃないなぁ…って思われたら言語道断ですよね!その時はコメントでクレーム入れて下さい!宜しくお願いいたします!!!
その前に何もかもあまり決まっていない中でやってるので……でもまぁ!頑張ります!
第1話にしてはめっちゃ長いので!
後、分からない事があったらコメントで言ってくれて構いません!お答え出来る範囲で答えます!
・実在する人物を用いた創作話です!
・色々と捏造など個人的見解などで当小説は作成してます!
・そのキャラの口調がはやふやになってる所があるかもです!
・本人様達とは関係ないので、本人様達に繋がるようなご迷惑行為はお辞め下さい!
・本人様達の解像度は低いので(キャラ崩壊)無理な方は速攻閉じてください!
私達は / 僕は、誰にも明かしていない“秘密”を持っている。
控え室の扉からコンコンと軽快なノック音が聞こえて、咄嗟にそちらに顔を向ける。開いた扉からはfwさんの姿があった。
「ち ~ っす、お疲れ ~ い」
「お疲れ様です」
「アニキお疲れ様です!」
そんな能天気に挨拶をするfwさんに、私とkidさんも挨拶をし返す。
持っていた荷物を置くのだろう。いつもの定位置に荷物を置こうとしたfwさんが突然、辺りを見回した。どうしたのか?そう思ってfwさんを黙って見ていたら
「あぇ、mcさん居らんやん、どうしたん?」
そうfwさんが言った。
そのfwさんの発言を聞いて「今気付いたのか」、とついつい突っ込みたくなるがそれを抑え込み、私は未だに「mcさん何処居るん?」と居もしない本人を探し始めるfwさんに説明をする。
「落ち着いて下さいfwさん。貴方、連絡見てないんですか?」
そう言えば、fwさんは「へ?」と惚けた口調でそう言ってから、え ~ … と頭を掻きながらズボンのポケットから自身の携帯を手に取って画面を操作する。
「……ん、あっ、ホンマや、『部活で遅れます』って本人から連絡来てた」
連絡が来ていた事を今知って「なるほどだからか」、と納得した様子。私とkidさんはそれに少々呆れて苦笑する。
「本当に…なんでこう、確認というものを疎かにするんだアンタは…」
やれやれと眉間を抑え、はぁと溜め息を吐くkidさん。そんなkidさんを他所にfwさんは「ごめんって ~ 」と思っているのかいないのか、軽率な謝罪をしながら椅子に座る。
「いやぁね?昨日ギリギリまでパトロってたからさ、全然連絡とか見てへんかったんよ ~ 」
「だと思いましたよfwさん。貴方がやってる事世間一般で言うと時間外労働ってやつですよ?」
「夜行性なfwさんだからさぁ?夜遅くまでパトロールはもう仕方ないとして、連絡はちゃんと確認して下さいよね!!」
「にゃはは」
そんな会話のような、半分説教のようなものをしていたが、fwさんの言う「パトロっていた」いたというのはkidさんが言っていた「パトロールをしていた」の略した言葉。
なんでもかんでも長かったら略してしまうfwさんに、あの頃から何も変わっていないなと感じる。いや、変わらないと言った方が正しいか。
「あ、ちなみにknmcさんが遅れるとの関係で開始時間も大分ズレるとの事ですので」
昔の事に懐かしさで浸っていたが、伝え忘れていた事を不意に思い出し、付け加えにそう言うとfwさんは
「あ、そうなんや、じゃぁゆっくりできる時間あるな ~!」
と、携帯を弄りながらそう言う。
「はぁ…この人本当に自由人過ぎる」
「まぁまぁ、それもfwさんのいい所では?」
「…ま、それもそうなんですけどね 笑」
そんな会話をkidさんとして暫く時間が経った頃、机に上半身を委ねながら携帯を弄っていたfwさんだが、何を思ったのか急に「あぁ!」と叫んでは机を手で叩いて、上半身を起こした。
その事に、いきなり過ぎて驚く私とkidさん。kidさんに至ってはビビり過ぎて椅子から転げ落ちている。
「ったァ ~ !!ちょっとfwさん” ッ !いきなり大声出してなんなんですか?!」
