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zm「…ッ、」


gr「ゾム、聞いているのか」


zm「聞いてる…、」


tn「情報たったの一つ…なんかあったんか?」


zm「ないよ、なんも」


gr「いっつも少なくても4個はもってくるじゃないか」


tn「なんでこれしか…」


zm「…ずるい」


tn「は?」


zm「皆ずるいよ」


zm「皆は一つで褒められてたやん」


zm「俺も頑張ったよ頑張ったけど」


zm「敵国の情報それしかなかったねんな」


tn「…そんなわけない」


gr「正直に言え、脅威」


zm「充分正直です」


zm「他の人たちはこれで済んでたやろ」


zm「疑うならロボロに聞いてみぃや」


zm「なんで俺は皆と違うん?」


zm「皆は一つでも偉いとか凄いとかよく頑張った」


zm「そんな言葉かけてもらってたやん」


tn「脅威にも言ってる」


zm「言ってない」


zm「流石の一言だけ」


zm「いっつも流石流石流石」


zm「嫌やねん」


zm「もっと褒めてぇや…、」


zm「皆みたいに、色んな言葉で」


zm「流石って言われるとプレッシャーあんねん」


zm「脅威じゃなくてゾムって呼んでや」


zm「強いからって、脅威としか呼んでくれへん」


zm「嫌や…」


tn「…」


zm「ほんまに1個しかなかってん…」


zm「信じてや…」


gr「…分かった」


gr「今日のところはもういい」


zm「…」










脅威と呼ばれるようになってから

俺に対しての皆の笑顔はみてない

もっと褒めてや

もっと信じてや

ちゃんと名前で呼んでや

皆と同じになりたい

我々だ短編集(リア友禁止)

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