この作品はいかがでしたか?
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⚠️注意⚠️
この物語は、特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません。
※BL要素️⭕️
※🇷🇺×🇨🇳
これらがいい方は本編へ↓
一目惚れした。
俺と違って、一切汚れていない子。
心も、手も、目も、体も。
その綺麗さに引き込まれて、すぐに落ちた。
どうにか距離を縮めようと話しかけてみた。
でも、何を話せばいいか分からなくて、
『貴方に一目惚れしました。』
って言ってしまった。
するとその子は、少し頬を赤らめて弾けるように笑った。
笑った顔も可愛い。
その子は、
「まずはお友達から始めませんか?」
って、 初対面で告白した変人の俺に言ってくれた。
それから俺たちは、色んな場所に遊びに行った。
外食したり、ゲーセンに行ったり、遊園地に行ったり。
正直楽しかった。
でも物足りないなって思う自分もいたりして。
ロシア『……はあ、もうここまで来ると、諦めた方がいいのかもな。』
友達として付き合って早4年。
あいつのことが好きになって殺しから手を引き足を洗ったが、やっぱり……釣り合わなかったのか。
ロシア『……ほんと、嫌になるな。』
今の感情を忘れたくて、昼間から寝ようとした時。
携帯から着信音がした。
中国からだ。
ロシア『……急にどうした?』
中国「ロシア、今日空いてるアルか?」
ロシア『え?あぁ、特に予定は何も…』
中国「じゃ、我とお前が初めて会った場所に来るアルよ。待ってるカラな。」
中国は自分が言いたいことだけを言ってそのまま通話を切ってしまった。
俺とお前が初めて会った場所……
そこで何をするのだろうか。
……振られるのかなー……
ロシア『……。』
必要最低限の物だけ持ち、不安な気持ちを隠して出発した。
着くと、一段と目立つ服をまとった男が目に入る。
彼、中国だ。
中国は俺に気づくと、視線を下にある花から俺へと向けた。
中国「思ってたよりも早かったアルネ、意外アル。」
ロシア『……別にやることなかったしな。』
俺の言葉にはは、と笑うと、中国は真剣な顔になり話し始めた。
中国「…今日は、話があって呼んだアル。」
中国「……4年前の告白、今ここで返事をするアル。」
心臓の音がうるさくなる。
どっちなのだろうか。
中国「…、我、我……我も、ロシア…お前のことが好きアル。」
ロシア『……え、』
中国の口らか出た言葉は、4年間ずっと待ち望んでいた言葉だった。
中国「……、つ、付き合ってくれ……アル。」
顔を赤らめる彼に、既視感を覚えた。
照れてる顔も好きだ。
ロシア『……もちろんだ、ずっと待ってたんだからな。』
そう言い俺は中国にキスを落とした。
……諦めなくて、良かった。
俺たちの後ろで、梅と向日葵が風に揺れていた。
終
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