と、一丁前に文句を投げ付ける。私は珍しくもkidさんに現状、同じく…と札を上げている。此方も驚かせられた側だ
「そうですよ!机を叩きながらも辞めて下さい!急に大きい音とその動き、心臓に悪いんですから!」
と、私とkidさんからの注意にfwさんは悪気があったと自覚しているのか
「いや、その…すんません」
明らかに凹垂れてるのを見て反省の色はあるんだなと分かる。
「まぁ反省はしてるみたいなので、kidさん許してあげましょう?」
「…ま、まぁね?そこまで根に持ってないんで、次から気を付けて頂けたらね?僕は許しますよ。全然根には持ってないですけど、本当に根に持ってないんですけど」
全然根に持ってそうな感じしますけど、何も言わないでおこう。うん、そうしとこう。
「ところで、いきなり叫んでどうしたんですか?」
普段そんな大声を出す事なんてしないfwさんだからこそ、きっと何か大事な事を思い出してついついあんな声量が出たとしか考えられない。
私はfwさんに「どうしたのか?」そう訊ねれば、fwさんはあぁとだけ呟いてから、先程の弱々しい顔付きから、ひどく神妙な顔付きに変わった。
そんなfwさんに私もkidさんも、緊張感の漂う空間にゴクリ、と息を飲む。
「実は昨日新たに情報が入ってな、今追ってる宗教の」
その発言に私もkidさんも「え」と驚愕する声が漏れる。
fwさんから告げられたものの中から“宗教”と言うワードが出たが、本来のVtuber活動に置いて、そう言ったものの接点は特定の人を除いて普通は無い。
ならば何故、そのようなワードが出たのか。それは私達が関係すると言っても過言では無い。
knmcさんを除いて、私達は誰にも明かしてない秘密がある。…誰にも明かしてないというのは本当に誰にも明かしていなくて、私達3人だけの秘密とやらだ。
我々3人は、njsjとはまた違った別の組織に所属している。
その組織というのは、“政府非公認組織”で結成された警備隊だ。言った通り政府非公認な為だけに公にはされていない。ちょっと特異のある部隊に私達は所属して、そこでまた別の活動を行っている。
表で言う、警察の特殊部隊みたいなもので、本来の警備隊との活動内容は1つ2つと扱うものとか色々違うだけで基本は一緒だ。
そして私達がその警備隊に所属している事を会社、rfmoメンバーで長年一緒に活動するknmcさんでさえも言ってない理由。
それは簡単で、非公認組織で裏での活動なだけでそう軽々と明かす訳には行けないからだ。だから3人で話し合いの結果、誰にも言わず、3人だけの秘密にしようと決めた。knmcさんには申し訳無いですけど、これぞとばかりには3人だけの秘密とさせて下さい…。
私はまだここには居ない男子高校生にそう謝罪の意を込めつつ、致し方ないと心の中で呟く。
「そんで、その情報っていうのが…」
そして話の続きをfwさんがしようと口を開いた瞬間、今度は隣に座っていたkidさんがいきなり「あああぁ!!!」と大声で叫び、fwさんの言葉を遮る。隣にいた私は耳の奥がキーンとなる。
「 ッ なんや、うるっさいな」
「うるっさいな、じゃないですよ!!この場でそんな事言うか普通!!」
「えぇ…いいやん、俺ら3人しか居らんし」
「だとしても!外から聞かれてたらどうするんですか?!」
「まずお前のそのでっかい声で気付かれるやろアホ」
「う” ッッ …」
ギャンキャンと騒いでいたkidさんは、fwさんのその発言に一思いに刺さったのか、呻く声が上がり、なんの反論も無くなった。
「確かに…僕が騒ぎ過ぎたのは反省しますけど、でもそこまで言う必要ありました?アホって言うなんて…酷くないですか社長!」
と、kidさんが私に同情を求める顔を向けながら、そう聞いてくる。しかし、残念ですが…
「…私もfwさんの言葉に賛成です」
今度はfwさんに同じく、と札を掲げる。
「え” ッ …」
すると予想外の返事だったのか、私の言葉にkidさんは呆然とする。ですがまぁ、私だって被害者ですから、あぁ言っても間違っていないですよね?
