テラーノベル
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「ぼく、、、イギリスまもらなきゃ、、、、まもってもらってばっか、、、ぼく、ぼ、く、、ぼく、どうしよ、、ヒューって、、なってるよ、、いぎ、り、す、、どうしよ、どうしたら?、わかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんないわかんない、」
狂ったようにループする「わかんない」の言葉。
フランスのオッドアイからは大粒の涙が溢れ、過呼吸を起こし始めたイギリスを抱きしめる腕は、パニックのせいでギリギリと壊れそうなほど強く締め付けられていく。かつての地獄が頭の中を支配して、どうすればいいのか、大人に何をされるのか、恐怖で完全に思考が破綻していた。
「おい、フランス! 落ち着け、フランス!!」
アメリカがたまらず、膝をついてフランスの顔を覗き込んだ。サングラスはもう完全に放り投げられている。
「大丈夫だから! 誰も怒んねぇし、誰も入ってこねぇ! 親父も死なねえよ!!」
「フランス、俺を見ろ」
ソ連の深く重い声が、フランスの耳元で響いた。
ソ連はさらに体を深く折り曲げ、自らの軍服の冬のオーバーコートを大きく広げると、怯える二人を包み込むようにして上から被せた。
189センチの彼の体とコートが、外からの光も、暗闇の恐怖も、すべての悪意を遮断する強固な壁になる。
「息を吸え、フランス。俺の真似をしろ。……吸って、吐くんだ」
ソ連はフランスの肩に置いた手にゆっくりと力を込め、現実の感覚を取り戻させようとする。同時に、もう片方の左手で、フランスの腕の中にいるイギリスの背中を、優しく、大きなリズムでさすり始めた。
「親父……! クソッ、国連の奴まだかよ!」
アメリカは焦りから自分の頭をかきむしりながらも、落ちていたモノクルを拾い上げ、壊れないようにそっと自分のポケットに仕舞った。そして普段の利き手である右手で、過呼吸で苦しむイギリスの、冷え切った左手をギュッと握りしめる。
「親父、俺だ! アメリカだ! 大丈夫、まだやれるってメモ残したろ!? あんた強いじゃんか、戻ってこいよ!」
ソ連の大きな温もりと、アメリカの必死な叫び。
二人の大きな存在が、暗闇の中でガタガタと崩れかけていたフランスとイギリスの心を、現実へと必死に繋ぎ止めようとしていた。
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コメント
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もうめっちゃ泣いたわ……。フランスの「わかんない」のループと過呼吸、ソ連がコートで包み込んで「吸って、吐くんだ」って言うシーンが胸に刺さりすぎて。アメリカがモノクル拾ってポケットにしまった細かい気遣いとか、二人が必死に繋ぎ止める姿にグッときた。地獄の記憶と向き合うフランスとイギリスの苦しさを、ソ連とアメリカが真っ向から受け止めてるのが尊すぎる。泣ける😭