テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「君が教えてくれた、不真面目な世界の愛し方」
0章 誰もが私に「正解」を期待する
ー真面目という名の呪いー
私の名前は【如月 氷華】(きらさぎ ひょうか)。クラスの皆から『優等生』と言われている。私は基本無口で無表情。本音を話すのが苦手という性格だ。
今日から4月。私は今日から高校2年生になる。『進級』という言葉に喜びと不安がある。去年も中学から同じ男子に「頭良いから、学級委員長になれ。」と言われ、断れずに1年間やった。『今年も学級委員長かな。嫌だな。』と心の中で思った。
クラスは2年A組。担任は1年生の時と同じく、時任(ときとう)先生だった。時任先生は、誰にでも優しく、対等に話せる先生だ。たまに『めんどい』と感じたら言葉にするときがある。なので、同級生みたいだと思ってしまう。
私は教室に着いた。席は1番後ろの左側で窓から外が見れる席だった。隣の席は【浅井 千晴】(あさい ちはる)だ。千晴は1年を通してほぼ学校に来ない。不登校だ。私は『今年のクラスは静かそうだな』と思った。
始業式が終わり、学活の時間になった。
「4時間目の学活は”学級委員長”を決める…。」
と時任先生が言う。
「先生! 私は氷華さんが良いと思います!」
とクラスの女子たちが言った。
「そうか、他に誰かいないか?」
と時任先生が言う。時任先生は私が学級委員長をしたくない理由を知っている。でも、クラスの皆は知らない。
「俺も氷華さんで!」
とクラスの男子たちも言った。また、私の名前。
時任先生は『きっと複雑な気持ちなんだろうな』と思った。私に対しての気持ちとクラスの皆に対しての気持ち。
「じゃあ、学級委員長は氷華で決まり!」
と時任先生が言った。私は、2年生も学級委員長になった。
NEXT→♡39
コメント
3件
つばささん、第1話読んだよ〜!🌸 氷華ちゃんの「真面目すぎちゃって自分の気持ち言えないけど、心の中では思ってることある」感じ、めっちゃわかる…!😭💕 クラス全員から「氷華さんがいい」って言われて、先生もわかってるのに押し切られちゃうとことか、読んでて「あーっ!」ってなった! でもこれからどう変わるんだろう?タイトル回収が楽しみすぎる🥺✨ 続き気になるよ〜!