「まぁまぁ、声のトーン下げて言うから、これでええやろ…な?」
fwさんはそう言いながら、徐々に声のトーンを落とす。それにより、聞き取りやすいよう私もkidさんもお互い体を近づける。
「それで、その情報と言うのは?」
「あぁ、実は今追ってる宗教のその特徴っていう手掛かりが見つかってな。なんでもその宗教の信仰者は全員共通してとあるペンダントを持ってるらしい」
「ペンダント…ですか?」
「あぁ。そのペンダントって言うのが、逆三角形に真っ直ぐ縦に線引いた、そんなペンダントらしいで」
「それってこういう感じの?」
そう言ってkidさんは、その特徴を元に紙に書いたであろうそのマークを見せた。
『ꘜ』
「そうそうそれそれ!」
紙に描かれたマークを見てfwさんは頷く。
「その宗教のシンボルマークと言うのでしょうかね?」
私はそのマークを見て、ふと思ったことを口にした。2人はそれに「あぁ」と言って私の意見にそうかも、と賛同した。
「一応リストに乗ってる全ての宗教と、この知った情報を基に参照してみたねんけど、何処も一致しいひんかった」
そんなfwさんの言葉を聞いて、私はつまりは…と少し考えた。私達の組織には幾つかの機関が存在していて、その中で情報機関というのがある。知りたい情報があればその情報機関が纏めてくれた書類に情報が記載されていて、そこを開けば直ぐに情報が手に入る。
対象の組織、人物等の情報が載っていて、記載されていない所がある方が珍しいと言える程だ。
だからこそ、と言うのか。今追ってる宗教の情報を片手で数えるぐらいしかないのは結構マズいと言える。
「…意外と堅実で几帳面な連中なのかも知れませんね。こうも捜査を進めるに大事な手掛かりを細かいものでも残さず、そうそうと大きな動きをする訳でもなく…それ所かそれっぽい姿を確認出来てない…」
口にして言ったのは自分だが、その現実に改めて痛感させられる。難しいなぁと考えれば考える程、肩の荷が重くなる。
「ま、それもそうですけどね … 笑
でも1歩はちゃんと踏み出せましたよ!これだけでも結構大きいと思います!」
kidさんがここぞとばかりに励ます言葉を投げ掛ける。それに少し微笑ましくなり、ついつい笑いが零れる。
「それもそうですね 笑」
「やな 笑 いやぁ、でも…こうも俺達がこんな任務に難航すんの、初めての仕事を課された時以来ちゃう? 笑 」
そのfwさんの発言に確かに、と懐かしさを覚えると同時に少々気が緩む。
その時を思い浮かべば、まだまだ未熟だったなと思う。
「懐かしい … 笑 そういえばそんな事ありましたね ~ 」
あの頃、初めての任務に戸惑いと不安があって、中々任務が遂行出来なかったのは今じゃいい思い出だ。現在はスラスラと先輩達の脚を引っ張らない程度までは成長しただろう。
「kidがいつまでも怖い ~ 言うから全然進まんかったな、お前ビビり過ぎやろ」
「はぁ” ッ ?! アンタに言われると何か腹立つんですけど ~ !」
グギギ、と歯を食いしばりながらそう言うkidさんにfwさんは呑気に笑って受け止めている。気にしてはないようだ。
「と言うか、一歩近づけた ~ !って超喜んでいたけど、今思えば今回の任務の難易度超ハードじゃありません?」
僕だけですか ~ ?と、机に上半身を伸ばしながら私とfwさんにそう伺うkidさん。
「いえ、私もそう思う事は有りますよ 笑
けどきっと、私達に信頼と期待を持っているからこそ上の人達はこの任務を私達に託したんだと思います」
