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「さもくん、、、」「べる、、、」
「とりあえず戻ろっか」
そしてパソコンの電源を落とす
そして私は急いでさもくんの部屋へと向かうのだった
部屋に着くとさもくんのちょっと硬い大きな手が私の頭を撫でる。
すごく安心する。
「ねぇさもくん、、、」
「どうしたの?」
さもくんは私の異変に気づいてるのかいつもより優しい口調で答えてくれる。
異変さがす系のゲームだと割とさもくんは見つけられなかったりするのにこういう時だけ的確にわかるのちょっとずるい
そして怖い
でもでも、、、!
聞かなきゃ
「さもくん、、、」
「どうしたの?」
「おどろくさんの方に行かないよね、、、?」
「うん」
ーーーーーーーーーーーーーーー
何となく気が気じゃない
さもくんがおどろくさんの方へ行かないと分かっていてもどうしても不安になってしまう。
「はぁ、、、」
「さもくん、、、?」
私重かったかな、、、
嫌われちゃったかな、、、?
大丈夫かな、、、?
「大丈夫?」
「大丈夫だよ。ちょっとニグさんに呼ばれちゃったから行ってくるね」
嫌だ、、、
さもくんといたい、、、
きゅっとさもくんの袖を掴む
「べる、、、」
「ごめんね嫌だよね、、、でも行かなきゃだから、、、我慢してね、、、」
玄関でぎゅっと抱きしめられる。
まるで最後のお別れをするかのように。
やめて、、、
こんなの望んでない、、、
私望んでないよ、、、
ねぇやだ、、、
2時間ぐらいだろうか
さもくんはまだ帰ってこない
どこか寄ってるのかな?
大丈夫かな?
メッセージ今送ったら怒られるかな?
嫌だよ、、、
さもくん、、、
独りにしないで、、、
私、、、
さもくんがいないと嫌なの、、、
「ただいま〜」
「さもくんっ!」
「どしたどしたw何かあった?」
「寂しかった、、、」
「ごめんごめん」
今さもくんはどんな顔をしながら私のこと撫でてくれてるんだろう
怖くて見ることができない
何となく。
触れてはいけないそんなような気がする。
あの撮影の日から1ヶ月たっている。
おどろくさんは動画投稿は変わらずしているが、何をしているのだろう
ーーーーーーーーーーーーーーー
その日の夜
「ねぇべる」
「さもくん?どうしたの?」
何故かすごく嫌な予感がした。
触れてはいけない
触れたくない
聞きたくない
そんな気がした
「俺たちさ、、、」
さもくんが言い淀む。
なんとなくだけど言いたいことがわかる。
でも
聞きたくない
「、、、うん」
何とか返事を返す
「別れた方が、、、」
「やだ!!!」
反射的に返事を返す
咀嚼しては行けない
咀嚼したくない言葉
受け入れては行けない
「べる、、、」
「やだ、、、やなの、、、私さもくんじゃないとやなの、、、」
前言撤回
今私が何よりもさもくんに求めるもの。
認めない。
こんなのは。
「べる」
「ごめん」
「多分俺じゃ、、、べるに似合わない」
「やなの、、、さもくん、、、」
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数日後
何があったなんか覚えてない
けど今この部屋には私1人。
あーぁ
私壊れちゃった
ふとある日にさもくんと話したことを思い出す。
「べる1番大切なものって何?」
今はもう居ない私の事だけを見てくれたさもくんだよ______