テラーノベル
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…やっばい。緊張する。
仮面してるとはいえ舞踏会だし!開催場所は天界だし女装だし!
なんか人間ってバレたら喰われるっぽいし!
ていうか今思えば俺踊れないし社交界とかもよくわかんね〜、
rd『 まぁまぁ、そんないろいろ考えなくたって大丈夫だって〜!
kn「そうだよー?舞踏会って言ってもお茶会にダンス混ぜたって感じだし。ダンスは誘われなきゃ踊んない。
「らっだあさんとは踊んないといけないと思うけど、
pn「まあ、ダンスは心配ないか、踏んだとしてもらっだあだし…
俺みたいな男が女装してるとはいえ誘われるような可愛いさじゃないだろ。
らっだあの足踏む罪悪感は、ないな…。
rd『おい?罪悪感持ってくれ?それとぺんちゃんまじかわいいからね!?気をつけてよ?
sn「転送準備完了です!魔法陣描き終わりました!
すげー!魔法陣かっけ〜!
sn「あ、ぺんいんとさん。女性らしい口調で人間とバレないようにですよ!わかってますか?
pn「はぁい。わかってるよ〜…
rd『じゃあ出発〜!!
らっだあが出発と言って魔法陣を起動させると、突然魔法陣から光が出て視界が真っ白になる。
そして目を開けると目の前には大きなお屋敷があった。
大きさはでもらっだあの家と同じくらいか、でも緊張する〜、!!
rd『それじゃあぺんちゃん。行こっか
らっだあはそういうと俺の手を握ってエスコートしてくれた。
何だか本物の婚約者みたいで恥ずかしかったけど、俺と同じで女装してクロノアさんにエスコートされてるしにがみくんを見て気を紛らわせた。
そして長い階段を登り終えて、らっだあが会場の扉を開けた。
すると、天使に悪魔、吸血鬼みたいな人にらっだあのような鬼。足が透けてる幽霊?みたいな人外がたくさんいた。
pn「すごぉぉぉ、!
rd『ぺんちゃんは種族聞かれたら、幽霊って言ってね?
pn「うん!わかった!
らっだあとそんなふうにして話をしていると、たくさんの人外がこっちに押し寄せてきていることに気がついた。
老人幽霊( これはこれは…青鬼様ではないですか!
吸血鬼の女性( 青鬼様がお見えに!?ちょっとおどきなさいよ!
ケモ耳の女性( 青鬼様〜♡ 私といっぱいどうです?
そう言ってらっだあの奪い合いが始まった時。俺はちょっとだけ嫉妬してらっだあと腕を組んだ。
pn「…俺が婚約者なのに、ボソッ
rd『っ…、はぁ〜
『申し訳ありませんが私には婚約者がいますので、お誘いはお断りします。それでは、
吸血鬼の青年「 あんな美人見たことない…。何の種族だろう。
鬼の青年「だよな!?いいなぁ俺も少し話をしてみたいよ、
吸血鬼の青年「バカ、やめとけ、青鬼様には勝てね〜よ。
女性たち「顔よし、性格よし、頭よしの非の打ち所がない青鬼様に婚約者様が…? バタッ
pn「はー、疲れた。なんかめっちゃみられるし、
rd『ぺんちゃんまじかわいいからね!!可愛いことあんま人の前でしないで!?
pn「らっだあがなんかモテててムカついたんだよ、 ボソッ
rd『ぺんちゃん〜俺挨拶回りあるからさ、いい子に待ってられる?
pn「待ってられるわ!高校生だぞ!
rd『絶対知らない奴についてっちゃダメだよ?
pn「わかってるよ〜!もう早く行けッ!
そう言ってらっだあを急かすと何か言いたげな顔をしたらっだあが近づいてきた。
え、まさか!キスッ、?演技でもそこまでする…ッ?
そう思いつつも避けれずに目を瞑るとクスッと笑う声が聞こえた。
rd『ぺんちゃんキスされると思った?お面つけてるから出来ないよw
『キスは家に帰ってからのお楽しみね…?ニヤニヤ
pn「あ…や、えっと、!らっだあのバカ!もう早く行け!/ /
rd『あははw、照れてる〜!かーわい チュッ
そう言って完全にふざけているらっだあは俺の仮面の額あたりにキスをして去っていった。
pn「…なんか俺ばっかり照れてる、
俺ばっかり照れてるのは腑に落ちない…。
何か仕返しをしてやろう、そういえば前照れたことがあったな…?
確からっだあのことを友達って言った時…
pn「はッ!
まさかッ!!
らっだあは人間の友達ができなくて俺を助手に…!?
なるほど、絶対そうだ。
pn「じゃあらっだあに友達っぽいことしてやろ〜っと、
そうして俺はニヤニヤしてらっだあが帰ってくるのをお菓子やご飯を食べながら待つことにした。
コメント
1件
うわっめっちゃ好きだなぁ♡