昔と比べ、本当に足を引っ張っていたのかと疑う程まで成長した我々。着々と任務を遂行させ、先輩達と肩を並べる所まで来た私達を見て上の人達は、きっとその信頼と期待を胸に置いて、この任務を託して来たのだと、私達に任務を回してきた上の人達の考えを憶測ではあるが見解する。
「そうやったら、じゃぁその信頼と期待を裏切らへんように頑張らんとなぁ」
「ですね ~ いやぁ僕も頑張ろっと…」
「ふふ、2人とも気合い入ってますね。私も少々腕がなってきましたよ」
必ず追い詰める。それを目標とし、我々3人は手を組んで任務を遂行する。
そんな一致団結をしていたら、扉からコンコンと音がした。その瞬間、私達は寄せていた体を離して、適度且つ不自然に思われない距離を保つ。
「お疲れ様です、遅れてすみません」
顔を出したのはrfmoメンバーで最年少の男子高校生でありながら、私達の先輩であるknmcさんだった。
「お疲れ様です、収録の開始までまだ結構時間あるので大丈夫ですよ」
「mcさんお疲れ ~ 朝練やったんやろ?」
「朝練大変ですよね」
「んふふ 笑 ありがとうございます。まぁ大変ですけど、そこまでって感じかな」
knmcさんはそう言いながら、荷物を置いて早々、鞄から財布を手に取って
「…あ、僕飲み物買ってきますね」
と、そう言い残し控え室を出て行った。その背中を見送り、 そしてまた3人だけの空間に戻った。
そんな中で、唐突にkidさんが口を開いた。
「なんかちょっと、寂しいな」
独り言の様に、そう呟いた。それは少しぽっかりと穴の空いたような、虚しいさを感じる口調だった。
kidさんは無意識にそう言ったのか、言い終わる頃にはハッ、として咄嗟に手で口を塞いでは「すみません…」とそう一言呟いた。
「いえ、大丈夫ですけど…」
「どしたん?いきなり」
私とfwさんは、kidさんの呟いたその発言の意味がいまいち理解出来ず、ただただ首を傾げるばかり。fwさんはどうしたのかとkidさんに訊ねれば、言いづらい事なのか、口をモゴモゴとさせながらkidさんは遠慮気味に言う。
「その、僕の思う事なのでどう思ってもらっても良いんですけど…なんか、こうやって何時までもmcさんに隠し事してるっていうのが少し…罪悪感というか、寂しいと思うというか…」
どう言えば良いのかと頑張って言葉にしようと頭を捻っているkidさんに、私はそれもそうだなとkidさんの言いたい事を理解し、同情する。
「まぁでも、そうですね…、正直隠すこと自体しなくて良いとは思ってるんですけど、今更言ったとてknmcさんを混乱させるかもしませんしね。
もし仮に、彼に私達の隠し事を伝えても信じて貰えるかどうかの所ですし、それで今こうして形が安定してる関係が歪になるかもしれませんし。隠し通すのが安牌では?」
そうkidさんに向けて言えば、少し惜しむ様な顔を浮かばせ
「…やっぱりそうですよね」
と、1拍空けてそう言う。そこにfwさんがkidさんに向けてフォローする言葉を投げ掛けた。
「まぁ、kidの言ってる事も間違っては無いよな ~ 。俺も正直、mcさんだけに限った話では無いけど心苦しさはある。でも社長の言ってる事は確かやと思うで、うん。1番良いのはこの関係を保つ事やと俺は思ってる。
mcさんにはしゃーないけど、このまま隠し通すのがベストやろ。俺らにとってもmcさんにとっても。なんならこのrfmoにとっても」
やけに寂しそうな表情で言うものだから、kidさんも、聞いていた私もその言葉とfwさんが浮かばせる顔にギュッと胸が締め付けられる感覚が。
kidさんは不服そうな顔を浮かべてはいたものの、 「そうですね」 と躊躇いもあっただろうがそれを真摯に受け止めた。
「いやぁでも、アニキもそんな大人っぽい事言うんですね」
「殺すぞ」
「え、こわ…」
