テラーノベル
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※ifストーリー、夢小説、夢主。
住宅街の角に、ひっそりと佇む小さなお店を見つけた。木製の看板には『Scherzo(スケルツォ)』と書かれている。中から漏れる温かいオレンジ色の光と、心地いいクラシック音楽の音色に吸い寄せられるように、私は重いドアを押した。カランコロン、と涼やかなドアベルが鳴る。
「いらっしゃい。……うわ、お疲れモードだね? 大大丈夫?」
目の前に現れたのは、少し長めの明るい茶髪を揺らした、エプロン姿の高校生のお兄さんだった。西日の差し込む店内で、彼は片手に持ったトレイを器用に回しながら、綺麗な二重の目を細めてふわりと優しく笑った。その笑顔を見た瞬間。ドキリ、と胸の奥が痛いくらいに跳ね上がった。部活で走り疲れて息が苦しいのか、それとも別の理由なのか、中1の私には分からなかった。けれど、夕暮れの光に照らされた彼の姿から目が離せなくて
__これが私の、生まれて初めての『一目惚れ』だった。
「あ、あの……冷たいものが飲みたくて」
「オッケー。じゃあ窓際の特等席へどうぞ。陸上部のお嬢ちゃんにぴったりの、冷たくて元気が出るやつ、俺が作ってあげるからね」
彼に案内されるまま席に着き、出された『特製レモンスカッシュ』の甘酸っぱさは、私の体に、そして恋を知ったばかりの心に、驚くほど深く染み渡っていった。
それからというもの、私の頭の中はあの茶髪の先輩――『羽鳥先輩』のことでいっぱいになった。「練習が終われば、先輩に会える」そう思うだけで、キツい陸上部の練習も不思議と耐えることができた。週に2回、部活帰りにカフェに通うのが、私の1週間のうちで一番大切な『特別な時間』になった。でも、お店に行っても緊張しすぎて上手く喋れない。「はい、お待たせ、〇〇ちゃん(※夢主の名前)」
先輩がメニューを運んできて、胸元の刺繍を見て名前を呼んでくれるだけで、私は顔から火が出そうになって、メニューを見る手が震えてしまう。いつも大人っぽく見せたくてブラックコーヒーを頼ようとしては、「無理すんなって」と笑われ、ミルク多めの甘いラテを出されるのがお決まりだった。
「〇〇ちゃんはいつも一生懸命走ってて偉いね。ここから見てるよ」
そう言って私の頭をくしゃっと撫でる先輩の手は、大きくて、凄く温かくて。子供扱いされて悔しいけれど、やっぱり嬉しくて、私はどんどん先輩に溺れていった。
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コメント
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わあ〜!第1話からもう胸がキュンキュンしちゃったよ!!😭💕 「Scherzo」っていうお店の名前も、オレンジの灯りも、クラシックの音色も、全部が素敵な世界観✨ そして何より…高校生のお兄さんの「大大丈夫?」って軽やかなセリフと、くるっとトレイ回す仕草がもう完全にヒーローじゃん!?🌸 中1の女の子が初めての一目惚れしちゃう気持ち、すごく伝わってきたよ〜続きが気になりすぎる!!