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私が向かった集落はほぼ家は建っていない
国道からも離れてて車の音ひとつも聞こえない
集落までの道が微妙に長い
なーんもないつまらない場所に嫌気がさしてきた
長い田んぼ道を抜けると1軒の家があった
どこにでもある普通の家
それから私は橋を渡り少し歩いた
「朔夜さーん」
ずっと抱えていた猫が私の腕から飛び出ていった
猫は川の方へと向かった
猫を追いかけると朔夜さんがいた
声をかけようとしたその時ものすごい風がふいた
風で揺れた髪が目に入った
痛くてしばらく目を抑えていた
視線を戻すとそこに朔夜さんはいなかった
恐怖で吐き気が私を襲う
ラムネが食道を上がってきた