先程との空気が違いすぎて、あの雰囲気を何処に置いてきたのか、とついつい突っ込んでしまうのを抑え込む。その代わりと言ってはなんだが、声にして盛大に笑う。あの慎密とした雰囲気よりもこういった賑やかさが1番だと、何度目になるのか、実感する。
しかしそろそろ止めた方が良いだろうか。
fwさんの絞め技を喰らっているkidさん。fwさんの腕が首に回っていて、首を絞められているkidさんの顔は心做しか青白くなっているような、泡でも吹きそうな。…そろそろ止めた方が良いか。
そう思い、席から立って2人の方へ向かおうとした時、控え室の扉が開いた。見れば購入したであろうペットボトルを手に持っていたknmcさんだった。
「ただいま戻りました ~ … って、え?何してるの?」
冷めた目でそう言う。
いや、そうなっても無理は無いよな。帰ってきて早々絞め技を喰らって呻いてるkidさんとニコニコの笑みでkidさんに絞め技をしながら 「なんや?」 と迫るfwさん。そうなるまでの経緯を知らないknmcさんからしたらきっと地獄絵図だろう。
しかし、そんな経緯なんて説明出来る筈もない訳だから、私は 「いえなにも」 と、言い返す。
「えぇ ~ ? 笑 絶対なんかあったじゃん 笑
kidくん辛そ ~ 」
そうキャラキャラと笑いながら、席に座って鞄から台本を取り出す。しかし最後の一言は気持ちが皆無だったような…。棒読みにも聞こえたが気のせいだろう。
「あ、社長 ~ 今回の流れって」
「はい!」
あの2人の事は他所に置いたknmcさんが私に今日の流れを確認しに来たので、私も2人のことを置いて、knmcさんと共に収録開始まで今日の流れを2人で確認する。
暫くして、スタッフさんが移動のお願いと言うことで控え室から顔を出し、私達一同は移動をする。
それから収録が終わり、無事いつも通り5、6本撮り終えて、控え室に4人で戻る。
「あ”ぁ” ~ づかれたぁぁ!!」
机にひれ伏して、撮影中に吐かなかった我慢をここで爆発するkidさんにfwさんとknmcさんが揃いも揃って「煩い」と言う。
「おっさんかテメェ、おっさんか」
「ちょっとアニキ?!」
「今日はそんな体力系じゃ無かった方じゃない?kidくんまた体力落ちたの?大丈夫?おじいちゃんになる頃には10歩歩いただけで息切れるんじゃないの?」
「おいコラクソガキ!!」
2人からのおっさん弄りにkidさんが必死で突っ込む。しかし私も今日は生ぬるかったなぁと思いながら、日々のrfmo塾に体が改変されてるなと実感する。
kidさんはと言うと、2人に言われた言葉に心に傷を負ったのか「僕だって…」としくしく肩を落としていた。しかしそんなkidさんを見向きもせず、荷物を纏めるknmcさん。
「あれ、もうお帰りになるんですか?」
普段は収録後、この控え室で少し勉強をしてから帰るものだから、終わってすぐ帰りの支度をしてるknmcさんに珍しさを覚える。
私が訊ねた事にknmcさんはあぁ、と言ってから頷く。
「うん、やる事有るからね、この時期色々と大変だから」
「そっか、頑張りや ~ 」
「無理せずにですよ」
「あはは 笑 分かってますって、ありがとうございます!では、また」
そう言ってから律儀に一礼して、控え室から出て行く。
その背中を見送ると、私は「さて」と、合図をするように声を出す。
「これからまた違う仕事を始めますよ」
また味の違う雰囲気が控え室をいっぱいにする。
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いい匂いがぷんぷんと… 新作まじで嬉しいです… 一読者として見させて板だます!!!